服部隆幸のレビュー一覧
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・顧客は常に、自分が心地よいか、自分が特かを図って行動する存在なのだ。
・価格で奪い取った顧客は価格で奪い取られるという鉄則である。
・顧客ケアのマーケティングと情報システムを駆使しながら、きわめて人間的な知性を持って、営業の全プロセスで様々な状態にある顧客の心をつなぎ止め、心を動かし、顧客と長期的に良好な関係を構築する。顧客との関係深化度を可視化しながら、顧客との関係を深化させて、結果として案件発生を知り、顧客の購入プロセスを知り、適切な対応をすることによってビジネスプロセスを契約に向かって進め、売上を伸ばし続け、LTVを最大限に押し上げることが出きる仕組みを構築し実戦している企業
・顧客は -
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ネタバレ[ 内容 ]
いまや製品は成熟してしまっている。
機能で差別化することは難しい。
各社が磨いてきた「売る技術」も、通用しなくなってきている。
しかも、人口が減少し、市場規模は逓減している。
そんな時代に必要なのは「顧客をケアする技術」だ。
顧客が主役の時代になったのだ。
本書では、顧客をケアするとはどういうことなのかを解説する。
さらに、それを形式知化することで顧客ケア企業になる方法も解説。
[ 目次 ]
第1章 ポイントが敗れる日
第2章 1回しか売れない本当の理由
第3章 顧客をケアするための原則
第4章 顧客ケア企業になるために
第5章 顧客を育成するシナリオを描く
第6章 変わる営業 -
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ネタバレ最も印象に残ったのは「訊くこと」という作業が営業において最も重要なプロセスであること、ということ。
そして訊いて教えてくれること、くれないこと、できないこと、がある中で、どこまでか関係が深まっていれば、訊ける範囲は広がっていく。そこに、他社との差別化ポイントがある。つまり、ここをすっ飛ばす営業スタイルでは、今後はダメだ、ということ。
と、大事なことはわかるが現実なかなか、訊きにくいことも多い。「断られたらどうしよう」だとか「知識がないと思われたらどうしよう」だとか。一過性に過ぎないし、分からないよりいいと方程式は見えるが、なかなか。特に最近は。
訊いてわからなければどうしよう、そもそもど -
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著者は、(株)ブレアコンサルティング代表取締役。顧客戦略、営業プロセス改革、営業構造改革の第一人者として知られている。
営業に携わる人たちにとって、ドラクエには学ぶできことが満ち溢れている。ロールプレイングゲームの設計理論と比較して、真の営業プロセスとアクションを語ることが一番わかりやすく、読者の心を動かすのではないかと考えた。
本書は、ドラクエを例えに引きながら、営業プロセスとアクションをわかりやすく書いている。
本書は主人公である新入社員である稲嶺うららが、兄や上司や友人たちと一緒に力を合わせて、経験豊富な祖母のアドバイスを受けながら新しい「営業力」をドラクエと照らし合わせながら考え -
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著者は「顧客ケア」という考え方のもと、
企業にとっての顧客の価値をLTVに置き、
CRMの重要性について記述している。
とかく、ポイントカードの発行だけに留まり、
結果として単なる値引きに陥っている小売が多い。
顧客データを活用してこそのCRMである点は本著も同じ。
そのデータを使っての顧客ケアという考えであるが、
LTVの最大化を目的として、顧客満足を最大化するもの。
考え方は理解できるが、やや具体性に欠けていると感じた。
一律の答えなどないのは理解できる。
「情」に訴える内容であるため、仕方のない面もあるが、
費用対効果を問うてはいけないなど、
実務面での実行可能性という面では、