デニス・プロフィットのレビュー一覧

  • なぜ世界はそう見えるのか 主観と知覚の科学

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    身体が考えを創るという考えが自分にもしっくりくる。
    ただ事実を述べるだけでなく、バイアスを避けるための実験結果に触れているところもよい。
    手にしろ目にしろひふにしろそこから入ってくるもので自分たちは判断していることを肝に銘じる

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    2025年02月10日
  • なぜ世界はそう見えるのか 主観と知覚の科学

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    恐怖に駆られると、大きく見えたり近く感じたりする。
    手が先にできて、それを使いこなせるように、脳が発達した。
    VRを通すと、知覚に変化が出る。
    稲作の地域は協力しないと米が作れないので、協力的。逆に麦やとうもろこしを作っている地域は、それほど協力しなくてもなんとかなるので、個人的。

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    2025年01月15日
  • なぜ世界はそう見えるのか 主観と知覚の科学

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    暗黙知とは、どこか交わらないのが面白い。生命現象としてよりも、人権や集団認知の有り様に主軸があるのかな。
    ガットフィーリングや、流暢性の話は、交わってもよさそうだった。

    フェイクニュースと身体化の話は、今の兵庫、立花事件そのものだな。もろブルシッターだもん。経験則によるコスト低減化を採用してしまう、真理の錯誤効果。

    古来の日本文化は、うつ病対処の末に確立してきたのかもとも、思った。そうでもしないと、やってられないと。和歌や短歌への無常観を写す感性などね。

    末期の京都も住みヅラかったのだろうな。
    帰属から外れる、現代の寄るべ無き民、ネット民か。

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    2024年12月24日
  • なぜ世界はそう見えるのか 主観と知覚の科学

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    ヒトが認知している「ものごと」は、外界を忠実に映し出したものではなく、なんらかの偏りを経た結果であることを書いた本。
    まあ「バイアス」なのだが、この語は特定の偏りについて用いられる傾向があるので適切なのかわからない。
    本書は「アフォーダンス」についての本だと述べるのが適切なのだが。

    特に面白いのが身体の状況によってヒトの認知が変わってくるということ。
    坂道がどれほどの角度だと思うかは、坂の登りやすさによって異なる(元気な体育会系は緩やかな角度を答え、高齢者や身体の不自由な人は急角度を答える)。
    その一方で自分の身体で角度を示すと誰もがかなり正確な回答をする。

    このように、大脳を経由した「考

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    2024年11月02日
  • なぜ世界はそう見えるのか 主観と知覚の科学

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    本棚に追加するかとても迷うけど読み返すことがなさそう…でも人に勧めたいしすごくいい本だ悩ましい。4.5にしたい。

    発達(赤ちゃん)や子育て、差別など主観と知覚をテーマに取り上げられていてどれも興味深い内容だった。翻訳が読みやすいのもだいぶ救いになっているありがたい。。

    あなたが世界を見ているのではない。あなたが見ている世界を見ているのだ。

    客観視なんて概念はないのかもしれない。みんな見え方考え方が違う。生きていればなんとなくそれは分かるけれどこの本を読むと明確に違うことがわかる。全てが違う。怖くもあるが面白くもある。

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    2024年09月04日
  • なぜ世界はそう見えるのか 主観と知覚の科学

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     人の知覚、感情、思考は、脳だけでなく、自らの身体的特徴、今いる環境、育ってきた文化に大きく依拠することを心理学的知見からわかりやすく解説する一冊。
     いわゆる決定論の立場に連なるが、宿命論ではなく、人の感情・思考もまた同じように外部の影響を受けて変われる、ということを明らかにしてくれる。
     昨今、AI(人工知能)が進化し、人間も「脳」の重要性がクローズアップされるが、身体、環境、文化の影響を受けるかどうかで、AIと人間とは決定的な差異があると感じた。

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    2024年02月26日
  • なぜ世界はそう見えるのか 主観と知覚の科学

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    ネタバレ

    思考が世界を理解するのでなく、肉体(五感)の知覚が思考に大きく影響する。
    逆に知覚を反応させることで思考に影響を与える(偏見やバイアスを増減する)ことができる。
    自分の中にある偏見は、人類の先祖がどのような暮らしをしてきたかによって現代まで伝わっているというのはちょっと眉唾だが一定の説得力はある。

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    2024年10月04日