大路直哉のレビュー一覧

  • 左利きの言い分 右利きと左利きが共感する社会へ

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    読んで勉強になる右利きのための左利き講座

    右利きの自分には思いもしなかった左利きへの差別や疎外感があって、扱いを無視してしまいやすいことにこれほどまで考えさせられるものがあっただろうか。
    確かに左利きの人を見て楽そうとは思ったことはないし、右利きの自分には当たり前に過ごせてしまう社会だからこそ見落としてしまうのが左利きへの配慮なのかと実感できました。
    左利きのために書かれた本とは思わないでください、これは誰もが通るべきはずのあなたの本です!

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    2024年08月02日
  • 左利きの言い分 右利きと左利きが共感する社会へ

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    古本屋で偶然見つけた本書。
    左利き当事者として存分に「言い分」を噛みしめたく購入。

    日常生活における不便さの代表格、駅自動改札での腕クロス問題。これは長年そういうもんだとこなしているせいか、無意識下にあり不便性を実感する機会はもうないな。寧ろ、どちらの手でタッチしているかすぐに思い出せに程自然な動きとなっている。耳目を集める例だが取り立てて不便さを喧伝するほどではないかなーという個人的な感想。

    本書による発見は、「左利きの不便益」という概念。日常的に小さな不便さや躓きに苛まれているからこそ、他者を気遣う共感力が培われるのだという論。これは最近はやりのネガティブケイパビリティに通ずるのでは。

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    2025年11月03日
  • 左利きの言い分 右利きと左利きが共感する社会へ

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    私も字を書くのを矯正された一人。その他も練習させられた記憶があるが左利きのまま。
    やはりストレスだったのだろう。

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    2024年04月06日
  • 左利きの言い分 右利きと左利きが共感する社会へ

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    左利きの妹がいるので、興味を惹かれて読んだ。右利き優位の社会の中で、左利きが受けるストレスを、もっと想像して、生活していきたいと思った。
    家族に左利きがいる人ならば、左利きの人の箸を並べる時は左側に持ち手が来るように、だとか、外食の際には左側にぶつからないように座るといった配慮ができると思うのだが、周りに左利きがいない人はそれを想像する機会がない。
    この本や、左利き協会からの発信などによって、互いの違いを知り、共にストレスなく生きられるように協力することが大事だと改めて感じた。

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    2023年09月16日
  • 左利きの言い分 右利きと左利きが共感する社会へ

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     私も左利きなので、この本はとても気になった。左利きは幼稚園に上がって集団生活するようになると、嫌でも自分が周囲と違うことを自覚させられる。例えば「お箸を持つ手を挙げて」と言われて、みんなと逆の手を挙げてしまうからである。したがって、左利きは利き手について物心つく前から自覚的な場合が多く、どうして左利きが生まれてくるのかや、社会や歴史において左利きがどう扱われてきたかということに、自然と関心が向くようになる。かく言う私も著者と同じように、大学では民話の中で左利きあるいは左という概念がどのように描かれているか、レポートを書いたことがある。
     だが、「人類の一割は左利きなんだから、世間はもっと左利

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    2025年08月18日
  • 左利きの言い分 右利きと左利きが共感する社会へ

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    左利きを理解することは、インクルージョンに繋がる。

    たまたま左利きの文字の書き方を調べていたところ、本書の存在を知った。国内だけでなく国外も含めた左利きに関する歴史、左利き誕生の遺伝的な話などは、意外と知らなかったなと気づきながら読んでいた。

    矯正による悪影響や左利きの著名人も触れるなど、左利きへの理解を右利きの方に深めていただくという意味で、左利きの人間としてはこのような本が出るのは有難く感じた。

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    2025年05月20日
  • 左利きの言い分 右利きと左利きが共感する社会へ

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    時分が左利きなのでなんとなく手に取った本。知識としてなるほどと思う部分が多くてよかった。
    これを読んで左利きに興味を持つ人が増えたらとってもうれしい。

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    2025年02月26日
  • 左利きの言い分 右利きと左利きが共感する社会へ

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    左利きである事に対して、多少の不便と習字だけ自分で右にした事を除き、格別不満を感じた時はなかったが、随分寛容になったものだと思う。

    世の中の色々なマイノリティも、不便と周りに合わせなければいけない時もあるけど一種の個性だよね、位で当事者もマジョリティも肩肘張らないで暮らして行ければ、と感じた。

    谷島屋書店本店にて購入。

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    2023年10月29日