NHK取材班 杉本宙矢・木村隆太のレビュー一覧

  • 日本一長く服役した男

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    「更生は道のりであってゴールではない。」
    「更生に正解はない。」
    「更生は一人では決してできない。助けてくれる誰かと出会えるかどうかだ。」
    他人事ではありません。自分がそうであっても何の不思議もありません。
    重い言葉が考えさせられます。

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    2024年02月28日
  • 日本一長く服役した男

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    でも、人殺したしなぁ……と思っちゃう。
    少しでも冤罪の可能性があるならダメだけど、人殺してるから更生の機会が与えられるだけましだし、自分で死に方を希望できるだけありがたいじゃん。と思っちゃう。

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    2025年07月06日
  • 日本一長く服役した男

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    刑務所で長く過ごしたためについてしまう習慣があることと、仮出所して全く違う環境に順応しつつ社会復帰している人もいるのだということが知れました。

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    2025年07月02日
  • 日本一長く服役した男

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    面白かったしとても考えさせられた。
    61年間服役、日本最長の無期懲役囚の仮釈放。
    これだけで取材者としてはめちゃくちゃ興奮するだろう。
    その情報をとったのがまずすごいし、そこから帰住先の施設を割り出したり、服役中の無期懲役仲間を見つけ出したり、被害者への接触にも成功したり、取材力には素直に圧倒された。
    私もこんな仕事をしてみたい。

    その上で、たしかにまとめるのが難しいテーマだと思う。
    「無期懲役囚は自分の犯した罪をどう受け止めているのか」というのが取材の始まりの問い(とても共感)だったけど、結局どう考えているのかは本人にしかわからないことで、今回の場合、本人にそれを問いかけてもうまく意思疎通

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    2024年09月07日
  • 日本一長く服役した男

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    取材班が取材過程を記録しながら取り組んでいる様子が読み取れ、今の刑務所事情がよくわかる。引受人がいないがゆえに終身刑でも長く服役せざるを得なかった。その結果、刑務所が介護施設化している。社会に復帰しても、刑務所ボケで、命令に従い、自分の意思表示ができなくなる。仕事がなく再犯率が高い。理解ある受け入れ先ができて、再出発できたという作品だが、ラッキーな例であり、再犯のループに落ちる可能性があった。
    映画「すばらしきこの世界」(役所広司)に通じるもののある作品。

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    2023年08月15日
  • 日本一長く服役した男

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    色々考えさせられた。
    終身刑が導入されない理由はなるほどなと思った。Aさんだけの事例なのでなんともだけど税金を投入して、衣食住が保証され、医療まで行った上で、この結果なのはあまりにもだなあ。認知の問題を出されたら、じゃあ結局、高齢受刑者対応はどうすれば良いんだろう。

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    2025年04月13日
  • 日本一長く服役した男

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    NHK番組の取材記にも関わらず
    物語のように読み進めることができた。

    後半は、エモーショナルな箇所が
    減ったように思う。

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    2025年02月05日
  • 日本一長く服役した男

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    タイトルにひかれて。どんどん当事者の話が少なくなり、大学の教科書みたいになっていったのが残念。でも読み応えはある。

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    2024年09月25日
  • 日本一長く服役した男

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    日本一長く服役した男

    著者:NHK取材班 杉本宙矢・木村隆太
    発行:2023年6月25日
    イースト・プレス

    日本の刑罰は死刑と無期懲役に距離がありすぎると思う人は少なくない。90年代に友人を強盗殺人で失い、その犯人の公判傍聴を続けていた時、無期懲役なら早ければ10年そこそこで出てくる、と誰かから言われた記憶がある。しかし、最近では、30年は仮釈放されないと報じられている。有期刑の上限が30年に引き上げられたため、これより短い刑期で仮釈放されると矛盾が出るためである。この本を読むと、そうした事実が確認できる上、もう一つ、無期懲役が我々の想像以上に過酷な刑であることも分かってくる。

    本書によ

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    2024年02月17日
  • 日本一長く服役した男

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    NHK取材班が書いたもので ドキュメンタリーが作られていく様子が書かれていました

    61年間の服役って 人生の半分以上塀の中。
    外に住んでいる私でも 久しぶりに コンビニとか行って セルフレジとかで 戸惑うのに 若い時代に塀の中に入って いきなり高齢になって街に出たりしたら 浦島太郎でしょう。
    しかも 塀の中では規則正しく行動し 作業行う日々。
    外に出た時は もう何もしなくても良いとなっても どうして良いものか戸惑う。
    被害者への贖罪も あまりにも長い年月でその気持ちもどうなってるものか?
    この取材によって答えは出ていないが あの時こうだったらとか もし とか 結局は 答えはないですね。

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    2023年10月25日
  • 日本一長く服役した男

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    NHKの番組は見ていなくて残念。それを見たうえで、映せなかった舞台裏を知るというのがよかったんだろうね。

    フィクションではないだけに、思うように対象者が発言しなくてやきもきするんだね。ほとんど塀の中で過ごした人にとっては、これが真実なんだろうな。

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    2023年07月20日