村上由鶴のレビュー一覧

  • アートとフェミニズムは誰のもの?
    アート分からないと思っている人におすすめの本
    フェミニズムの印象もこの本でガラッと変わるはず
    著者が写真美学専門なので写真作品多めだけど面白く読めた
  • アートとフェミニズムは誰のもの?
    性差別問題については、個人的に関心を持って目にした記事や書籍を読んで理解をし、日々の生活の中での言動を気にする様にしているが、それでも無意識のうちにそのつもりは無くても、差別的な言動をしてしまったと後から思う事は多々ある。
    自分の育った環境や教育の影響だと思うので、これが解消されるのは、何世代もかけ...続きを読む
  • アートとフェミニズムは誰のもの?
    フェミニズム批評、フェミニズムアートについて、一般人にわかりやすく紹介した入門書。非常に平易な言葉で書かれており、大変わかりやすかった。

    アートの世界の敷居の高さ、高慢で排他的なありようを批判している。差別を上位/下位、中心/周縁の構造で捉え、声をあげ始めた下位/周縁の人々の中で、さらに下位/周縁...続きを読む
  • アートとフェミニズムは誰のもの?
    アートとフェミニズムという、一見よく内部が見えないもの同士を互いに関連づけながら読みといていく新書。
    中立的な文体で安心して読み進められた。

    上位⇔下位/中心⇔周縁という構造が、社会的にも歴史的にも繰り返し表れていることが分かった。
    フェミニズムに関心があり読んだが、現代アートの課題も知ることがで...続きを読む
  • アートとフェミニズムは誰のもの?
    クリストを初めて知ったのはマイアミの島をピンクの布で包むプロジェクトからだったかな…その時の作品クレジットは確実にクリスト単独でした。しかし、いつだったか忘れちゃったけど、過去の作品を含めすべてを彼のパートナーであるジャンヌ=クロードと連名にすると宣言したのに驚いたことを思い出しました。本書で紹介さ...続きを読む
  • アートとフェミニズムは誰のもの?
    Twitterで過度に行われるフェミニズム批判、変だと思ってた。何故そこまでしてフェミニズムを嫌悪するのか。

    フェミニズムを知ることで、自分が女として過去に受けてきた性的な眼差しや消費、評価、態度、言葉が蒸し返されて辛くなった。
    でも、この辛さに蓋をしてはいけない。蓋をして黙っていることは今の権威...続きを読む