「幸せの予約、承ります。」小笠原慎吾
宗教は教祖と信者というシステムでできている。教祖は幸せな生き方を教えると言いながら精神的な依存を強めたり献金を強要したり他宗教との争いを起こす。
宇宙の三ルール
1.無限の選択肢がある絶対的な自由。宇宙に「こうしてはいけない」というルールはない。善悪の基準は
...続きを読む人間が考え出したもの。
2.共生。いらないものを必要としている存在があり、彼らが作るものを我々は頂いている。全てを自分で抱え込まず、プロセスをスムースに流す事。
3.進化する。本来は好きなことをする時、宇宙から様々なアイデアやエネルギーを得られる。
人間本来の生き方は自由に共生して進化していくこと。
これまでの「夜の時代」のルールは不自由、闘争、退化。他人を苦しめ、自然を破壊した人ほど富と名声を得た。
「夜の時代」に生きる人は大抵大きなものにまかれて自分を守ろうとするので、横並び意識が強く、個性を発揮する人は変人とさげすまれる全体主義社会。一つの場所にとどまり、一つの生き方を全うすることに価値を置かれる。思想的にも行動的にも肉体的にも一箇所に縛られる。
宇宙も自転する為、于由という光源に対する昼と夜がある。周期は5千年で昼と夜が2500年。
太陽光線が脳と男性を活性化させるのに対し、于由の光は心と女性を活性化させる。脳は損得勘定と理屈を得意とし、心は好き嫌いで判断する。
宇宙は物質、生命、情報の三要素が絡み合って進化する。低次精神文明(昼)→低次物質文明(夜)→高次精神文明(昼)→高次物質文明とそれぞれ2500年ずつ1万年のサイクル。低次精神文明は本能のみで生きる時代、低次物質文明は自然から資源を搾取し、物質を加工する時代、今までの我々の時代。高次精神文明は情報や知恵の価値が重視され、無から有を生み出すことができる時代。
昼の時代に気をつけるキーワード
群衆、、、他人の目を気にしながら生きる事。流行を追いかける事。世間の常識に自分を合わせる事。一人一人の自律に従い、大規模なイベントは減少していく。
立歩、、、他人の自由を妨げる事。「こうすべきだ」という価値観の押し付けや「こうであったらあなたを認めてあげる」という態度。
恩情、、、頼まれもしないのにお節介を焼く事や、「あの時世話をしてもらったのだからこうしてもらいたい」というような駆け引き。
起こった出来事の肯定的な側面を見つける事。
どんな事が起きても「あ、そう」と受け流す事。
運とは勝ち取るものではなく、本来の流れに身を委ねれば自然に開けていくもの。つまり、運がいい人とは、自然の流れと自分をぴったり合わせている人のこと。
自然の流れに逆らい、損得勘定に縛られて今の場所にしがみつくのをやめる事。
他人に合わせると本当の自分とのズレが生じる。
心が完全に体と一致した時、私たちは自然から豊かな贈り物を受け取る事ができる。
肉体で感じ取れる最短の「今」は0.25秒。思考にとっての「今」は前後11日の計22日。11日以上先の事は心配しない事。
睡眠には自分と自然のズレを整える効果がある。
笑うと心は一瞬にして「いまここ」に戻る。
我慢せずに好きな事をする事。嫌いな事を続ける我慢強さは不要。好きな事を続ける忍耐強さが必要。
ダメ人間はこの世に存在しない。もしそう感じた時は自分の心を正直に見つめるチャンス。
起こった出来事を常に肯定的に置き換える事。(プログラムの書き換え)
因果関係プログラムの周期は数秒から数百年と209万種類あり、肉体に関わるプログラムは1日、心は9日、対人関係は1年で一巡する。
なので、9日間は何があっても「ああよかった!」と思う事。
時計を外し、寝たいだけ寝て、好きなものを好きな時に食べ、好きな事だけして過ごす事。
あらゆる人には固有の波動があり、数値の多寡に関係なくどれもが重要。それらは虹のようにグラデーションし、一つの宇宙を織りなしている。
目の前の世界からサインを読み取る事。
自然の法則から学び、人間社会の常識を選択基準にしない事。
心のゴミを捨てる事。「こうしなければならない」という思い込みや、怒り、悲しみを呼び起こす過去の記憶、未来への不安。これらは肯定的な言葉を用いると捨てられる。
物質を豊かに受け取る三つの方法
1.自分の身の丈に合った仕事をする事。忙しすぎず余裕を持てる事。
2.お金を使う事。使う人にしか入ってこない。
3.際限なく欲しがらない事。上限を決める事。
健康を保つ三つの方法
1.何事も楽しく楽に自由に、自分のペースで行う事
2.趣味と仕事を一致させる事
3.細かい事にこだわらず大らかに生きる事
軽やかな心で生きる三つの方法
1.我が道を行く事
2.常識にとらわれない事
3.過去と将来にとらわれない事
常識とは過去の価値観の事なので、社会の変革期には無力。
対人関係を円滑にする三つの方法
1.恩に着せたり感じたりしない事
2.自分の心に正直になる事
3.誰も束縛しない事
仮にその道を行けば失敗する事が目に見えていても、相手がどうしてもそれをしたいと主張するなら黙って見守る事。
義理人情で行動したり自分の意思をごまかしたり人の行動を制限しない事。束縛や自己犠牲は愛情ではない。自分の足で立つ事を学ぶ事。
子供は親の所有物ではない。経済力で押さえつけたり恩を売らない事。孝行という暗黙のルールを取り払り、絶対的自由の原則に従う事。
「自立・よき仲間・器械」が新時代の3種の神器
自立、、、周りの風潮に流されず、自分の感覚と才覚を信じて生きる。
良き仲間、、全体の利益ではなく、個々が自立して幸せに生きる個人の集まり。滅私奉公は美徳ではない。
夜の時代の行動指針
名誉、地位、財宝
昼の時代の行動指針
転生、天職、裕福(気持ちよくお金を使う)
昼の時代の成功者とは、「今この瞬間を楽しみ、自分が本当に好きな事をして、自分の為にお金とエネルギーを使える」人。徹底した自分中心主義。
夜の時代の行動パターン
苦労、繁栄、恩義
昼の時代の行動パターン
楽由(体に楽に心に楽しく)、隠栄(忙しがらない)、賄与(義理に縛られない)
国家の為ではなく、子供の為の学校を。
全ての試験制度は廃止。国家に役立つ人材はいらない。
心を豊かにし、心の望むままに生きる事によって内側から天賦の才を溢れ出させる事。
マイナスからゼロに戻す不幸産業はなくなる。
その月に得た収入はその月に使い切る。残した分は全て没収する。
不景気とは物資が足りない状態ではなく、モノやエネルギーの流れが滞る状態。お金は目的を遂げる為の手段なので、使って始めて価値が生まれる。
昼の時代に成功するビジネス
1.心が楽しくなる
2.体に楽
3.自分も相手も愉快になり喜べる
4.器械を活用する
5.自然を味方にする
自分が本当に必要な情報やエネルギーは努力しなくても勝手に集まる。
頭で計算するビジネスは夜の時代のビジネス。
個人の時代に入ると、全世代に共通する大ブームはない。特定の階層に圧倒的な人気を博する小さなブームがたくさん生まれる。自分が心から楽しめる本当に好きな分野に特化して、一部の人にとても魅力のあるサービスを作るのが良い。
これからの人間の仕事はアイデアを出す事とお金を管理する事だけ。
商いとは、自分と環境のあいだのエネルギーのやりとり全般を意味する。自分にいらないものを渡し、必要なものを受け取る。
肉体、精神、経済的に苦しい状態にあれば、立ち止まって「私の天職は何か?」と考え直す事。我々はみなそれぞれの役割を持って生まれている。その役目を果たす事。
リストラや就職難は「そろそろ自立しなさい、自分の本当の役目を生きなさい」というサイン。不況や失業率の上昇は個人の学びのプロセスという意味でも好ましい現象。失業は自分の才能を生かし、自分の足で立つ時期が来たことをその人に知らせている。
天職の見分け方は、心から楽しいと思える事と、手順を一つ聞いたら10までわかるかという事。
法人税、所得税は支配と苦痛という夜の時代の名残なので消える。ただし、相続税と贈与税は100%になる。消費税は10%前後に引き上げられる。
結婚とは異なる価値観を持つ相手と生きる事によって、自分の新たな側面を発見し、心の幅を広げるプロセス。「進化したい」という望みから結婚という学びを選択する。
人間は本来その時期に応じて必要なパートナーを見つける事になっている。人はそれぞれ独自の存在なので、付き合い始めには成長のプロセスや速度が合っていたとしても次第にズレが大きくなる。その時は自分の心に正直に別々の道を歩む方がいい。
結婚相手以外の人に恋する事も人間の本性。不倫を道徳的に悪いとする根拠はない。当事者全てが同意の上なら問題ない。
人は生涯で3種類のパートナーと出会う。一緒に暮らすパートナー、仕事するパートナー、遊ぶパートナー。全ての面で一致する相手はほぼいない。それぞれの世界を尊重する事。
個人よりも集団が優先された夜の時代では夫婦は運命共同体だったが、昼の時代ではそれぞれが自立する方向に進むので、たとえ夫が苦しんでいても妻はいい出来事ばかり起こるケースも増える。この時、苦しんでいる相手にお節介を焼かない事。問題が起きるのは学びのプロセスなので、たとえパートナーといえどもそれを邪魔すると共倒れになる。困難から学んでいくプロセスをじっと見守る事。相手が自力で立ち上がろうとした時に少し離れた場所から手を差し伸べる。
人は受胎すると、親の波動に合った魂がたくさん集まってきて、その中でもっともふさわしい魂が胎児の体を予約する。
魂はとても賢く、生まれる時期を自分で選べるので祟りを起こす水子の霊はいない。
子育て
0-7歳までは「童」
常に一対一の愛情を求めるので周りの大人たちで心と体に栄養をたくさんあげること。4歳を過ぎるとなるべく手を出さずに見守る事。
8-14歳までは「放」
自立を育むように応援する。自分で探求し、考えさせる。別人格の他人として尊重する。
15-21歳までは「羽」
親の信念を押し付けない。どんなに悪い事をしていてもとにかく放っておく事。
子供は親のエゴを超えた大きな目的があって生まれてくる。自分が果たせなかった夢を託したり、老後の安心を得ようとするのは宇宙の流れに反する。恩を着せて忠義を求めない。子育ての原則はただ一つ、その子が世の中の為に働ける人間として成長するのを応援する事だけ。
自分を幸せにするのは家族ではなく自分自身。
家との相性を見分ける簡単な方法は、家の中を一周してみて体の調子を見る。
「人並みの幸せ」など存在しない。
「あの人を助けられるのは私しかいない」「この状況をなんとかできるのは私だけ」と思った時は要注意。私たち一人一人に見えるのは世界の断片でしかない。どんなつらい状況でも、最も適切な事が最も適切な時期に起こっているのが宇宙の仕組み。「気の毒な人」はこの世にいない。
「つらいつらい」と言う人は愚痴をこぼすのが好きなだけ。同情したり意見する必要はない。
宇宙のルールに沿って生きる人ほど豊かに楽しく健やかに暮らす事ができる。