【感想・ネタバレ】公営競技史 競馬・競輪・オートレース・ボートレースのレビュー

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Posted by ブクログ

知ってるようで知らない公営競技。、競馬、競輪、オートレース、ボートレース。日本独自に発展したギャンブルの歴史。

このテーマを描いた本は珍しいだろう。ある意味CMなどで身近な競技、これだけ深く掘り下げたという点だけでも面白い。

迷惑施設として、また道徳的な嫌悪感から廃止されることもありながら現代まで存続。産業振興や馬事振興の目的とは離れたが、今でも売り上げは7兆5千億円、防衛予算の1.7倍というから驚き。

自分の勤務地の市がなぜか多摩川競艇に関わっている(府中市は平和島競艇)を機に読んでみたが思わぬ掘り出し物でした。

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2023年12月29日

Posted by ブクログ

公営競技とは、競馬、競輪、ボートレース、オートレースなどの公営ギャンブルのこと。公営競技の始まりから今日までの変遷を、経済、政治的な観点で紹介する。
各公営競技の歴史についてまとめた本はあるが、4つの競技全体を俯瞰した本は。これが初めてかもしれない。新書に簡潔にまとめてあって、大変面白かった。
自分も競馬をやるので、JRAの歴史についてはある程度知っていたが、その他の競技については関心がなくて全く知らなかった。JRA の売り上げが大きいことは、ニュースなどで報道されるけれど、意外にボートレースも人気がある。ボートは、ギャンブル初心者が入りやすいという話など、著者の経験も含めて様々なエピソードが紹介されており勉強にもなった。2000年代にJRA競馬を始めたので、自分の中ではこの頃が競馬の基準になっている。JRA基準の感覚で、地方競馬に行くと随分古臭さを感じたものだが、昔はそれが普通だったらしい。(馬券の発売方法やオッズの決め方など) ある意味、タイムスリップしたような印象があった。しかしネットで投票券が買えるようになると地方との差が小さくなるとともに、地方競馬も息を吹き返したという話は面白かった。(アイドルホース、ナイター開催、ネット投票の流れ)
著者は、今後売り上げが頭打ちになるという予測をしているが、これが当たるか、また5年ぐらい経って、その後の状況を追補版として考察してもらいたいと思う。
すぐに当り外れの話にしてしまうのが、競馬ファン(^^;)。

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2023年11月11日

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