片田江康男のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
船井電機の自己破産、ミュゼの自転車操業や会社分割とクーデター破綻、ルシアンHDとマイス社によるM&Aトラブル。これらへの取材と事の経緯を詳述した本。終章では、買い手企業、売り手企業のオーナー、M&A仲介会社の利害が一致するトライアングルの構図を明らかにして、日本の中小企業のM&Aの実態に迫る。
出てくる関係者はみなどこか他責で、「自分は騙された側」と主張する。そこに会社や従業員を慮る態度は感じられない。しかし一方で、彼らにはある種の正直さがある。自らの「欲」にも他人の抱く「欲」にも自覚的で肯定的だ。欲を起点とした彼らの無責任さがあるかぎり、会社は喰われつづける。
本書はとにかく読みやすく、門外漢の自分でも事の経緯がスルスルと頭に入ってきた。特に、一度読んだだけでは理解できないような事実関係を述べた後、直後の文で「つまり、、」「要するに、、」とわかりやすく噛み砕いてくれる親切さも好感が持てた。無駄な記述もなく大変読みやすい。 -
Posted by ブクログ
「船井電機」の破産の裏側を追ったノンフィクション。
内容は、
船井電機をメインに、M&A業界の諸々の話。
・・・・現在・・・、M&A業界がバブル状態らしい。そして・・・・、その実態は・・・・、
熟知している方々や業界の方々を除いた、私のようなド素人にとっては・・・・・
この本を読むと、少し・・・、おぼろげに・・・、何となく・・・、
わかったような気になれます。
とても怖い業界だと思ってしまいます。
・・・・、もちろん、全ての会社では無いのでしょうが・・・、M&Aは「合法的な金庫破り」を意図して行うような会社がある様で、
ただ、お金にまつわる欲望は、
喰う側だけでなく、喰われる側にもあるわけで・・・・、今後もトラブルはなくならないのでしょう。
怖い、こわい、コワい、・・・・関わりたくない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ★特長
事業継承の支援に関わるM&A業界の裏側を垣間見られる
★魅力
こんな胸の痛いビジネスの世界もあるのだと、知らない世界を知ることが出来る
★感想
船井電機さんに以前仕事でお世話になっていたので、なぜこんなことになったのかが知りたく手にとった
カリスマ創業者の事業継承への選択の失敗も原因にあるとはいえ、無責任な金の亡者たちの餌食になり、多くの従業員や家族が苦労することになることに怒りを覚えた。
M&Aの仲介会社という商売の存在を知らなかった
お金を得ることには優秀な人たちが、不動産よりも更に法整備の遅れたビジネスの世界で、ババ抜きをしながら稼いでいるイメージが浮かんだ
★オススメの人
事業継承、M&Aに興味のある方