海野敏のレビュー一覧
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鑑賞者の立場からバレエの見方を知ろうと思い購入。
出来の悪い無駄に大きいだけのムック本、「バレエの世界へようこそ:あこがれのバレエ・ガイド」とは雲泥の差である。
社会発展史の中でのバレエ芸術の進歩を捉えている点では全くカテゴリーが異なるが、ジャズ音楽をそうして論じている本多俊夫著「ジャズ」と同じ...続きを読むPosted by ブクログ -
バレエの歴史600年。
宮廷貴族から一般大衆への道筋と、技術の進歩、
芸術への発展を、世界史の流れに沿って説明する。
序章 バレエとは何か
第1章 都市貴族の余興として芽生えたバッロ
第2章 フランス宮廷の祝典から誕生したバレエ
第3章 宮廷儀式・儀礼から劇場芸術へ
第4章 オペラと一体化したバレエ...続きを読むPosted by ブクログ -
600年間を要領よく整理したタイトな記述で、著者のいう通り、「一気に」読める見事な教科書。初学者はここに書かれていて理解できない部分がなくなるように勉強を広げれば良く、また全て理解できる頃には何が不足しているかも自分で気付けるだろう。Posted by ブクログ
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まさにバレエの世界史。誕生から進化を遂げ、世界に広がる600年の歴史が良くわかる。
大人バレエを20年続けているので、とても興味深かった。Posted by ブクログ -
バレエが政治経済文化と関わり、時に政治に利用されながら、空間的、社会的、芸術的に広がって行ったのかがよく整理されていて読みやすかった。
歴史に名を刻むダンサーや振付家や支援者のエピソードや、彼らへの当時の評価の言葉も興味深い。
ロマンチック•バレエのダンサーでポワント技法を完成させたマリー•タリオー...続きを読むPosted by ブクログ