ウィル・カーヴァーのレビュー一覧

  • 神は俺たちの隣に

    Posted by ブクログ

    「これは原因と結果の、地球上のすべてのもの、すべての人の相互のつながりについての物語だ。共感と理解、相手に耳を傾けること、正しい問いかけをすることについての。」

    帯や裏表紙のあらすじには「サスペンス」、帯裏のコメントには「犯罪小説」という言葉が使われていて、それも目当てで手に取った扶桑社文庫の一冊。
    サスペンスで不安や緊張感に脅かされ取り戻そうとするのは平穏だと思っていた生活で、犯罪小説で解決しようとするのは事件や問題と同時に、というかそれ以上に自らの人生なのだけれど、もし、その物語の語り手が「神?」なのだとしたら、あるいはそう書こうとしたなら、そこで取り戻そう(やりなおそう)と、解決しよう

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    2024年12月17日