マラート・ガビドゥリンのレビュー一覧
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石油こそ、この果てしない戦争の主要原因。石油がもたらす大金が大勢の人間を惹き付けた。ちっぽけな山師や羞恥心の無いビジネスマン、民主主義やら国家の主権やら民族自決やらのスローガンの陰に、真の動機を隠した列強各国に至るまで。Posted by ブクログ
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現在のウクライナ侵攻でもロシア側で暗躍している傭兵組織ワグネルの一員として、著者の実体験に基づく作品であり非常に参考となる内容である。文章も小説的で読みやすく、一人の男の物語として共感のようなものも感じられる。
元ロシア空挺部隊の将校である著者が家族のために稼ぐ必要性などもあり、中年となってから傭...続きを読むPosted by ブクログ -
傭兵を法的に認めていないロシアにあって、みんな知ってた傭兵会社。
今でこそ、もう、オープンというか、反逆もして、粛清もされてと大変なことになっているのだが、この本が書かれた時点では、その傭兵が存在を明らかにする一冊であった。
十分に価値はあるが、ただ、あまりに綺麗事すぎて、ふざけてんのかという印象...続きを読むPosted by ブクログ