外岡秀俊のレビュー一覧
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有数の教養人で有り警世家、世界の地理と歴史を識る逸材。コロナ禍にあって羅針盤となれる希有の方。
さる12月逝去されたのは痛恨の極み。黙祷。
1.災害への取り組みスタンス
①現場に関わる ・・・ 当事者
②地図を整理する・・・ 関係者の相関図
③歴史を整理する・・・ 経緯を記録する
2.社会の劣化・体制の無能力化
権威主義の強まり・学習能力の劣化・体制の硬直化
危機対応能力の喪失=体制の無能化 exコロナ禍
ex 江戸幕府の黒船対応も同じ 体制の権威喪失・崩壊
3.資本主義経済体制の揺らぎ
資本主義の効率性=資本の有効活用
⇒未曾有の世界経済成長の実現
しかし「資本の過剰」は「格差」の社会不公正へ
社会正義の実現のため資本主義体制の克服
cf j.M.Keynes
4.コンピュータのパラダイム転換
①計算機 大型CPU
②情報処理 Mail
③エンタメ 動画
④思考 AI
⑤判断・行動 自動運転
5.世界のキーワード
①Global ②Digital ③SDGs -
Posted by ブクログ
これは、ちょっと文章を書き慣れている、中級者向けの本だと思います。
今まで文章術の本を開くと、ごくごく初心者向けの内容ばかりだった気がします。
原稿用紙の使い方も、段落で改行することも知らない。そういった人向けの本が多いのです。
この本はそれとは対照的に「文章を書くことも本を読むことも慣れているが、それ故に陥るミス」に照準を当てているように感じました。
難しい言葉を使いたがったり、含みを持たせたくて回りくどい表現で書いてしまったり…どれも心当たりのあるミスです。
新聞編集者が書いているだけあって、キレのある説明が端的で理解しやすいです。
例文を読んでいると「えっ、こんなに綺麗な文章に直すところがあるの?!」と驚くことの連続でした。 -
Posted by ブクログ
一文を短くする。
とりわけ、文章の出だしは簡潔にする。
読点を句点にする。
つまり、、を。にしてみる。
主語を明確にする。
主語と述語は距離を置かないようにする。
平易な表現にする。
回りくどい文章は、引き算。つまり、不要な言葉や語句を省略することで、読み易い文章にすることができる。
符号は気をつけて使う。なるべく多用しない方が良いと思われる。
同じ言葉は省く。
重言を避ける。
回りくどい表現は避ける。
形容詞をデータに置き換える。
文章では読者に疑問を残さないことが鉄則。
推敲する簡単な方法は声に出して読んでみること。
体言止めや言いさし。つまり、その後に続く言葉を省略した表現はできるだけ避けるようにする。
上中下は必ずしも必要ない。例えば、必要上、条件下、〜する中。など。
接続詞を省く。
基本動詞、いう、みる、いく、ある、ない、できる、なる、える。はできるだけひらがなで書く。これは筆者の好み。
四字熟語の多くは置き換え表現ができる。例えば、情報共有できる。は情報を共有できる。
同じ語尾は繰り返さない。
引用はカッコで示す。
メールにはメールの作法がある。
段落変えでは一字下げる。
メールや日記、毎日書く文章にもっと気を配るきっかけとなる。 -
Posted by ブクログ
元朝日新聞記者のジャーナリストが、東日本大震災の1年後に、「3.11」の全容をまとめたものである。
著者はこの本を、「東日本大震災について、何が起きたのかを、できるだけわかりやすく、コンパクトに伝えること」を目的に、そして、「震災から10年後の2021年に中学・高校生になるあなたが、「さて、3.11とは何だったのか」と振り返り、事実を調べようとするときに、まず手にとっていただく本のひとつとすること」を目標に書いたという。
本書では、
◆「3.11」は、広範囲にわたる大規模な震災と火災、その後の大津波、さらに福島第一原発の原発事故が発生した、人類史上類を見ない「複合災害」であった。しかも、これだけの規模で先進国を直撃した例も過去にはない。
◆地震の規模は、マグニチュード9.0で、20世紀以降では、1960年のチリ(M9.5)、1964年のアラスカ(M9.2)、2004年のスマトラ(M9.1)に次ぐレベルで、エネルギーで比較すると、1923年の関東大震災(M7.9、死者行方不明者105,000人))の45倍、1995年の阪神淡路大震災(M7.3、死者行方不明者約6,400人)の1,450倍にあたる。津波の規模は、岩手県宮古市で遡上高39.7メートルで、1896年の明治三陸大地震(死者行方不明者22,000人)の38.2メートルを超えた。
◆国際原子力機関(IAEA)が2011年6月にまとめた事故調査報告書によると、福島第一原発では、「福島第一は、津波により安全関連装置の大部分、そして六号機に電源供給するディーゼル発電機一台を除きすべての外部および内部電源を喪失した。これにより一、二、および三号機の原子炉、そして四号機の使用済燃料プールに対する冷却が失われた。さらに、他の安全関連設備の冷却が、利用不可能、または接近不可能となった。これらの結果として福島第一原子力発電所の四基での事故状態をもたらした」という状況が発生した。
という災害そのものの事実と、震災発生後1年間の、被災者を取り巻く状況、被害(拡大)の原因究明の状況、自治体等の取り組み、原発事故への対応などが記されている。
震災から4年が経過したとはいえ、首都圏に在住して震災当日は帰宅に影響を受けただけの私にとっても、TVで繰り返し流れた大津波の衝撃的な映像は昨日のように思い出すことはできる。しかし、未だに20万人を超える避難者(復興庁の発表)のことや、福島原発への今後の対応について、関心が薄まりつつあることは否定できない。
著者の意図するように、3.11で何が起こったのか、網羅的、客観的、かつコンパクトに記したものとして、本書は意義あるものと思う。
(2012年5月了) -
Posted by ブクログ
もし、2011年3月11日に起こったことが地震だけだったなら。
そうであれば、あれだけの数の死者・行方不明者を出さなかった
のではないだろうか。
「未曾有」。地震と津波に関しては、正に未曾有の自然災害だった。
そして、追い打ちをかけるように発生した福島第一原発の事故。
著者は被災地を丹念に回って取材し、被災した人たちの生の声を
掬い上げこれまで自治体や国が行って来た防災対策の問題点を
浮き彫りにしている。
東日本大震災関連の作品の常で原発事故に多くのページが
割かれているのは仕方ないのか。地震・津波をもう少し詳しく
描いて欲しかったが。
自然災害を抑え込む。それがこれまでの防災対策の主眼だった。
しかし、東日本大震災の地震と津波はこの防災対策までをも
覆した。やはり人間は自然には勝てないのだよね。
「地獄に行ったことないけど、地獄よりひどい」
被災した女性の言葉が重かった。改めて思う。あの日に起こった
ことは、過去に起こった自然災害への日本人の意識を大きく変える
出来事だったのでないかと。 -
Posted by ブクログ
本当に何も分かっていない。テレビで衝撃的な映像を見て、嘆き悲しむ。遅々として進まない復興(政府の対応)に憤りを覚えている。けれども、あの震災が何だったのか、まったく今の自分は分かっていないことが、この本を読んで分かった。結局、他人ごとのようにしか感じていない。確かに震災の規模が大きく、影響が多方面に渡っていて、全体像をいっぺんに理解するのは困難だ。だからといって知らなくていい訳ではない。知らなくては」いけない。そう思った。
以下、引用
●たしかに、原発事故が目前の脅威となってから、岩手や宮城、そして福島でも津波被害が大きかった地域のことは、報道の前景から退いていった。新聞やテレビは、「被災してもがんばる」と前向きに生きる人々を大きく取り上げたが、「がんばれない人々」については目を背けていなかったろうか。心情や情緒について、励ましや支援については多く語ったが、復旧や復興がこれほどまでに遅れたことについて、その構造のいびつさや政治の貧困を、鋭く追及してきたろうか。フリーのジャーナリストになった自分を含めて、今回の災害報道における「ジャーナリズムの貧困」を意識せざるをえない。 -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
インターネットの発達でケタ違いの情報が氾濫している今、現代人は「情報力」を鍛えることが欠かせない。
情報を扱う場面を、「つかむ=収集」「よむ=分析・加工」「伝える=発信」の三つに切り分け、豊富な事例をもにそれぞれのポイントを解説し、対処法へのヒントを紹介する。
[ 目次 ]
第1章 情報をつかむ(必要な情報を探すコツ 全体像の中の「自分」を知る メモこそ命 ほか)
第2章 情報をよむ(分析に役立つ基本技 情報のプロの習性 だまされないための技術 ほか)
第3章 情報を伝える(誰に何を伝えるか 書くためのヒント IT社会と情報)
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]