その日にあった人それぞれの出来事や喜怒哀楽の感情を全て優しく包んで緩やかに消化してくれる夕暮れ時は、『ゆうやけに とけていく』という表現がしっくり。
誰かの汗やふくれっつらや思い出や涙がとけた美しい夕焼けは、やがてキラキラ瞬く満点の夜空へと変わる…。普段の生活の夕方はバタバタと慌ただしく過ぎ去っていくけれど、この絵本でノスタルジックに描かれたかけがえのない今日という日の終わりをゆっくり味わえた。
7歳の息子の反応を見ていると、小学生にはまだこの夕方の感じを心で受け止めるには早いかもしれないなぁw