『ビジョンとともに働くということ』(山口周 中川淳)で「誰から頼まれたわけでもなく、廃墟になりかけていた古民家の再生をやり始めた人がいる。それに全国から買い手がついて、移住する人が増えている。」と紹介されてて気になった『カールさんとティーナさんの古民家村だより』(カール・ベンクス クリスティーナ・ベ
...続きを読むンクス) 。
自身が【民俗学という過去から継承されてきたもの】を学び、
そして京都にあった古民家カフェがキッカケで、【古い建物】に興味を持ち始めた事の影響もあったかもしれない。
大黒柱のある部屋の中で天井向いて「ホァーーーーーーーー……」って言ってたのを覚えてます。
それまで日本のお城行っても非現実的な空間としてしか捉えてなくて「Wow!」って叫ぶだけだったけど…
【生活感のある感じに対する《共感》】と、【古くから残る感じに対する《尊敬の念》】とでも言うのか……
とりあえず古民家ではいろいろ混じって「ホァーーーーーーーー……」になってた。(側から見たら変な人)
さて、古民家に関する本書においては…
「ドイツ人である彼らは何故ここまで…?」という気持ちで読み、
【日本文化愛好家だったお父様の影響】、
【日本建築家の内装デザインや、日本家屋をヨーロッパに移築する仕事】の先に、
【新潟県十日町市竹所という場所とそこに住む人との良き関係】はわかりました。
が。
「彼らは何でこんなにも動けるのか」っていう事に対する疑問は残ったまま。
【1つの物事に対する情熱】を持つ事なら誰だってできるけど、
それを形として表す段階に至るレベルには、人によって可か否かが分かれてくる。
「できるかどうかじゃなくて、やるかやらないかだよ」というコメントはよく見たり聞いたりするけど、
「そのコメントじゃなくて、結果までのプロセスを見たいんだょッッ」となってきた今ちょうどこの時……
眠気がやってきたので充電するとしましょう。