【感想・ネタバレ】NHKカールさんとティーナさんの古民家村だよりのレビュー

あらすじ

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新潟の“奇跡の集落”
すべては一組の夫婦が移住してきたことから始まったーー。
「ここは世界一美しい場所!」

「ここはパラダイス」。
過疎化に悩んでいた山間の集落をカラフルな古民家村に生まれ変わらせた
ドイツ人建築デザイナーのカールさんとアルゼンチン出身の妻ティーナさん。
ここで第二の人生を送りたい。ここで子育てをしたいーー。
四季の豊かさとともに暮らす人々の、これは奇跡の物語です。

【冬】「やわらかい雪景色」に抱かれて
雪は友だち/毎日違った雪が降る/朝の始まりは、雪かきから/
雪に閉ざされる冬だからこそ家の中に喜びが/暖かな屋根裏部屋で過ごす時間/
メールではなく、手紙を書く/花柄のソファでくつろぐコーヒータイム/
みんなワクワク! 雪の中のお楽しみ/一年の五穀豊穣と無病息災を祈ってーー賽の神/
家族団らんの中心にあるのは薪ストーブ
【春】雪解け水の音とともに
「春の七雪」のあと、ようやく訪れる春/木は生きている/
愛するガーデニングの季節/大切なハーブガーデン/お弁当を持って、山遊び/
タウエボチボチが咲き始めたら/緑はどんどん濃くなっていきます
【夏】草も木も、命みなぎる季節
耳をすませば、たくさんの生き物たちの声がする/笹の葉を摘んで、笹ずし作り/
どんどん育つ夏野菜/お楽しみいっぱい! 夏休みの子どもたち/
真夏の日暮れ時、開け放した窓から涼しい風が…/古民家に暮らす 村に暮らす/
口賭けた古民家に心奪われて/古民家は芸術品/窓からの眺めにこだわる/
日本に導いた父の遺品/和と洋の心地よい融合/古いものを生かす遊び心/
新たな古民家 第二の人生/住民どうし力を合わせて/季節ごとの集まりを大切に/
古民家の心地よさをひとりでも多くの人に/こだわりの米作り、のびのび育つ子どもたち/
東京では得られなかった「つながる」感覚/どこにいても、家族の気配が感じられる家/
竹所はカールさんの「夢」
【秋】最高に美しい季節
秋はベストシーズン/収穫の秋 稲刈りに大忙し/おばあちゃんたちと、秋の珍味探し/
自然の甘み、酸っぱさで、体、目覚める/秋が深まり、薪ストーブに火を入れる/
【ふたたびの冬】
冬支度ーー春までの暮らしを考えながら/手作りのクリスマスリース/
カールさんとティーナさんのクリスマス/冬の一大イベント、村のクリスマスパーティ/
まつだいの町を歩いてみよう/カールさんが描く美しい街並み/
古民家を見渡せる高台で/真の豊かさに気づかせてくれる場所

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Posted by ブクログ

古いタンスの中に冷蔵庫を収納するのはびっくり!文鎮や灰皿をドアノブにするのも、古いものを生かす遊び心があっていい。楽しそうに暮らしてるのがなにより。豊かさを感じる

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2024年10月19日

Posted by ブクログ

春夏秋冬の自然なカラフルな写真が美しい
建築家ブルーノ・タウトの「日本の家屋と生活」。タウトが1930年代に日本を旅し、各地の民家とそこでの暮らしぶりを記録した本です
カールさんの青春時代も波乱に満ちていました。旧東ドイツでは進学も容易ではなく、家計を助けるため15歳から内装デザインの会社で働き始めました。やがて東西冷戦が激化。カールさんは東ベルリンから、深夜川を泳いで西側に脱出します。19歳でした。
東ドイツでは男子に兵役があったんです。私は祖父を第一次世界大戦で、父を第二次世界大戦で失いました。私は絶対に戦争で死にたくなかったんです。

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2025年06月28日

Posted by ブクログ

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ドイツから新潟県十日町市に来たカール夫妻の古民家再生の物語。想いの発信と共感、協働が古民家のまちなみ・暮らしという形で人を呼び込む力になった。

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2025年03月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『ビジョンとともに働くということ』(山口周 中川淳)で「誰から頼まれたわけでもなく、廃墟になりかけていた古民家の再生をやり始めた人がいる。それに全国から買い手がついて、移住する人が増えている。」と紹介されてて気になった『カールさんとティーナさんの古民家村だより』(カール・ベンクス クリスティーナ・ベンクス) 。

自身が【民俗学という過去から継承されてきたもの】を学び、

そして京都にあった古民家カフェがキッカケで、【古い建物】に興味を持ち始めた事の影響もあったかもしれない。

大黒柱のある部屋の中で天井向いて「ホァーーーーーーーー……」って言ってたのを覚えてます。

それまで日本のお城行っても非現実的な空間としてしか捉えてなくて「Wow!」って叫ぶだけだったけど…

【生活感のある感じに対する《共感》】と、【古くから残る感じに対する《尊敬の念》】とでも言うのか……

とりあえず古民家ではいろいろ混じって「ホァーーーーーーーー……」になってた。(側から見たら変な人)

さて、古民家に関する本書においては…

「ドイツ人である彼らは何故ここまで…?」という気持ちで読み、

【日本文化愛好家だったお父様の影響】、

【日本建築家の内装デザインや、日本家屋をヨーロッパに移築する仕事】の先に、

【新潟県十日町市竹所という場所とそこに住む人との良き関係】はわかりました。

が。

「彼らは何でこんなにも動けるのか」っていう事に対する疑問は残ったまま。

【1つの物事に対する情熱】を持つ事なら誰だってできるけど、

それを形として表す段階に至るレベルには、人によって可か否かが分かれてくる。

「できるかどうかじゃなくて、やるかやらないかだよ」というコメントはよく見たり聞いたりするけど、

「そのコメントじゃなくて、結果までのプロセスを見たいんだょッッ」となってきた今ちょうどこの時……

眠気がやってきたので充電するとしましょう。

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2023年04月16日

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