左利きの言い分 右利きと左利きが共感する社会へ

左利きの言い分 右利きと左利きが共感する社会へ

999円 (税込)

4pt

3.6

「自動改札機を通過するとき、腕をクロスさせなければならない」「ハサミや定規、スープをすくうレードルが扱いにくい」など、左利きならではの不便は多々存在する。さらに、かつては左利きだと結婚に差し障りが生じたことすらあったという。中国の古典『礼記』に「食事をする手は右手」と記されているため、日本では長らく左手で箸を持つのは不作法と見なされ、左手で箸を持つ女性は「親の躾がなってない」と判断されることがあったのだ。本書では左利きの苦難の歴史と現状を解説し、左利きが暮らしやすい社会を生むための取り組みも紹介。坂本龍一や石原慎太郎など左利きの著名人のエピソードも語る。 ●人類における左利きの割合――世界と日本 ●なぜ左利きが誕生するのか? ●「左利きは九年寿命が短い」説 ●儒教の教え――「食事をする手は右手」 ●日本神道の教え――「左は右よりも尊い」 ●左利きだとお嫁にいけない!? ●「左利きは右脳型」説は本当? ●左利きの才人、偉人たち ●左利きへの共感を示した米津玄師

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左利きの言い分 右利きと左利きが共感する社会へ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    読んで勉強になる右利きのための左利き講座

    右利きの自分には思いもしなかった左利きへの差別や疎外感があって、扱いを無視してしまいやすいことにこれほどまで考えさせられるものがあっただろうか。
    確かに左利きの人を見て楽そうとは思ったことはないし、右利きの自分には当たり前に過ごせてしまう社会だからこそ見落

    0
    2024年08月02日

    Posted by ブクログ

    古本屋で偶然見つけた本書。
    左利き当事者として存分に「言い分」を噛みしめたく購入。

    日常生活における不便さの代表格、駅自動改札での腕クロス問題。これは長年そういうもんだとこなしているせいか、無意識下にあり不便性を実感する機会はもうないな。寧ろ、どちらの手でタッチしているかすぐに思い出せに程自然な動

    0
    2025年11月03日

    Posted by ブクログ

    私も字を書くのを矯正された一人。その他も練習させられた記憶があるが左利きのまま。
    やはりストレスだったのだろう。

    0
    2024年04月06日

    Posted by ブクログ

    左利きの妹がいるので、興味を惹かれて読んだ。右利き優位の社会の中で、左利きが受けるストレスを、もっと想像して、生活していきたいと思った。
    家族に左利きがいる人ならば、左利きの人の箸を並べる時は左側に持ち手が来るように、だとか、外食の際には左側にぶつからないように座るといった配慮ができると思うのだが、

    0
    2023年09月16日

    Posted by ブクログ

     私も左利きなので、この本はとても気になった。左利きは幼稚園に上がって集団生活するようになると、嫌でも自分が周囲と違うことを自覚させられる。例えば「お箸を持つ手を挙げて」と言われて、みんなと逆の手を挙げてしまうからである。したがって、左利きは利き手について物心つく前から自覚的な場合が多く、どうして左

    0
    2025年08月18日

    Posted by ブクログ

    左利きを理解することは、インクルージョンに繋がる。

    たまたま左利きの文字の書き方を調べていたところ、本書の存在を知った。国内だけでなく国外も含めた左利きに関する歴史、左利き誕生の遺伝的な話などは、意外と知らなかったなと気づきながら読んでいた。

    矯正による悪影響や左利きの著名人も触れるなど、左利き

    0
    2025年05月20日

    Posted by ブクログ

    時分が左利きなのでなんとなく手に取った本。知識としてなるほどと思う部分が多くてよかった。
    これを読んで左利きに興味を持つ人が増えたらとってもうれしい。

    0
    2025年02月26日

    Posted by ブクログ

    左利きである事に対して、多少の不便と習字だけ自分で右にした事を除き、格別不満を感じた時はなかったが、随分寛容になったものだと思う。

    世の中の色々なマイノリティも、不便と周りに合わせなければいけない時もあるけど一種の個性だよね、位で当事者もマジョリティも肩肘張らないで暮らして行ければ、と感じた。

    0
    2023年10月29日

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