小板玲音のレビュー一覧

エレナの炬火 １

小板玲音

ジャケを見て「かわいいな」、タイトルセンス「いいぞ」、帯の粗筋にある重そうな話「パーフェクト」、そして信頼のハルタ派生の青騎士ブランド。ジャケ買い決定。
かつての冬戦争（フィンランドvsソ連）を下地にした作品は多いが、戦後復興かつ傷病者をテーマにした作品はレアだろう。物語の重さをかわいいキャラが緩和してくれているのは正解。
あの猫一族はフィンランドにおける東カレリア地方出身なんだろうな。日本における北方領土と同じ存在。
長く続いてほしい物語。

エレナの炬火 ３

小板玲音

タイトルやテーマとしてもまだまだ描くべきエピソードはあるはずなのに、なぜここで終わってしまうのか。というか終わる雰囲気じゃない。福祉立国への道はこれからだろうに。残念の一言。
隣国出向編とかもガッツリやって欲しかった。
掲載誌である青騎士の改革もあると聞いたので、もしかしたらその影響だろうか。そのドタバタが片付いたら続きをやってくれるのだろうか。必ず続編をやってほしい。

エレナの炬火 ２

小板玲音

一巻でもそうだったけど、かわいいキャラに隠された終戦直後の混乱や問題をけっこう赤裸々に描いてるのが上手い。続きが楽しみ...だけど、これ完全に大河ドラマコースなので、本気で続けると完結はずっと先。ぜひそうあってほしい。
あと、このマンガを読む人にはぜひフィンランドの対ソ戦（冬戦争とか）を調べてからだともっと楽しめるので強くおすすめ。

エレナの炬火 １

小板玲音

ファンタジーではあるものの、全く他人事ではない話だなと思った。自分はどう行動するべきか、考えさせられる。ナイチンゲールの伝記を思いだした。