小笠原慎吾のレビュー一覧
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【幸せの予約、承ります】
幸せというのは理屈や論理でつかめるものではない。
本来人間は、楽に楽しくやりたいことだけをやっていれば幸せでいれる。
宇宙の3つのルール
1. 絶対的自由
2. 共生
3. 進化
善悪の基準は人間が考え出したルール。宇宙には本来「これをしてはならない」「あれをしなくて...続きを読むはならない」という判断はなく、私達には常に無限の選択肢が用意されている。
全ての命は好きなことをする時、宇宙から様々なアイデアやエネルギーを得られるようになっている。
社会のルールと宇宙のルールが一致するに従い、いわゆる仕事中毒の人ほど病気になったり貧しくなったりする。そして、ゆっくり休み充分に遊んで、創造性を発揮する人ほど健やかで豊かになる。
「労働こそ美徳」という価値観から抜け出せない人は落ち着かないかもしれないが、宇宙のルールにとって労働は必ずしも善ではない。
そもそも宇宙には「悪いもの」は存在しない。
ライフスタイルの3原則
1. 自分のしていることが好きで楽か
2. 自分がそれをすることによって人が楽しく喜んで愉快か
3. 自分のしていることが自然にとってプラスか
宇宙のルールに沿って生きているかどうかで自分に起こってくる現実が違ってくる。そこには社会の常識も、人が作り上げた権力構造もまったく入り込む余地はない。
注意すべき3つのキーワード
群衆:他人の目を気にしながら生きること。流行を追いかけること、世間の常識に自分を合わせること。自分の生き方に自分で責任を持つことを避け、集団の中に逃げ込むこと。
立歩:他人の自由を妨げること。権力や腕力で人に何かを無理矢理強いること。「こうすべきだ」という価値観の押し付けや、「こうであったらあなたを認める」という態度も含まれる。
恩情:頼まれもしないのに世話を焼くこと。「あの時世話をしたのだから、今度はこうしてもらいたい」という駆け引きも含まれる。
困難な出来事が次々と起こるように感じたら、それは自分が本来あるべき姿からずれていることを意味する。困難は私達の敵ではなく、本来の自分からずれていることを示してくれるバロメーターである。
人生を辛いと感じるかどうかは究極的には本人の見方の問題。
その時考えたことが次の現実を作ってゆく。
この世で生きていく中で不自然な生き方をしたり、余計なものを背負ったりしているうちに生まれついた自然の姿を忘れてしまう。
運とは本来の流れに身を委ねていれば自然と拓けてゆくもの。
人生で縁があるものは全て自分が引き寄せている。
自然の流れに敏感でありさえすれば、10年前に会社を辞めているはずの人は大勢いる。しかし、「辞めても次の就職先はないし」などと頭で考えて心の声を無視し、我慢して勤めている。動物なら直感的に新しい場所へ移動しているところを、人間は損得計算に縛られて従来の場所にしがみついている。
7つのズレ
①思考が社会とずれたとき=精神異常が生じる
②肉体が自然とずれたとき=天災にあう
③行動が社会とずれたとき=人災や経済的な困難にあう、運が下がる
④行動が肉体とずれたとき=肉体の異常が生じる
⑤他人に合わせて自分を偽ったとき=対人的なトラブルにあう
⑥ふさわしくない食事をしたとき=肉体的な異常が生じる
⑦いやな仕事をしたとき=肉体的な異常と人災が生じる
運を呼び込む原則
①「今、ここ」に心と身体をあわせる
②我慢せずに好きなことをする
③プログラム(因果律)を書き換える
④人の目を気にしない
⑤周りの世界からメッセージを受け取る
⑥心のゴミを捨てる
心と身体を「今、ここ」に合わせる。肉体はいつも自然の時間と一致して「今、ここ」にいるが、心は時間を超越しているため身体と離れてしまいがち。
心は不安に怯えているとき未来に向かい、後悔しているとき過去をさまよう。
過去や未来に心が飛んでいるとき、その人は「今、ここ」めがけて豊かに流れ込む物質やエネルギーを取り込めなくなる。プレゼントが届いた時に家にいなければ、それを受け取れない。
情報にしろ生命エネルギーにしろ、自然から何かを受け取るということは自然の流れと自分の流れがぴったり合ったときに初めて可能となる。つまり、心が完全に身体と一致したとき、私達は自然から豊かな贈り物を受け取ることができる。
後悔も心配もない人生は、「今、ここ」を充実させることによって結果的に実現されるもの。
「今、ここ」に生きるとは「過去をくよくよしない、未来を心配しない」という生き方。
睡眠には自分と自然のずれを整える効果がある。ただし、この場合も寝しなに考え事をしたり、くよくよ思い悩んだりした場合にはずれを戻す効果は半減する。
笑うと心は一瞬にして「今、ここ」に戻ってくる。「笑う門には福来る」という言葉は確かに真実を突いており、笑いは運を呼び込む。
我慢は自分を苦しめるだけであり、何のメリットもない。我慢強いというのは自分が本当にしたいことから目を背け、自分を偽ることを意味する。
「中途半端でやめるのはよくないことだ」と考えているということは「やりたくない」という心のサインであるため我慢せずにやめてしまった方がよい。
人間は自分が好きなことをするとき、誰に強制されずとも喜んでやり続ける。本当に好きなことに取り組んでいる人たちは我慢することなくその能力を開花させる。
人間という存在は肉体、精神、魂などから構成される複合体であり、体を上方に注ぎ口があり、底に小さな穴が空いていて中身を少しずつ外に出すようになっている器に例えることができる。私たちの反応のすべてー思ったり、考えたり、感じたりしたことのすべてーが上部から器の中に注がれる。以前に入れたものが、時間を経て肉体、精神、魂などのレベルで結果として現れる。
<夜の時代>の価値観に従って入れた中身は<昼の時代>にふさわしくないため、底から出るときは好ましくない出来事として現実化する。
今後入力する情報をすべて宇宙のルールに沿わせる。
好きなときに好きなことだけするというのは運を拓くコツ。
世の中はすべて自分が最も心地いいように生きていれば、他のあらゆるものも都合よく回転するようにできている。
他の誰でもないその人自身にプレゼントするため、自然は豊かな富を用意している。
他人の価値観に従って行動したり、他人の好みに合わせようとすると、その人は本来の自分の行動パターンを外れてしまう。すると、自然はその富を贈れなくなる。
本当に自分の心に素直に生きると、気乗りしないことを無理矢理続けていたときと比べて周りの人や自然環境と調和し、お互いにいい影響を与え合うことができる。
すべての人間が「世界は自分を中心に回っている」ということを理解し自分の心が望むように生きたなら、交通渋滞も受験戦争も起きない。なぜなら、自分と同じ望みや好みの人はこの世に一人として存在しないから。「世のため人のため」と考えるほど、かえって世のためにも人のためにもならない。
他人のために我慢するという発想は美徳とは言えない。私たちは本当に好きなことをしている時こそ、周りの人たちを幸せにすることができる。
人の目を気にする意識には「みんなと同じでありたい」という欲求と「競争で他人に勝ちたい」という欲求がある。
あるライフスタイルが自分にふさわしい波動を持っているかどうかは、ただその暮らしが本当に好きかどうかだけで見分けることができる。ところが、周りと自分を見分ける癖がついていると自分より波動の低い人は悪いとか、高い人が羨ましいなどと判断してしまう。それこそが私達が自然からずれている証拠であり、多くの混乱や争いを生み出してきた原因でもある。
子どもを見ればよくわかるが、自分をよく見せようという欲のない子どもは本当に波動のあう人とだけ話し、飽きてしまえばパッとその場を離れる。余計なことを喋らず、感じるままに動く。
自分独自の道を歩むとき、私達に必要な情報はすべて私達の周りで明かされる。
自然は私達に沢山のことを教えてくれる。人生の岐路に立ったときは自然の法則から学び、くれぐれも人間社会の常識を選択基準にしないことが重要。
過去を思い出すたびに湧く怒りや悲しみ、未来への不安や心配は心のゴミである。また、過去の人脈や地位も新しい生き方をする妨げとなるような場合は心のゴミといってよい。
物質を豊かに受け取る3つの方法
①身の丈にあった仕事をする。忙しすぎず、余裕を持って仕事を楽しむ。
②お金を上手に使う。お金は使った人にしか入ってこない。
③際限なくほしがらない。「ここまでいったらもうやめる」という上限を決める。
健康を保つ3つの方法
①何事も楽しく楽に自由に、自分のペースで行う。
②趣味と仕事を一致させる。
③細かいことにこだわらず、おおらかに生きる。
病気にならないために私達が避けなければならない3つのこと
①苦労すること
②努力すること
③奮闘すること
日々軽やかな心で生きる3つの方法
①我道を行くこと
②常識にとらわれないこと
③過去と将来にとらわれないこと
人と群れたり、常識や理屈で考えていると後悔や不安にさいなまれ生きるのが苦しくなる。
人と群れてばかりいると他人の思考や感情が心の中に異物として入り込む。
常識とは過去の価値観であるため社会の変革期には無力。
学校教育は集団生活を強要し、常識を押し付け、オールマイティな人間を作ろうとする場所であるため精神的な異常を引き起こす要素がすべて揃っている。
学校の価値観に縛られ自分らしく生きる訓練をしてこなかった人たちは、新しい時代になって自分で人生を創造しなければならない場面が増えてくると混乱する。
対人関係を円滑にする3つの方法
①恩に着せたり、恩を感じたりしないこと。
②自分の心に正直になること。
③誰も束縛しないこと。
一人一人顔立ちが違うように、私達が必要としている体験もそれぞれ違う。仮にその道に行けば失敗するということが見えていても、相手がどうしてもそうしたいと主張するなら温かく見守るのが親切である。
義理人情で行動したり、自分の意思をごまかしたり、人の行動を制限することは問題をこじらせる。
知識をまんべんなく吸収できる人を秀才と呼ぶのに対し、天才とは1つのことしかできない人のことを意味する。天才の持っている知恵は、秀才の持っている知識と違ってただの情報ではない。そのため必ずしもすぐに他人と共有できないこともある。
天才は自らの内なる富と繋がっているため、秀才のように他人に合わせて努力する必要はない。
<昼の時代>における行動パターン
・楽で自由な、心身に負担をかけない生き方。
・穏やかに栄える。
・仕事の報酬はその都度決済する。
現行の学校教育は<夜の時代>に適応するための知識を教え込む場であるため、新しい感覚を持った子どもたちにとっては苦痛以外の何ものでもない。子どもたちは頭にひたすら知識を詰め込んで、自分で判断し考える能力を弱める。さらに学校は子どもたちの個性を押し殺し他人と比較し競争させるが、この考え方は宇宙のルールに完全に背いている。
学校教育の問題点の1つはあらゆる人にまんべんなく同じ知識を詰め込もうとする点にある。誰かにとって役立つ知識でも別の人にはまったく幸せをもたらさないかもしれないということを考慮していない。それを一律に覚えさせるのは子どものエネルギーの莫大な無駄遣いと言ってよい。
<昼の時代>になれば、自分の興味のあることや本当に必要な知識はとてつもないスピードで覚えられるようになる。その反対に、興味のないことは暗記しようとしても少しも記憶に残らないばかりか、今まで覚えていた知識もいつの間にかすべて抜け落ちていく。
宇宙のエネルギーの変化は人々の脳にも影響を及ぼす。
<昼の時代>では本人が生まれながらにして持っている能力、すなわち何度も生まれ変わりながら学習し魂に刻み込まれた絶対的能力だけが価値を持つようになる。そのような能力を発揮する人間を天才という。天才とは稀な人のことではなく、あらゆる人が生まれながらに秘めている可能性を意味する。
天才になるために努力は必要ない。ただし、今までのように努力して脳を酷使するほどその才能は封じ込められていく。私達は心を豊かにし、心の望むままに生きることによって内側から天賦の才を溢れ出させることができる。
<昼の時代>のお金は宇宙のエネルギーを帯びており、人生を楽しむ人のもとに流れ込んでくる。お金はまるで意思を持っているかのように、自然や他人から盗むことばかりに熱中している人たちを避けて通る。
すべてが<昼の時代>のお金に変わった時、今までの常識では考えられないお金の流れが生まれる。儲かっていたのにピタリと資金繰りが出来なくなる企業や、経済的に恵まれていなかったのに突然裕福になる人などがどんどん現れるようになる。
<昼の時代>の人々は徹底した個人主義であると同時に直観的に本質を見抜く力を備えているので、言葉がわからずとも世界中の人々と容易に意思疎通ができ、心理的抵抗もなくなる。
<夜の時代>では言葉巧みな人が他人を説得できたが、直観力を備えた人が多くなると嘘がつけなくなるため誠実な人ほどコミュニケーションがうまく取れるようになる。加えて、以心伝心が通じる人ほど親しい人以外とは疎遠になってゆく。
<夜の時代>に作られた「男らしさ」「女らしさ」の概念は個人として生きていくことを妨げるかせのようなものである。性による社会的、文化的な規制から自由になるほど私達は真の男性性や女性性を発揮することができる。
本来、男性と女性は異なる役割を持っている。女性は宇宙からの信号をインスピレーションとして感じ取る素質に恵まれている。男性は女性が受け取ったひらめきの意味を読み取り、実際の商品や社会システムとして形作る時に大きな力を発揮する。男女が本当の意味で協力するようになると、いま想像する以上に豊かな社会が生まれる。
女性はリラックスするほど無限のアイデアを宇宙から受信するため、男性はいつも女性の心身に負担をかけないよう優しくいたわるのがよい。
男性はほめられるほど能力を発揮できるため、女性はいつもゆったり構えてパートナーをことあるごとにほめるとよい。
宇宙的な<夜明けの時代>には社会構造が根底から浄化されるので、その人が本来持つべき以上の過剰な資産や、損得勘定だけで繋がっていた人脈などが次々と消えていく。
人間はあの世からやってきてこの世で束の間の活動をし、またあの世に帰っていく。誕生と死がいわばこの世とあの世を繋ぐ扉である。
私達はそれぞれの人生で、取り組まなくてはならない課題を選んで生まれてきている。自殺とはその人生でしなくてはならないことを途中で放棄することを意味する。
宇宙は私達が狭い視野であれこれ悩む以上に沢山の出口と富を用意してくれている。
魂が肉体に宿りたいと願うのは肉体を持っていなければ出来ないことがあるから。
この世は私達が様々な課題をこなし進化していくためのかけがえのない場所と言える。この世で学んだことは死によって断ち切られることは決してない。
私達はまずごく初歩的なことから習い始め、やがてあの世に帰る。さらにあの世でも学び続け、時期が来るとまた生まれ変わる。そして少しずつ魂にとって高度な知識を身につけてゆく。
私達は進化するために「自分以外の何者か」になる必要はなく、ただ自分の心に素直に生きていればよい。
進化には大きく分けて量的進化、質的進化、生命進化、霊的進化の4つがある。
私達が通常進化と呼んでいるのは霊的進化である。ある生き物が誕生してこの宇宙に一定の空間を占めると、その「場」に記憶がどんどん蓄積されてゆく。魂にはその生き物が進化してきたすべての情報が記録されている。そして魂は遺伝子を用いてその情報を肉体へ転写する。霊的進化とはすべての情報を遺伝子に継ぎ足していくことでもある。
物質を超えて魂そのものになっていくことが人間にとっての進化。
進化とは自由が増えることであり、進化すればするほど行動の選択肢が広がる。
私達は「自分に楽しく、人にも楽しく」生きたとき、宇宙の流れに沿って進化しさらなる自由を手にする。
ほとんどの人が想像も出来ないほどの大変化が近い将来起こることは、まず間違いない。それは人間の社会システムの変化というレベルにとどまらず、動植物の生態、神との関わりまで含む2500年に一度の大変革である。
今この瞬間を楽しむことによって、私たちはよりよい未来を招くことができる。
仕事をしていて楽しいかどうかはこれからのビジネス成功の必須条件。これからの時代は独自の発想を活かす人や企業だけが成功する。いいアイデアは心が楽しい時でなければ思いつかない。
自分が本当に楽しいことをするなら決して人の模倣にはならない。心のままに生きるとき、人は自然の流れとぴったり合うことができるため自分に本当に必要な情報やエネルギーはいつのまにか集まってくる。
心を楽しませるビジネスの正反対が頭で計算するビジネス。<昼の時代>において経営コンサルタントは無意味となる。
これからは人の言葉に惑わされない経営者ほど成功を収めるようになる。その企業が伸びるかどうかは景気とさえ無関係。
ビジネスの成功とはお金が入れば入るほどいいというものではなく、いかにスムーズなお金の流れを生み出すかという点にある。
<昼の時代>においてその人にふさわしい仕事とは、その人の生まれながらの役割を果たすことだけである。私達はみなそれぞれに役目を持って生まれている。料理人になるように生まれついている人が技術者になってもうまくいくはずはない。
世の中を騒がせているリストラや就職難は「そろそろ自立しなさい。自分の本当の役目に生きなさい」という呼びかけであると捉えることができる。会社にしがみついたところで人生は豊かにならない。
<昼の時代>に入ると、心から楽しいと感じられない仕事にしがみつけばしがみつくほど収入が減り、心身を壊すことになる。
どうすれば儲かるか、どうすれば見栄えがいいかという損得勘定を抜きにしてただ自分が好きな生き方に徹したとき、天職は思いもかけないきっかけでその人の前に現れる。
職業を難しく考える必要はない。皆「会社員ごっこ」「お店屋さんごっこ」「お医者さんごっこ」をしているだけであり、仕事などしょせんは「ごっこ」であるため気が向かないのであればさっさと辞めてもっと楽しい仕事を見つけたり、創り出したりした方がよい。
天職かどうかを見極める2つのポイントがある。第一に、心から楽しいと思えるかどうかということ。第ニは、手順を一聞いたら十まで分かるかということ。
天職は好きだから熱心に取り組むということに加えて、なぜか上達がとても早いという特徴がある。
ある仕事を「やりたくない」と感じるとしたら、それは自分の仕事ではないという印。その人にとって面倒でつらい仕事でも、その仕事が好きでたまらない人が必ずいる。逆に言えばやりたくない仕事をしているとき、その人は他の誰かの仕事を奪っていることになる。
一人一人が持ち味を活かして天職に就けば競争は生まれない。同じ顔の人が二人といないように、同じ才能を持っている人は存在しないから。
天職に就く人が増えるほど人間と自然がやりとりするエネルギーが大きくなるため、社会全体が豊かになる。
<夜の時代>では生き抜くために仕方なかったとはいえ、多くの人が心の声に耳をふさぎ、自分を無理矢理納得させて滅私奉公してきた。努力する人が立派と思われていたため苦しむことで心を満足させていた。
反対に<昼の時代>になると人は心から好きなことしかしなくなる。そのため<昼の時代>の仕事は「生活のためにしかたなく」というニュアンスがなくなる。
人々の意識の変化に応じて会社という形態も大きく変わる。今までの会社は給料と義理で人を縛りつけてきた。しかし、これからはすべてが個人単位で動くようになる。
天職を見つけると心身ともに楽になるだけでなく、経済状態も上向く。
お金はエネルギーであり、貯めるものではなく流れるものであり、ふさわしい使い方をする人のもとに必ず入ってくるようになる。Posted by ブクログ -
「幸せの予約、承ります。」小笠原慎吾
宗教は教祖と信者というシステムでできている。教祖は幸せな生き方を教えると言いながら精神的な依存を強めたり献金を強要したり他宗教との争いを起こす。
宇宙の三ルール
1.無限の選択肢がある絶対的な自由。宇宙に「こうしてはいけない」というルールはない。善悪の基準は...続きを読む人間が考え出したもの。
2.共生。いらないものを必要としている存在があり、彼らが作るものを我々は頂いている。全てを自分で抱え込まず、プロセスをスムースに流す事。
3.進化する。本来は好きなことをする時、宇宙から様々なアイデアやエネルギーを得られる。
人間本来の生き方は自由に共生して進化していくこと。
これまでの「夜の時代」のルールは不自由、闘争、退化。他人を苦しめ、自然を破壊した人ほど富と名声を得た。
「夜の時代」に生きる人は大抵大きなものにまかれて自分を守ろうとするので、横並び意識が強く、個性を発揮する人は変人とさげすまれる全体主義社会。一つの場所にとどまり、一つの生き方を全うすることに価値を置かれる。思想的にも行動的にも肉体的にも一箇所に縛られる。
宇宙も自転する為、于由という光源に対する昼と夜がある。周期は5千年で昼と夜が2500年。
太陽光線が脳と男性を活性化させるのに対し、于由の光は心と女性を活性化させる。脳は損得勘定と理屈を得意とし、心は好き嫌いで判断する。
宇宙は物質、生命、情報の三要素が絡み合って進化する。低次精神文明(昼)→低次物質文明(夜)→高次精神文明(昼)→高次物質文明とそれぞれ2500年ずつ1万年のサイクル。低次精神文明は本能のみで生きる時代、低次物質文明は自然から資源を搾取し、物質を加工する時代、今までの我々の時代。高次精神文明は情報や知恵の価値が重視され、無から有を生み出すことができる時代。
昼の時代に気をつけるキーワード
群衆、、、他人の目を気にしながら生きる事。流行を追いかける事。世間の常識に自分を合わせる事。一人一人の自律に従い、大規模なイベントは減少していく。
立歩、、、他人の自由を妨げる事。「こうすべきだ」という価値観の押し付けや「こうであったらあなたを認めてあげる」という態度。
恩情、、、頼まれもしないのにお節介を焼く事や、「あの時世話をしてもらったのだからこうしてもらいたい」というような駆け引き。
起こった出来事の肯定的な側面を見つける事。
どんな事が起きても「あ、そう」と受け流す事。
運とは勝ち取るものではなく、本来の流れに身を委ねれば自然に開けていくもの。つまり、運がいい人とは、自然の流れと自分をぴったり合わせている人のこと。
自然の流れに逆らい、損得勘定に縛られて今の場所にしがみつくのをやめる事。
他人に合わせると本当の自分とのズレが生じる。
心が完全に体と一致した時、私たちは自然から豊かな贈り物を受け取る事ができる。
肉体で感じ取れる最短の「今」は0.25秒。思考にとっての「今」は前後11日の計22日。11日以上先の事は心配しない事。
睡眠には自分と自然のズレを整える効果がある。
笑うと心は一瞬にして「いまここ」に戻る。
我慢せずに好きな事をする事。嫌いな事を続ける我慢強さは不要。好きな事を続ける忍耐強さが必要。
ダメ人間はこの世に存在しない。もしそう感じた時は自分の心を正直に見つめるチャンス。
起こった出来事を常に肯定的に置き換える事。(プログラムの書き換え)
因果関係プログラムの周期は数秒から数百年と209万種類あり、肉体に関わるプログラムは1日、心は9日、対人関係は1年で一巡する。
なので、9日間は何があっても「ああよかった!」と思う事。
時計を外し、寝たいだけ寝て、好きなものを好きな時に食べ、好きな事だけして過ごす事。
あらゆる人には固有の波動があり、数値の多寡に関係なくどれもが重要。それらは虹のようにグラデーションし、一つの宇宙を織りなしている。
目の前の世界からサインを読み取る事。
自然の法則から学び、人間社会の常識を選択基準にしない事。
心のゴミを捨てる事。「こうしなければならない」という思い込みや、怒り、悲しみを呼び起こす過去の記憶、未来への不安。これらは肯定的な言葉を用いると捨てられる。
物質を豊かに受け取る三つの方法
1.自分の身の丈に合った仕事をする事。忙しすぎず余裕を持てる事。
2.お金を使う事。使う人にしか入ってこない。
3.際限なく欲しがらない事。上限を決める事。
健康を保つ三つの方法
1.何事も楽しく楽に自由に、自分のペースで行う事
2.趣味と仕事を一致させる事
3.細かい事にこだわらず大らかに生きる事
軽やかな心で生きる三つの方法
1.我が道を行く事
2.常識にとらわれない事
3.過去と将来にとらわれない事
常識とは過去の価値観の事なので、社会の変革期には無力。
対人関係を円滑にする三つの方法
1.恩に着せたり感じたりしない事
2.自分の心に正直になる事
3.誰も束縛しない事
仮にその道を行けば失敗する事が目に見えていても、相手がどうしてもそれをしたいと主張するなら黙って見守る事。
義理人情で行動したり自分の意思をごまかしたり人の行動を制限しない事。束縛や自己犠牲は愛情ではない。自分の足で立つ事を学ぶ事。
子供は親の所有物ではない。経済力で押さえつけたり恩を売らない事。孝行という暗黙のルールを取り払り、絶対的自由の原則に従う事。
「自立・よき仲間・器械」が新時代の3種の神器
自立、、、周りの風潮に流されず、自分の感覚と才覚を信じて生きる。
良き仲間、、全体の利益ではなく、個々が自立して幸せに生きる個人の集まり。滅私奉公は美徳ではない。
夜の時代の行動指針
名誉、地位、財宝
昼の時代の行動指針
転生、天職、裕福(気持ちよくお金を使う)
昼の時代の成功者とは、「今この瞬間を楽しみ、自分が本当に好きな事をして、自分の為にお金とエネルギーを使える」人。徹底した自分中心主義。
夜の時代の行動パターン
苦労、繁栄、恩義
昼の時代の行動パターン
楽由(体に楽に心に楽しく)、隠栄(忙しがらない)、賄与(義理に縛られない)
国家の為ではなく、子供の為の学校を。
全ての試験制度は廃止。国家に役立つ人材はいらない。
心を豊かにし、心の望むままに生きる事によって内側から天賦の才を溢れ出させる事。
マイナスからゼロに戻す不幸産業はなくなる。
その月に得た収入はその月に使い切る。残した分は全て没収する。
不景気とは物資が足りない状態ではなく、モノやエネルギーの流れが滞る状態。お金は目的を遂げる為の手段なので、使って始めて価値が生まれる。
昼の時代に成功するビジネス
1.心が楽しくなる
2.体に楽
3.自分も相手も愉快になり喜べる
4.器械を活用する
5.自然を味方にする
自分が本当に必要な情報やエネルギーは努力しなくても勝手に集まる。
頭で計算するビジネスは夜の時代のビジネス。
個人の時代に入ると、全世代に共通する大ブームはない。特定の階層に圧倒的な人気を博する小さなブームがたくさん生まれる。自分が心から楽しめる本当に好きな分野に特化して、一部の人にとても魅力のあるサービスを作るのが良い。
これからの人間の仕事はアイデアを出す事とお金を管理する事だけ。
商いとは、自分と環境のあいだのエネルギーのやりとり全般を意味する。自分にいらないものを渡し、必要なものを受け取る。
肉体、精神、経済的に苦しい状態にあれば、立ち止まって「私の天職は何か?」と考え直す事。我々はみなそれぞれの役割を持って生まれている。その役目を果たす事。
リストラや就職難は「そろそろ自立しなさい、自分の本当の役目を生きなさい」というサイン。不況や失業率の上昇は個人の学びのプロセスという意味でも好ましい現象。失業は自分の才能を生かし、自分の足で立つ時期が来たことをその人に知らせている。
天職の見分け方は、心から楽しいと思える事と、手順を一つ聞いたら10までわかるかという事。
法人税、所得税は支配と苦痛という夜の時代の名残なので消える。ただし、相続税と贈与税は100%になる。消費税は10%前後に引き上げられる。
結婚とは異なる価値観を持つ相手と生きる事によって、自分の新たな側面を発見し、心の幅を広げるプロセス。「進化したい」という望みから結婚という学びを選択する。
人間は本来その時期に応じて必要なパートナーを見つける事になっている。人はそれぞれ独自の存在なので、付き合い始めには成長のプロセスや速度が合っていたとしても次第にズレが大きくなる。その時は自分の心に正直に別々の道を歩む方がいい。
結婚相手以外の人に恋する事も人間の本性。不倫を道徳的に悪いとする根拠はない。当事者全てが同意の上なら問題ない。
人は生涯で3種類のパートナーと出会う。一緒に暮らすパートナー、仕事するパートナー、遊ぶパートナー。全ての面で一致する相手はほぼいない。それぞれの世界を尊重する事。
個人よりも集団が優先された夜の時代では夫婦は運命共同体だったが、昼の時代ではそれぞれが自立する方向に進むので、たとえ夫が苦しんでいても妻はいい出来事ばかり起こるケースも増える。この時、苦しんでいる相手にお節介を焼かない事。問題が起きるのは学びのプロセスなので、たとえパートナーといえどもそれを邪魔すると共倒れになる。困難から学んでいくプロセスをじっと見守る事。相手が自力で立ち上がろうとした時に少し離れた場所から手を差し伸べる。
人は受胎すると、親の波動に合った魂がたくさん集まってきて、その中でもっともふさわしい魂が胎児の体を予約する。
魂はとても賢く、生まれる時期を自分で選べるので祟りを起こす水子の霊はいない。
子育て
0-7歳までは「童」
常に一対一の愛情を求めるので周りの大人たちで心と体に栄養をたくさんあげること。4歳を過ぎるとなるべく手を出さずに見守る事。
8-14歳までは「放」
自立を育むように応援する。自分で探求し、考えさせる。別人格の他人として尊重する。
15-21歳までは「羽」
親の信念を押し付けない。どんなに悪い事をしていてもとにかく放っておく事。
子供は親のエゴを超えた大きな目的があって生まれてくる。自分が果たせなかった夢を託したり、老後の安心を得ようとするのは宇宙の流れに反する。恩を着せて忠義を求めない。子育ての原則はただ一つ、その子が世の中の為に働ける人間として成長するのを応援する事だけ。
自分を幸せにするのは家族ではなく自分自身。
家との相性を見分ける簡単な方法は、家の中を一周してみて体の調子を見る。
「人並みの幸せ」など存在しない。
「あの人を助けられるのは私しかいない」「この状況をなんとかできるのは私だけ」と思った時は要注意。私たち一人一人に見えるのは世界の断片でしかない。どんなつらい状況でも、最も適切な事が最も適切な時期に起こっているのが宇宙の仕組み。「気の毒な人」はこの世にいない。
「つらいつらい」と言う人は愚痴をこぼすのが好きなだけ。同情したり意見する必要はない。
宇宙のルールに沿って生きる人ほど豊かに楽しく健やかに暮らす事ができる。Posted by ブクログ