田宮俊作のレビュー一覧
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”好きな事は仕事にしない方がいいよ”
とは、
自分が就職したバブル余韻(弾けた直後)の頃、
よく社会の先輩方から訳知り顔で云われた台詞。
ま、真意はいろいろ在るんだろうけど。
生い立ちや、環境や、性格や、そもそも指向や、
みんな違うので普遍的な答えなんか無いのでは?
が、
冒頭の台詞に対する今の答え。
...だけでは身も蓋も無いので、もうちょっと想いを。
好きな事を仕事に選んで、
そこに潜む好きじゃない現実も見て、
手も下して、塗れて、
それでも好きで居て、
その好きな事で世を、誰かをシアワセに。
...している人は、大人、だなぁ、と。
ハナから好きな人、
後から好きになる人、
そ -
Posted by ブクログ
「田宮俊作」の『田宮模型の仕事』を読みました。
世界的な模型メーカ「タミヤ」の社長「田宮俊作」が、自身の経験を織り交ぜながら、木製模型→プラモデル→RCモデル→ミニ四駆と「タミヤ」が成長してきた道のりを綴った作品です。
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たかが模型、されど模型。
戦車のプラモデルのために東西冷戦下のソ連大使館と直談判し、車の模型を作ろうと実物のポルシェを解体してしまう。
そんな本気がタミヤを世界一の模型メーカーにした!
自らリンゴ箱の上で模型の図面を描いた現社長が綴る涙と笑いの奮戦記。
親本に新原稿を大幅追加した増補決定版。
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先日のドイツ出張で、お土産を探しに入ったおもちゃ屋さんのプラモデルの棚の半分は田宮でした。この本は、なぜ田宮がそんな世界的メーカーに成れたのかを書き記しています。
小学生の頃、夏休みでゴロゴロしてたら、母が「ゴロゴロしとらんと、プラモデルでも買って来なさい」と小遣いを呉れました。そんな時に買ったのがやっぱり田宮の模型でした。他のメーカーに比べ、やや柔らかめの粘りがある素材と、精度の高さが魅力でした
この本を読むと、そうした他メーカーを凌ぐ模型へのこだわりが伝わってきます。モデル作りのための取材(戦車の下に潜り込んで、脱出口の形状を写真に撮るシーンなど圧巻ですが)だけでなく、早くからCAD( -
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日本を代表する模型メーカー、タミヤの歴史、そしてタミヤをここまで大きくした原動力である田宮俊作氏のバイタリティを感じさせる本。
静岡県民として小さい頃からミニ四駆、MMシリーズ、ウォーターラインシリーズ、電動ツーリングカーそしてタミヤサーキットなどでタミヤにお世話になっている身としては興味深い内容ばかりでした。
個人的には、ミニ四駆のはじまりは失敗で、でもそこからあそこまでの大ヒットに繋がっていった話が非常に面白かったです。
ま~でも、プラモデル等に興味が無い・知らない人にとっては全然面白くないだろうな。と、思ってしまったがよく考えたらエンタメ小説でもないんだから興味無い人ははじめから手 -
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「行っけーーービートマグナム!!」
『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』をコロコロコミックで読んで、テレビで観て、マネをしていた小学生の頃。自宅のコースで公園で道路で走らせ、壊れては直し、大会にも出たあの頃。僕の中で「行っけーーービートマグナム!!」はマイ流行語大賞でした。僕が「田宮模型」という名前を知ったのは言うまでもなく、ミニ四駆が流行っていた頃だったから、僕の中で「田宮模型=ミニ四駆」というイメージがあった。だから、田宮模型が最初、木の模型を扱っていたことなんて全然知らなかったし、全盛期しか知らないから、ヒット商品がなかなか生まれなかった事実を知って驚いた。本書は田宮模型の歴史をざくっと紹介し