大路直哉のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
自分自身が左利き当事者であるため、タイトル買いした1冊。左利き学入門のような1冊です。
生物的、統計的、歴史的、民俗的、文学的...様々な視点からの文献や論文を用いて左利きについてを論じていてとても勉強になりました。何気なく左利きとして生活していたのですが、左利きに関する記述は世の中にこんなにも溢れていたんですね...興味深かったです。
現代となって「あるある!わかる!不便だよね」というちょっとした共感だけで済む部分も多いけれども、歴史を辿れば左利きは想像以上に苦労を強いられていたのだということも深く印象に残りました。
右利き・左利きっていうのはひょっとしたらかなり身近なマジョリティ・マイ -
Posted by ブクログ
古本屋で偶然見つけた本書。
左利き当事者として存分に「言い分」を噛みしめたく購入。
日常生活における不便さの代表格、駅自動改札での腕クロス問題。これは長年そういうもんだとこなしているせいか、無意識下にあり不便性を実感する機会はもうないな。寧ろ、どちらの手でタッチしているかすぐに思い出せに程自然な動きとなっている。耳目を集める例だが取り立てて不便さを喧伝するほどではないかなーという個人的な感想。
本書による発見は、「左利きの不便益」という概念。日常的に小さな不便さや躓きに苛まれているからこそ、他者を気遣う共感力が培われるのだという論。これは最近はやりのネガティブケイパビリティに通ずるのでは。 -
Posted by ブクログ
私も左利きなので、この本はとても気になった。左利きは幼稚園に上がって集団生活するようになると、嫌でも自分が周囲と違うことを自覚させられる。例えば「お箸を持つ手を挙げて」と言われて、みんなと逆の手を挙げてしまうからである。したがって、左利きは物心つく前から利き手に関して自覚的な場合が多く、どうして左利きが生まれてくるのかや、社会や歴史において左利きがどう扱われてきたかということに自然と関心が向くようになる。かく言う私も著者と同じように、大学では民話の中で左利きあるいは左という概念がどのように描かれているかレポートを書いたことがある。
だが、「人類の一割は左利きなんだから、世間はもっと左利きに