高原美由紀のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
片付けの本をいくつか読んだが、その中でも新しい学びが多い本だった。
高原さんの新しい著書が出たらまた読みたい。
◾️学んだ点
・「動物は片付けないのがスタンダード」というフレーズに救われた。片付けを義務だと感じると、できていないときに自己肯定感が下がる。片付けられないのが当たり前なので片付けられたときにできた自分を褒められるようにするとうまくいくかも。
・物の住所は全部決めなくてもいい。来客時などにとりあえず目の前のものを消すための「これゴソ収納(『これ』と言える範囲に、散らかったものをそのままゴソっとしまえる目隠しの収納)」は私の性格に合いそう。
・右視野と左視野のどちらが優位かによっ -
Posted by ブクログ
空間デザイン心理学。
この視点はすばらしい。
かっこいいレイアウトの家、部屋を作っても、中に住む人たちに寄り添ってなければ
だいなし!ということ。
逆に言えば、ちょこっと家具のレイアウトを変えるだけで家族がハッピーになる、
ということ。
そうした事例を、心理学、脳科学を加味した一級建築士が紹介する。
なんたって住まいにマズローも登場する。
快適な暮らしとはそういうものだ。自己実現、承認。
そういえば我が家も最初の家はキッチンがリビングと別の場所にあって、
妻が嫌がったな。仲間外れ感があったようだ。
この本もまさにそれをいっている。アイランドキッチン万歳!と。
目の付け所の良い本だ。 -
家が人生にこれほど影響している
家が自分や家族の人生にこれほどまでに影響していることに驚きました。
もし、この本をもっと早く知っていたら…離婚にならなかったかもしれないと思いました。
夫はただ普通にリビングで過ごしていただけだったのかも。ただソファやキッチンの向きが悪かっただけだったのかもしれません。
そこに気づかず、キッチンでいつも孤独や疎外感を感じていました。
実はずっと私のことをほったらかして好き過ごす夫のことを責め続けていましたが、この本を読んで、夫が悪かったのではないんだということに気づかせていただき、涙が止まりませんでした。
私たちが住んでいた家は新築で購入したものでしたご、間取りを家族のコミュニケーションの観点 -
Posted by ブクログ
あと2ヶ月で2023年も終わる。
すっかりゴチャごチャした「汚部屋」を整理したいなあと思ったときに見かけたのが今回の本。
「ちょっと変えれば人生が変わる!」とあるので、もしかして「ときめく」のあの人と同じでスピリチュアルな感じの本かなと思ったが、そうではなかったので一安心。
著者は、空間について以下のように述べている。
空間は意思よりも強く、人生に影響します。だから住いを、あなたの人生を応援してくれる空間にしましょう。
それだけに人生の多くの時間を過ごす部屋の空間に気を配る必要があった。
今まで、この視点で部屋づくりをしたことがなかったの -
Posted by ブクログ
ネタバレこれは、一般的な片付けの本や、リフォームの本とは違う視点からの、「その部屋で暮らすための本」だと思う。
書店で、帯に書かれたイラストに、ん?と手にとった。家具の配置が違う絵で、どちらが家族の会話が増えるか?と問うていた。
すてきな部屋って、おしゃれな家具と、スッキリした収納、照明、窓から見える景色、そういうことだと思ってた。
それらも大事。でもまずは、お金をかけて何かを買ったり工事したりする前に、椅子の向きを変えるだけで変わることがある。テーブルやテレビの位置を変えるだけで。
キッチンから、ソファに座る夫の背中が見えて、その先にテレビが見えたとする。
たしかにこれだと会話は生まれない。目線も