労組との交渉の概観をわかりやすく提示する良書。人事担当者や社労士先生を対象に書かれているが、弁護士にとっての最初の一冊としても最適と思う。文体も優しくレイアウトも負担にならないリーダブルなものであり、組合との交渉についてアウトラインを押さえるのに最適と感じた。
類書と比べて具体的なエピソードや現場で
...続きを読むの言動についての細かなアドバイスという点では見劣りするが、一通りのイメージをまず頭に入れるためには、これくらいのコンパクトさが適している。
救済申立手続きの段取りやあっせんなどについても一通り見渡せるようになっており、網羅性が高い。類書と合わせて読むのがよいだろう。