川瀬智之のレビュー一覧

  • 東京藝大で教わるはじめての美学

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    絵画の見方について、主にフランスの美学者、哲学者の解釈を通して紹介した一冊。
    「はじめての」と銘打ってはいるが、難解ではあるので熟読&繰り返し読まないといけない系ですが、初見でもなるほどと思うところは結構あるので、読み込んでいきたくなってくる。
    でも紹介している哲学者たちの解釈が、正しいということではなく、それぞれの解釈なので、イマイチピンと来ない点もあるので、これをきっかけに自分なりの視点を養っていけばいいのだと思う。

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    2025年05月06日
  • 東京藝大で教わるはじめての美学

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    「はじめての」美学か?! と感じるほど、読み応えがあった。西洋美術および西洋哲学を下敷きに解説されているので、アジアやイスラーム世界、アフリカで敷衍できるものか? と素朴に気になったが、さらに詳しく知りたくなる良い本だった。

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    2024年04月07日
  • 東京藝大で教わるはじめての美学

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    フランス美学史の変遷をたどりながら「美とはなにか?」を問い続ける名著。

    アラン、サルトル、メルロ=ポンティ、デュフレンヌ、マルディネ、アンリといった思想家の紹介なのだけど、こういったところにアランやサルトルが入ってくるのは意外だった…。アランとか結構好きなんだけど、美学としても有名なんだなー。

    自分の美学思想的にはメルロ=ポンティが近いのかな。
    画家は自らの思い(テーマとか世界への認識とか感情とか)を作品にして生み出さなくてはならない。作品に込めた思いを受け取ることが出来るモノこそ名画と呼ばれる。
    うん、メルロ=ポンティあたりは今度別の解説書も買ってみよう。

    逆にデュフレンヌは全然分から

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    2024年05月26日