川上和生のレビュー一覧

  • 100年見つめてきました

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    あなたは、100年変わらず同じ場所で世の中の移り変わりを見たとしたらそこに何が見えてくると思いますか?

    医療技術の進歩もあって人生80年と言われていた人の一生も今や人生100年という言い方で語られるようになりました。100年という時間は長いものです。そんな長い時間の中で人はライフスタイルの変化に伴って居場所を変えてもいきます。同じ場所で100年を過ごすということも少ないと思います。

    今の世の中、変化しないものはないという位にさまざまなものが変化し続けています。例えば大阪という街を見ても今から80年前にはB29の襲来による大空襲で多くの人命が奪われました。しかし、その後の復興によって幸せな暮

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    2024年09月16日
  • 100年見つめてきました

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    ネタバレ

    建物に意識があったら•••。

    こんなふうに、自分の周りの世界を見て、さまざまな出来事を体験していくんだろうな。

    この作品の語り手、「飛行塔」に感情移入する子どもたちが沢山いたらいいな。

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    2024年09月27日
  • 100年見つめてきました

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    生駒山上遊園地(奈良県)にある飛行塔は現存する日本最古の大型遊具。その飛行塔が主人公の語り部となり、世代を超えて人々の営みを見守る。1929年からの歴史なので、近代化や戦争を体験していく。
    語り部が飛行塔なのに、すんなり言葉が染みていくのがさすがの構成力だとおもった。また、戦争が物の目線から語られるので客観的にスムーズに読めた。戦争のお話としても、時代の移り変わりを読める児童書としても良かった。
    4年生くらいから。

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    2024年02月08日
  • 100年見つめてきました

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    ネタバレ

    生駒には一度だけ行ったことはありますが、
    飛行塔はよく覚えていません。ごめんなさい…

    戦時中は鉄は全て没収されたのだと思っていましたが、軍事利用というのも考えてみればアリですよね。
    塔本人(!?)としては不本意かもしれませんが、
    それで今日まで存在しているという運命的なモノ。

    飛行塔がいつまでも子どもたちの歓声とともに
    いられますように。

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    2024年02月07日