アウティングやミスジェンダリング等の激しいトランスヘイト描写に心が折れそうだったが、それを乗り越え掴み取る未来に泣いた。
フィリックスを支える友人たちにもたくさん勇気を貰った。
トランスジェンダーを取り巻く現実はこの小説以上に厳しい。
でも、この小説が手元にあるだけで踏ん張れる人が絶対にいると思う
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私だってそう。
確かにトランスヘイトの描写はキツイものの、恋に悩んだり将来に悩んだり親子関係に悩んだりと悩みまくるフィリックスと一緒になって一喜一憂して最後には全部報われるので元気な時に読んでください。
注意書きがあるのも有り難い。
終盤泣きっぱなしだった。
私はフィリックスと父親のシーンで一番泣いた。
あのシーン、全部に願いが込められていた。