アムリヤ・マラディのレビュー一覧

  • デンマークに死す

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    ネタバレ

    こんなにも男前でかっこよく、ただ時折りみえる弱さに人間味を感じて、
    主人公のゲーブリエル・プレストに出会えたことが、心からうれしい。
    彼は私立探偵、副業でブルース・ミュージックのギタリストをしている。
    ユーモアのセンスがあり、とんでもなくお洒落(度々のファッションの描写を、読むたび心待ちにしていた)。
    家具も相当のこだわりがあり、自宅の改修に10年ほど取り組んでいて、いまなお進行中(十八世紀フランスの年代物の浴槽、スペイン製の白と黒のアンティークセラミックタイルなどなど)。
    そして、めっぽうもてる(鮮烈に描かれる女性たちがなんとまあ美しい)。
    ただ、独身であり、相当折り合いがつかなかった元妻と

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    2024年07月26日
  • デンマークに死す

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    オシャレでイケメンの私立探偵が主人公のハードボイルド系ミステリー。先日、ユダヤとドイツの新書を読んだので、強く思うのだが、かつてデンマークもナチスの手先となりユダヤ人を迫害したとか、デーン人以外のデンマーク人を差別するとか、歴史小説の様な展開もあった。キルケゴールの引用も多々あって作者のデンマーク愛を感じた。

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    2023年10月17日
  • デンマークに死す

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    ネタバレ

    帯に「北欧ノワール」とあったが、北欧ミステリーと西欧・東欧ノワール好きな私には、ノワールの陰惨さは少しも感じられなかった。
    ブランド物で洒落た装いに身を包み、酒と女と音楽を愛し、それなりに家族、友人に恵まれたプレストが、タイトルに「デンマークに死す」とあるように、殺されるのではないかと、そのドキドキ感に引っ張られ、最後まで楽しめました!
    それにしても、出番がわずかしかない人物までもが、しっかりフルネームで出てくるから、ざっと80人程の名前が入り乱れて、それでなくとも北欧物は名前が難しいのに、、、誰だった?と確認しながら読み進めました。作者がシリーズを予定しているらしく、やはり、次が出たら読んで

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    2023年10月02日