広江克彦のレビュー一覧

  • 趣味で量子力学

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    ほかの本を読んで量子力学に興味が出てきて、この本を手に取った。

    数式を出すことをいとわずに、筆者の量子力学についての考えをストレートに表現した本という印象。
    教科書とも違うし、一般向けの啓蒙書とも違う。
    自分は数学に慣れているのですんなり読めた。

    この本を読んだことによる収穫は3つ。

    (1) いくつかの本で得た断片的な知識をつなげることができた。

    (2) 大学レベルで出てくる数学が物理でどのように使われているかがわかった。

    (3) 物理で数学(というより数式や計算)をどのように使うかを知ることができた。

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    2020年08月30日
  • 趣味で物理学

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    体系的ではないが、本質を探求しようとする姿勢に貫かれている。
    全体的に切り口、語り口が本当にユニークな本だ。
    力学、電磁気学を学び終えた後に副読本として利用すると理解が深まると思う。

    力学は運動量を本質として考え、進行する。記述は角運動量に多くを割いている。コマの問題などを扱う。

    電磁気学はまずはマクスウェル方程式までたどり着く。その過程もちょっと他の教科書とは違う。その後、マクスウェル方程式からの思索が続く。最後は力学とのつながりも示唆されて興味深い。

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    2018年11月28日
  • 趣味で相対論

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    趣味なんてとんでもない!少なくとも本書で言う趣味は遊びではない。人類の英知を知りたいという真摯で真剣な営みだ。

    著者が問題意識を切らさずに最後まで書いてくれているおかげで、ぐいぐいと引き込まれて、一気に読み切った。大作映画を鑑賞した後のようだ。加えて物理という学問がもつ独特の性格も体得できたように思う。

    これまでの大学物理の教科書とは一線を画している。入門や基礎ではない、万人に開かれた第3の道を見事に描ききった著者に感謝したい。

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    2015年05月12日
  • 趣味で量子力学

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    初めて量子力学の本を読み終えた!!笑
    まさか、著者がEMANの物理学作った本人だったとは・・・
    いつもお世話になってます。笑

    難しいイメージの量子力学。この本はその小難しい話をバッサリ切って,イメージしやすく言葉で説明してくれている。

    初学者はまずこれを読むと,量子力学に入りやすくなると思う。

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    2018年08月30日
  • 趣味で物理学

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    インターネットの『EMANの物理学』を書籍化したもの

    この本は力学と電磁気を扱っている
    他に相対性理論と量子力学あり

    インタネーットでは数学の話もたくさん載っていて
    とてもお世話になっている

    教科書のように厳密な計算は扱われいていなし
    演習問題とかものってない

    でも内容としては電磁波の運動量の話や放射まで行くので
    いわゆる学部の電磁気Cの範囲まで触れられていて
    入門者用というほど簡単なわけではない

    これ一冊では十分に理解することは厳しいと思うけど
    一回読んで、他の教科書に行って
    またこれを読むと理解は深まる

    なんといっても、ただ式を見て
    式変形できるようになって
    典型問題を解けるよ

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    2017年03月25日
  • 趣味で相対論

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    重力波の直接観測のニュースを見て、急に相対性理論の勉強がしたくなったので読みました。なんとなくテンソルが身体に馴染んできた気がします。やったね。

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    2016年06月03日
  • 趣味で相対論

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    昔、量子力学がわからんくてよく世話になったサイトの主さんが本を出したとのことなので、あまり目を通していなかった相対論のページを書籍化した方を買ってみた。物理を専門としない人でもどんなものか把握できる丁度良いレベルの本だと思います。相対論をある程度理解するにはやはり数学は必要です。

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    2010年04月08日
  • 趣味で物理学

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    よみやすいし、わかりやすい。専門的なことは他の教科書を読めと書いてある、大まかにイメージをつかむ本。お世話になっています

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    2009年10月04日
  • 趣味で物理学

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    一つ一つの定理、数式について深く考察され丁寧に解説されている。定理法則の解釈の仕方がわかり一読の価値がある。普通の教科書で力学電磁気を勉強したあと(または勉強と平行して)読むと理解が深まると思います。

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    2009年10月04日
  • 趣味で物理学

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    本のタイトル通り、趣味で物理を勉強するのにいい本。EMANの物理学というウェブサイトの内容の一部をまとめた本で、内容は力学と電磁気学(大学教養レベル)だけど、著者が中学生にもわかるように書きたいと言っている通り、読み物感覚で学べる本。図が少なく文字が多い割に文章自体は読みやすい。本当に趣味でやる分には申し分ない本だが、分量も多く、入門書としてはこの本単独では使いにくい感じがする。受験学参とか大学教養の入門書と併用するととても良さそうな本。

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    2009年10月04日
  • 趣味で相対論

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    数式を避けて解説しようとする本がほとんどの中、正面から数式を用いて説明している。特殊はついていけたが、一般は厳しかった。

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    2012年09月23日
  • 趣味で物理学

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    ネットで「EMANの物理学」と検索するとhitするサイトの管理者が、自身のホームページの一部を編集して出版した本。

    教科書とは違った視点で捉えたり、ややこしい箇所は思い切ってはしょったりしていて、複雑な数式も殆ど出てこないし、物理が苦手な人でも、内容だけ理解しようと思えばサクサク読んでいけると思う。(個人差)

    ただ、不正確だったり、わかりにくくなってる部分もあるが、それもそれで、私は面白いと思う。

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    2010年03月30日