社喰い

社喰い

小説・文芸
1,980円 (税込)

9pt

人間は、
これほど無責任で
強欲になれるのか――。

「令和のイトマン事件」とも言われる船井電機の全員破産事件や、会社のカネを引き抜く詐欺的な「吸血型M&A」で話題となったルシアン・ホールディングス事件など、未熟なM&A業界では、会社乗っ取りや悪質な買い手、無責任な仲介会社によるトラブルが後を絶たない。

本書は、ダイヤモンド・オンラインで2024年9月にスタートした連載「M&A仲介ダークサイド」をもとに約1年をかけて大幅な追加取材を行い、書下ろしで再構成した経済ノンフィクションである。地面師も顔負けの魑魅魍魎が跋扈するM&A業界の暗部を、経済記者歴20年の著者が地の果てまで追う。

人の欲望は裁けない。では、彼らの罪とはなんなのか――。

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社喰い のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    購入済み

    森さんの地面師読者は必読

    地面師関連本の一冊という認識で購入しました
    まさに別切り口からの解説があり本題のMA問題も含めて、非常に面白い内容でした。
    地面師はNHKスペシャルでも取り上げられていましたがあそこに出演していた人が本書でもインタビューされた人だと思います。めちゃめちゃ面白く読ませていただきました。地面師について解像度を上げたい人は本書も楽しめる筈です

    #ダーク

    0
    2026年09月11日

    Posted by ブクログ

    船井電機の自己破産、ミュゼの自転車操業や会社分割とクーデター破綻、ルシアンHDとマイス社によるM&Aトラブル。これらへの取材と事の経緯を詳述した本。終章では、買い手企業、売り手企業のオーナー、M&A仲介会社の利害が一致するトライアングルの構図を明らかにして、日本の中小企業のM&Aの実態に迫る。

    出てくる関係者はみなどこか他責で、「自分は騙された側」と主張する。そこに会社や従業員を慮る態度は感じられない。しかし一方で、彼らにはある種の正直さがある。自らの「欲」にも他人の抱く「欲」にも自覚的で肯定的だ。欲を起点とした彼らの無責任さがあるかぎり、会社は喰われつづける。

    本書はとにかく読みやすく、門外漢の自分でも事の経緯がスルスルと頭に入ってきた。特に、一度読んだだけでは理解できないような事実関係を述べた後、直後の文で「つまり、、」「要するに、、」とわかりやすく噛み砕いてくれる親切さも好感が持てた。無駄な記述もなく大変読みやすい。

    0
    2026年09月03日

    Posted by ブクログ

    M&A業界は体制が良くないのかなと思いました。

    M&Aにおいて悪意がある場合にはここまでメチャクチャなことができるのかと思ったのと、その危険性を孕んでいるにもかかわらず、それを防止するための制度がまだまだ整備されていないのかなと。

    0
    2026年08月29日

    Posted by ブクログ

    老舗家電メーカーの船井電機、脱毛サロンのミュゼ、足立区を地場とする内田建設、名前の伏せられる工業所。彼らはなぜ窮地に陥ったのだろうか。…事業を現金に換え、債務保証を外して、早く安心したい創業家。買収先の資産が欲しい買い手。中を取り持って、手数料を稼ぎたい仲介業者。3者の思惑。時にそれは暴走する。吸い取られる会社の資金。押し付け合いになる責任。置き去りにされる従業員と顧客たち。…せっかく築かれた産業。継承されていかなければ国の損失にもなる。まだ、歴史の浅いこの領域のコンサル業。健全化されていくことを願う。

    0
    2026年09月23日

    Posted by ブクログ

    M&Aなんて、中小企業からしたら一度あるかないか。当然不慣れ。
    そこにつけ込む卑劣なやつらって、やっぱりいるんだな。
    本書はすごい取材の積み上げだと思う。

    0
    2026年09月14日

    Posted by ブクログ

    売り手、買い手、仲介者が織りなす欲望のトライアングル 大学時代に憧れていたテレビデオ笑の世界的メーカーのフナイの転落、彼女が通っていた脱毛のミュゼプラチナのビジネスモデルなど、全ては流転しますが、その裏側、人の織りなす壮大な理不尽さ、、そこにつけ込む輩達。抜け目ない世の中を表す良書です。

    0
    2026年08月23日

    Posted by ブクログ

    これが小説だったらと思いました。
    取材は大変だと思うけど事実を客観的に書いているので共感が出来なかったです。
    でも、それがルポルタージュですね。

    0
    2026年09月17日

    Posted by ブクログ

    M&A に関わる無責任事件簿

    大好物のジャンルなのだか、描き方か、掘り下げ方か、読み進めても何故か気持ちは入っていかない

    0
    2026年08月18日

    Posted by ブクログ

    仕事をしていると「嘘つき(大風呂敷)」「思っていたより雑」はあるある。見極めが大切。この手の作品の場合、著書である記者は一般企業をあまり知らない感じがあり、感覚に少しズレを感じる。

    0
    2026年08月17日

    Posted by ブクログ

    全員、無責任。船井電機やミュゼなど、世間を騒がせたM&A事件に迫るルポ。M&A仲介会社と仕事で接したことがあり、個人的には頗る印象が悪いのだが、一方で彼等は仲介料が売上であり、彼等に付け込まれるのは売り手側の無知や懐の甘さ、カネ欲しさが原因とも言える。関係者の証言は一向に噛み合わず、全員が被害者・無責だと主張する様には呆れるしかない。

    0
    2026年08月15日

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