幼少期から覚せい剤所持、現在に至るまでの坂井法子の自叙伝。
タレント本のランキング1位ということで気になって購入。売り切れの店舗が多く、4件目の本屋でようやく置いてあった。
何で覚せい剤をやってしまったのか。と誰もが疑問に思うがこの人の場合は「夫との共通意識を持てる何か」が始まりだったようだ。自
...続きを読む分の理想の夫婦と掛け離れ次第に距離間が出来てしまった時に埋めてくれたものが書覚せい剤だった。と本著で述べている。
共通意識を持ちたいというのが分からなくはないけれど手段を間違えてしまった。芸能人であるがゆえなかなか普通の人と同じような解決法を見いだせなかったのだろうけどね、それに幼少期の家庭も結構複雑で母親が何回も変わったりとしてるみたいだし。のりぴーを演じてた頃はずいぶんいつまでも女子中学生みたいじゃいられないと葛藤してたみたいだし(でもそれは乗り越えたみたいね)
ただこの贖罪を書いたからには覚せい剤は2度とやらないでほしい。
また、もう少し赤裸々に深いところまで話してほしかったのと、これからの事がほとんど未定と言われていたので自分が社会に向けて何が出来るかをしっかりと考えてほしい。そして出来ればそれは芸能界じゃない事を願ってる。
cf 偉そうにレビューを書きましたが、こういう著名な人がもう一度再起して、例えば福祉だったり薬物防止のPR活動だったりをホントに真摯にし続けたりすれば、社会に大きな良いインパクトを与えられるんじゃないかなと思います。言葉に深みが出ますものね。