古林英一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
いわゆるお上が胴元である公営ギャンブルの話です。
競馬は農水省、競輪とオートレースは経産省、そしてボートレースは国交省です。
その歴史を紐解くと、馬やオートバイなどはその発展が国の成長と結びついてい
るのがよく分かります。
馬は自動車の普及以前は主要な移動手段であったし、自転車やオートバイも同じ
です。
しかしボートだけは何となく異色な感じがしませんか?それには理由があるので
す。
この本では特にボートレース発展の謎を中心にしているわけではありませんが、
4つの公営ギャンブルがどのような歴史を経て、今に至るのかを解説しています。
現在は省庁役人の天下り先などではなく、さりとて資金づ -
Posted by ブクログ
公営競技とは、競馬、競輪、ボートレース、オートレースなどの公営ギャンブルのこと。公営競技の始まりから今日までの変遷を、経済、政治的な観点で紹介する。
各公営競技の歴史についてまとめた本はあるが、4つの競技全体を俯瞰した本は。これが初めてかもしれない。新書に簡潔にまとめてあって、大変面白かった。
自分も競馬をやるので、JRAの歴史についてはある程度知っていたが、その他の競技については関心がなくて全く知らなかった。JRA の売り上げが大きいことは、ニュースなどで報道されるけれど、意外にボートレースも人気がある。ボートは、ギャンブル初心者が入りやすいという話など、著者の経験も含めて様々なエピソードが -
Posted by ブクログ
公営ギャンブルである競馬、競輪、オートレース、ボートレースの歴史や売上規模、運営など
を大学教授が掘り下げて肯定的な視点でまとめている。
自分はギャンブルには全く興味がなく、それぞれのルールや買い方も知らない。よく耳にはしてきた「ノミ屋」の定義や、自治体が運営してその収益がかなり貢献してきたこと、政治家・官僚達との対立や支援の歴史など、なかなか興味深い話が多かった。
自分が子供の頃はまだこうした競技に負の側面の方が多い印象があったが、現在はだいぶ変わってきている。産業として支えている人達がいて、健全な需要もあるのは先人達の努力の賜物だ。