田宮俊作のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
”好きな事は仕事にしない方がいいよ”
とは、
自分が就職したバブル余韻(弾けた直後)の頃、
よく社会の先輩方から訳知り顔で云われた台詞。
ま、真意はいろいろ在るんだろうけど。
生い立ちや、環境や、性格や、そもそも指向や、
みんな違うので普遍的な答えなんか無いのでは?
が、
冒頭の台詞に対する今の答え。
...だけでは身も蓋も無いので、もうちょっと想いを。
好きな事を仕事に選んで、
そこに潜む好きじゃない現実も見て、
手も下して、塗れて、
それでも好きで居て、
その好きな事で世を、誰かをシアワセに。
...している人は、大人、だなぁ、と。
ハナから好きな人、
後から好きになる人、
そこに差は無くて、
深さ、広さ、なのかな。
なんて、いろいろ考えてしまいました。
この本は総じて痛快!!
紆余曲折あっても、しっかり考えて、
成功にたどり着く物語は気持ちいいですね!
作中に出てくる、様々な人々との
思いやりのキャッチボールも素敵です。
伝説の”タミヤの零戦”、やっぱり作って見ようかなぁ。
(プラモ苦手で、素組で終わっちゃうんだけど(苦笑)) -
Posted by ブクログ
「田宮俊作」の『田宮模型の仕事』を読みました。
世界的な模型メーカ「タミヤ」の社長「田宮俊作」が、自身の経験を織り交ぜながら、木製模型→プラモデル→RCモデル→ミニ四駆と「タミヤ」が成長してきた道のりを綴った作品です。
-----story-------------
たかが模型、されど模型。
戦車のプラモデルのために東西冷戦下のソ連大使館と直談判し、車の模型を作ろうと実物のポルシェを解体してしまう。
そんな本気がタミヤを世界一の模型メーカーにした!
自らリンゴ箱の上で模型の図面を描いた現社長が綴る涙と笑いの奮戦記。
親本に新原稿を大幅追加した増補決定版。
-----------------------
元々プラモ小僧だったので、ワクワクしながら読めましたねぇ。
(ミニ四駆は体験していませんが… )
子どもの頃に夢中になっていたジオラマ製作で使っていた1/35スケールのMMシリーズの1/35ってスケールは、、、
なんと、パンサー戦車を設計した際、たまたま単二乾電池が2つ入るサイズだったのが理由だとか。
んで、最初にパンサー戦車が選ばれたのは、形状が直線的で金型が作りやすいという理由からだったとは、これまた驚き。
好きなプラモデルの裏話を知ることができて楽しめましたね。
小学校低学年の頃、初めて作ったクルマのプラモデル(スカイラインGTRだったような… )のことや、
小学校高学年の頃、当時高価だったRCカー(ポルシェ935だったような… )を持っていた友人が羨ましかったことや、
中学校の頃、MMシリーズでジオラマ製作に夢中になっていたことが、
懐かしく思い出されました。
初めて作った戦車のプラモデルは"Ⅳ号戦車"だったんですが、今でも"Ⅳ号戦車"のプラモデルを観ると、あの頃の楽しかった感覚を思い出すんですよねぇ。
久しぶりに作ってみたくなったなぁ。 -
Posted by ブクログ
先日のドイツ出張で、お土産を探しに入ったおもちゃ屋さんのプラモデルの棚の半分は田宮でした。この本は、なぜ田宮がそんな世界的メーカーに成れたのかを書き記しています。
小学生の頃、夏休みでゴロゴロしてたら、母が「ゴロゴロしとらんと、プラモデルでも買って来なさい」と小遣いを呉れました。そんな時に買ったのがやっぱり田宮の模型でした。他のメーカーに比べ、やや柔らかめの粘りがある素材と、精度の高さが魅力でした
この本を読むと、そうした他メーカーを凌ぐ模型へのこだわりが伝わってきます。モデル作りのための取材(戦車の下に潜り込んで、脱出口の形状を写真に撮るシーンなど圧巻ですが)だけでなく、早くからCAD(コンピュータでの設計)とNC切削(同じくコンピュータによる金型製作)技術を取り込み、精度の高さを達成します。
それ以上に驚かされるのが、ミニ4駆の爆発的人気の背景に有った、田宮が作り上げたクラス分け等のインフラの整備です。単なる模型屋ではなく、模型を社会現象にまで引き上げた凄さを感じさせます。
たいした会社ですね。
-
Posted by ブクログ
日本を代表する模型メーカー、タミヤの歴史、そしてタミヤをここまで大きくした原動力である田宮俊作氏のバイタリティを感じさせる本。
静岡県民として小さい頃からミニ四駆、MMシリーズ、ウォーターラインシリーズ、電動ツーリングカーそしてタミヤサーキットなどでタミヤにお世話になっている身としては興味深い内容ばかりでした。
個人的には、ミニ四駆のはじまりは失敗で、でもそこからあそこまでの大ヒットに繋がっていった話が非常に面白かったです。
ま~でも、プラモデル等に興味が無い・知らない人にとっては全然面白くないだろうな。と、思ってしまったがよく考えたらエンタメ小説でもないんだから興味無い人ははじめから手に取るわけがないのだった。 -
Posted by ブクログ
「行っけーーービートマグナム!!」
『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』をコロコロコミックで読んで、テレビで観て、マネをしていた小学生の頃。自宅のコースで公園で道路で走らせ、壊れては直し、大会にも出たあの頃。僕の中で「行っけーーービートマグナム!!」はマイ流行語大賞でした。僕が「田宮模型」という名前を知ったのは言うまでもなく、ミニ四駆が流行っていた頃だったから、僕の中で「田宮模型=ミニ四駆」というイメージがあった。だから、田宮模型が最初、木の模型を扱っていたことなんて全然知らなかったし、全盛期しか知らないから、ヒット商品がなかなか生まれなかった事実を知って驚いた。本書は田宮模型の歴史をざくっと紹介している。著者は作家さんでないため文章が少し稚拙な感じは否めないが、写真が多く掲載されているため、名前のわからない戦車や飛行機が出てきても困らなかったです。ただ、「田宮模型=ミニ四駆」な僕としては、フルカウルのミニ四駆のことをもっと詳しく書いてほしかったなーと思い☆3とさせていただきました。田宮氏のもう一つの著書『伝説のプラモ屋』も読んでみたいと思います。