ミシェル・ド・セルトーのレビュー一覧

  • 日常的実践のポイエティーク

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    ネタバレ

     合理性や理性みたいな、いわゆる「理系」的なものを重要視する現代。でもやっぱり理性だけじゃ解決できないことあるよね?科学だけが正しいとは限らないよね?と問いかけられる本。
     「海獣の子供」という漫画内でも、宇宙の総質量のうち90%以上は観測できない「暗黒物質」だと言われていた。科学は役に立つけど科学の目では見れないところも沢山あって、そういう問題をどう乗り越えるのか、興味深いものが沢山ある本だった。
     夏目漱石が言っていたが、回向院の相撲の如く、人生は案外力づくで、無理矢理で、非合理的にどうにかするものかもしれない…。

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    2022年02月08日
  • 日常的実践のポイエティーク

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    『その時ひとは、ページをよこぎって漂流し、旅をする目はおもむくままにテクストを変貌させ、ふとしたことばに誘われては、はたとある意味を思いうかべたり、なにか別の意味があるのではと思ってみたり、書かれた空間をところどころまたぎ越えては、つかの間の舞踏をおどる』―『解説』

    ヴィトゲンシュタインが定式化した「語り得ぬもの」について、ミシェル・ド・セルトーは「沈黙」することなく、訥々と語り続けてゆく。たとえ「語る」という行為を文字に起こした瞬間から、行為に含意されていた意図を失った屍となって「他者」に委ねられてしまうものと理解していても、この知の巨人はその限界に挑み続ける。自分はその「意図」なるものを

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    2021年05月21日
  • 日常的実践のポイエティーク

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    あまり理解できていないがメモ。
    自己から排除したものによって自己を差異化し、自己を定立する。
    自己に固有な場のない、他者にお仕着せられるような領域でも、戦術によって他者の空間を利用し、なんとかやっていく。

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    2021年11月03日