佐野ゆかのレビュー一覧

  • リミナルスペース

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    不気味で非現実な空間「リミナルスペース」の美学を語る。絵画、映画、ゲームなど関連作のガイドとしても秀逸だ。マグリット、キリコ、ダリ、「シャイニング」や「サイレントヒル」は勿論、「バックルーム」も解説。新しい恐怖の形を知りたい人はぜひ。

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    2025年11月28日
  • リミナルスペース

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    「The Backrooms」や最近だと「8番出口」などで注目されたインターネット美学の一つリミナルスペースについての本。

    リミナルスペースとは謂わば建築空間における「不気味の谷」のようなもので、駅や通路といった日常空間がある瞬間に無人化するなどにより、見慣れた光景であるにも関わらず不安や恐怖を感じてしまうようなイメージのこと。

    この本では、近年のインターネットミームとして消費されているものに留まらず、リミナル的な図像を集めて「リミナルスペース」とは何かということを読み解いていく。多数の図版を収録しており「リミナルスペース」の図録としても愉しめるつくるだが、テキストの方もなかなかのボリュー

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    2025年11月13日
  • リミナルスペース

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    リミナルスペースと呼ばれる不気味さや不安を煽る空間表現についての本。絵や写真、映像作品、ゲームなど幅広いコンテンツを取り上げて、その条件や表現方法を論じている。ブームとなるまでの経緯もわかって、ぐぐっと知識が増えた感じがする。写真集的に買ったつもりだったけど、文章の内容が濃くて読みごたえ抜群。

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    2025年11月30日
  • リミナルスペース

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    面白かった。このジャンルに関する書籍がほぼないので、ある程度体系的にまとまったものが読めて良かった。ノリとしては論文とエッセイの間?みたいな感じ。全体的に構成はまとまっているけど、つらつら書かれていて読みにくい箇所もあった気がする。
    著者も言っているとおり、あくまで著者の視点での考察本なのでこれが正解とは限らないけど、リミナルスペースについて深く知る資料としては良かったように思う。

    余談だけど、結構がっつりめに紹介されていた本が日本だと絶版になってて悲しかった(本国では普通に売ってるらしいけど)。

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    2025年10月13日
  • ピエール・エルメ語る マカロンと歩む天才パティシエ

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    「過去については記憶喪失だ」

    ピエールエルメの創造の根幹
    →センス(意味と感覚)の探求

    意味をとらえる言葉
    五感で蓄えられていく思い出の重要性

    そのために、
    ワイン醸造学→語り方を知る、的確な言葉
    常に読書
    詩と演劇をこよなく愛し、コメディーフランセーズを出来る限り見に行く

    思い出を五感で蓄える
    →日々の生活、仕事、旅行、展覧会、読書、映画、観劇
    特に「役に立たない」と言われていること

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    2024年08月31日
  • リミナルスペース

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    ネタバレ

    お恥ずかしながら、リミナルスペースという言葉自体知らなかったので、あの不気味なものには名称があったのか!と驚きました。
    よくホラー映画を観て感じる、不穏な気持ちになる場所、シーン。そう思う理由が明確に言語化されている。自分の経験や記憶を通して見ることにより、感情が甦り不安定な気持ちになる。だから私は恐怖を感じるのかと考えさせられました。
    ホラー映画が好きな人、ただ単に怖いものが好きな人もいると思います。けれどリミナルスペースを知って、理解しているから怖さの中にある美しさをも楽しんでいるのかなと考えさせられました。

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    2025年10月23日