木附千晶のレビュー一覧

  • 子どもの権利条約ハンドブック

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    ネタバレ

    子どもの権利条約の本。聞いたことはあるけど、詳しくは知らないし、よくわからなかったので、なるほどと思いながら読んだ。

    はじめにで「こどもは大人の家来ではない」という話が書いてある。当たり前と言えば当たり前なのだけど、『親』の権力は強大すぎて親自身も気が付いていなさそうだなとは思う。

    第1章 愛される権利
    ・呼びかけ、向き合ってもらう権利
    ・子ども期を豊かにすごし、大きくなる権利
    ・大人と同じように持っている権利

    子ども視点の物語が権利の説明として書かれている。分かり難いと思う人はいるかもしれないと思った。

    子どもの呼びかけには必ず向き合わないといけない……これ、年齢が低くなるほど「え。

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    2024年03月10日
  • すべての罪悪感は無用です

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    人が罪悪感や生きづらさを感じるのには理由がある。そしてそれは、そう感じる人だけに原因があるのではない。そうした人と向き合い続ける精神科医である著者の言葉は、多くの人にとって救いになるものだろうと思う。

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    2020年07月18日
  • すべての罪悪感は無用です

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    精神科医の斉藤学氏の本。心理的な問題を家族機能の視点から捉える。
    この本は読み手に、家族機能不全家族のもとで育って、大人になってからも苦しんでいる人に向けて書かれている。自分のなかのインナーマザーがその人を苦しめること、世間でなんでも優しく包み込むというような聖母の母のイメージがあることが家族のあり方を苦しめる、家族は安全な守られる場所でもあり同時に虐待が起こっても無法地帯であること、いわゆる普通の家庭というのは多かれ少なかれ問題を抱えるのが当然であること、問題行動などは苦しみと同時にその人らしくありたい自己主張でもあること等、家族と自分の生き方という点で多くの示唆を得られる本だと感じた。

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    2019年11月19日
  • すべての罪悪感は無用です

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    すべての罪悪感は無用です。斎藤学先生の著書。罪悪感や理想論に振り回されて苦しむくらいなら、自分本位で自分勝手に無責任に生きてもいい。自分一番で自分大好きという気持ちと自己肯定感を持つことで苦しみから解放される。精神科医で家族機能研究所代表である斎藤学先生からそう言われると気持ちが楽になる人が多いと思う。

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    2019年07月21日
  • すべての罪悪感は無用です

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    すべての罪悪感は無用です。精神科医 斎藤学の著書。依存性関連で必ずや登場する久里浜病院。そこでの臨床が背景の文章は説得力がある。アルコール依存性の父がいた自分に当てはまる話が多数。長年のもやもやをしっかり言葉にしてもらえた。機能不全家庭で育った人には是非読んでもらいたい。

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    2019年07月12日
  • すべての罪悪感は無用です

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    家族はこうあるべき、母親なんだからこうあるべき、男ならこうあるべき…様々な”べき”にとらわれて生きづらさを感じている人には救いになる本だと思う。

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    2023年07月13日
  • 「愛」という名のやさしい暴力

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    依存症についての記述が多かった印象。
    一つの言葉につき2ページの文章、とさっと読める構成。文体も語りかける形で読みやすい。

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    2020年12月04日
  • すべての罪悪感は無用です

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    ネタバレ

    斎藤学集。今までのことをまとめられると何だかこれで終わりのようで寂しい。まだまだ活躍していただきたいです。

    ・「意味ある人生」という実体があるわけではない。何となく息を吸ったり吐いたりしているのが人生。それを面白いと思えることを回復という。
    ・シラフのときに緊張しやすいこと、人付き合いが苦手そうで、人前に出るとあがったり偉ぶったりしてしまうこと、概して自然体の人間関係がつくれないことをアル中らしさというのです。

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    2020年11月07日
  • すべての罪悪感は無用です

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    本当はだれも、あなたが思ってるほどにあなたに期待などしていません 。他者から向けられていると感じていた期待や要求の視線は、実はあなた自身があなたに向けている視線。
    問題を背負いやすい人はだいたいナルシスト、自分だけに関心がそそがれていると思って人に関心がない。

    耳が痛いほど自分にあてはまる内容。自意識過剰、自己中心性が抜けきれていない。また、未だに自分を特別視して平凡を受入れきれていないのであると感じた。

    症状とか問題行動と呼ばれるものは全てメッセージ
    症状と呼ばれるものの多くは周囲の他者へのコミュニケーション。
    言語化できないため身体の症状で伝える。言葉にすると当たり前のことであるが、

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    2020年03月19日
  • 迷子のミーちゃん

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    映画「先生と迷い猫」の原作本。
    さびれた商店街に住みついた地域猫のミーちゃん。
    いろんなお店の人からご飯をもらいお世話されていたミーちゃん。
    だけど それは全く違って ミーちゃんがいるおかげで
    みな豊かな気持ちで毎日を送り、幸福な瞬間を体験できていたと気づく人々。
    いなくなったミーちゃん その後どうなったのかなぁ?

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    2015年10月18日
  • 迷子のミーちゃん

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    単純な動物による癒し系の話かと思うと、商店街=地方共同体が開発で崩壊していくにつれて地域猫が転々としていくプロセスと、猫に暴力をふるう不気味な男(らしい)の存在など、相当にハード。口絵に添えられたミーちゃんの写真がなかったら引くくらい。
    「再生の物語」というのは、宣伝用で内実とは違う。

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    2010年01月17日
  • すべての罪悪感は無用です

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    窃盗を繰り返す元彼のことを理解したくこの本を購入した。
    精神科医の本を読んだことのない私にとって、聞いたことのないワードがたくさん使われていたため理解しながら読むのにとても時間がかかった。
    欲しい答えは見つからなかったけど…
    他人から受けた辛い体験は中々忘れることも出来ずいつまでも悲しい過去として残っていたけれど、まぁ、そう、それで?今あなたはこうして生きているのだから大丈夫だよ。と言われるととても心が軽くなった。
    自分の心は自分で癒すことが出来るんだなぁ。

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    2022年11月23日
  • 「愛」という名のやさしい暴力

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    ネタバレ

    「アダルト・チルドレン」という概念を日本に広めた方の本。
    内容は今までのものとそれほど変わらない感じ。
    「安心しして無気力でいましょう」
    「人の役に立たなくていい」
    とか、読むと気持ちが楽になる。

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    2022年05月16日
  • すべての罪悪感は無用です

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    自己肯定感は自己効力感や全能感とは違う
    自己肯定感とは、他者と比べて自分を評価しないそのままの自分を認めること

    父親は娘に鬱陶しがられるだけ。母親はきちんと情緒的に殺されることで、娘が独り立ちする

    アルコール依存症者の妻の4人で1人はアルコール依存症者の娘だった
    自分が必要とされる必要という病=面倒を見なければいけない人がいる幸福感が必要な病気
    意味のある人生という実態があるわけではない、普通に生きていることを面白いと思うと。
    意味ある人生など、どこにもない。
    子供は犠牲者であり、依存者、それ以外の選択がない場合は犠牲者になる

    依存しなくても生きていけるとき、大人になる。
    食べ物が満足に

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    2019年05月28日