カン・ファギルのレビュー一覧

  • 大丈夫な人

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    女性の不遇、不安、不信、不自由が何重にも織り込まれた短編集。物語が進むにつれ読者をじわじわと追い詰めていきます。心理スリラーが好きな方には特におすすめしたい本。ただし心が揺さぶられるので元気な時に読んだ方が良さそう。シャーリイ・ジャクスンが好きな方にもおすすめです。

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    2023年03月15日
  • 大丈夫な人

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    ネタバレ

    一つ読んだけど、今ダメ。ひどく堪える。ありそうなのよ。隣の国だけど、近いから。今駄目。読めるようになってから読む。

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    2022年08月04日
  • 大丈夫な人

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    短編も結末のはっきりしない物語も苦手だけど、読後感悪くない。このねっとりした空気感が夢に出てきそう。

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    2025年03月28日
  • 大仏ホテルの幽霊

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    ネタバレ

    本屋で何気なく目に止まり読んでみただけだったのだが、思いのほか良かった!私的には良作。
    結局誰の話が正しいのか分からないことも面白かったが、「恨(ハン)」にまつわる韓国の有名なおとぎ話や、朝鮮戦争における韓国の歴史等詳しく知らないことが多く、とても興味深かった。

    一番印象的だったのは、パク・ジウンはルェ・イハンをあまりに深く愛しすぎた為に、彼が死んだ後彼なしでも生きていけるように彼など愛していなかったというニセの心を作り出していた、という真相。悲しすぎるし辛すぎるけど、最愛の人を失ったらそういう風に生きることでしか自分の心を守ることが出来ない生き方があることが衝撃的だったし、想像しただけで辛

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    2024年05月02日
  • 大丈夫な人

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    良かったです。怖かった。
    全体的に人怖な話ですが、話によっては幻想的な怖さがあった。
    個性と才能のある作家さんだと思います。

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    2023年11月13日
  • 大丈夫な人

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    カン・ファギルの短編集。「湖ー別の人」、「ニコラ幼稚園ー貴い人」、「大丈夫な人」、「虫たち」、「あなたに似た歌」、「部屋」、「雪だるま」、「グル・マリクが記憶していること」、「手」。どれも怖くなる。特に女性の日常はスリラーなのか…。

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    2023年01月29日
  • 大丈夫な人

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    短編集9編
    どの物語もそう突飛なことではなくありえることばかりながら、怖さがじわじわと忍び寄ってきて、しかも最後になっても答えのないままに読者は放り出される。そこに至るまでの主人公たちの心理描写が巧みで、彼らとともに不安で不穏で妄想か現実の境もあやふやになって抜け出せない泥沼にいるような気がした。

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    2022年08月31日
  • 大仏ホテルの幽霊

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    第二部が面白くて続きが気になって、その勢いで第三部にいったら胸いっぱいの結末になって、良い意味で思っていたのと違う!という展開になりました。

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    2024年08月21日
  • 大仏ホテルの幽霊

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    実在したホテルを舞台にしたホラー系(?)。 韓国の作家を読むのは初めてで、しかも日本の戦争前の統治時代の設定なのが良かった。当時の韓国の様子や韓国人の日本や日本人への感情が出ていたのが興味深かった。引き込まれるほどの物語の強さはなかったなあ。

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    2024年02月04日