木附千晶のレビュー一覧
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子どもの権利条約の本。聞いたことはあるけど、詳しくは知らないし、よくわからなかったので、なるほどと思いながら読んだ。
はじめにで「こどもは大人の家来ではない」という話が書いてある。当たり前と言えば当たり前なのだけど、『親』の権力は強大すぎて親自身も気が付いていなさそうだなとは思う。
第1章 愛さ...続きを読むPosted by ブクログ -
人が罪悪感や生きづらさを感じるのには理由がある。そしてそれは、そう感じる人だけに原因があるのではない。そうした人と向き合い続ける精神科医である著者の言葉は、多くの人にとって救いになるものだろうと思う。Posted by ブクログ
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精神科医の斉藤学氏の本。心理的な問題を家族機能の視点から捉える。
この本は読み手に、家族機能不全家族のもとで育って、大人になってからも苦しんでいる人に向けて書かれている。自分のなかのインナーマザーがその人を苦しめること、世間でなんでも優しく包み込むというような聖母の母のイメージがあることが家族のあり...続きを読むPosted by ブクログ -
すべての罪悪感は無用です。斎藤学先生の著書。罪悪感や理想論に振り回されて苦しむくらいなら、自分本位で自分勝手に無責任に生きてもいい。自分一番で自分大好きという気持ちと自己肯定感を持つことで苦しみから解放される。精神科医で家族機能研究所代表である斎藤学先生からそう言われると気持ちが楽になる人が多いと思...続きを読むPosted by ブクログ
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すべての罪悪感は無用です。精神科医 斎藤学の著書。依存性関連で必ずや登場する久里浜病院。そこでの臨床が背景の文章は説得力がある。アルコール依存性の父がいた自分に当てはまる話が多数。長年のもやもやをしっかり言葉にしてもらえた。機能不全家庭で育った人には是非読んでもらいたい。Posted by ブクログ
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家族はこうあるべき、母親なんだからこうあるべき、男ならこうあるべき…様々な”べき”にとらわれて生きづらさを感じている人には救いになる本だと思う。Posted by ブクログ
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依存症についての記述が多かった印象。
一つの言葉につき2ページの文章、とさっと読める構成。文体も語りかける形で読みやすい。Posted by ブクログ -
斎藤学集。今までのことをまとめられると何だかこれで終わりのようで寂しい。まだまだ活躍していただきたいです。
・「意味ある人生」という実体があるわけではない。何となく息を吸ったり吐いたりしているのが人生。それを面白いと思えることを回復という。
・シラフのときに緊張しやすいこと、人付き合いが苦手そうで...続きを読むPosted by ブクログ -
本当はだれも、あなたが思ってるほどにあなたに期待などしていません 。他者から向けられていると感じていた期待や要求の視線は、実はあなた自身があなたに向けている視線。
問題を背負いやすい人はだいたいナルシスト、自分だけに関心がそそがれていると思って人に関心がない。
耳が痛いほど自分にあてはまる内容。...続きを読むPosted by ブクログ -
窃盗を繰り返す元彼のことを理解したくこの本を購入した。
精神科医の本を読んだことのない私にとって、聞いたことのないワードがたくさん使われていたため理解しながら読むのにとても時間がかかった。
欲しい答えは見つからなかったけど…
他人から受けた辛い体験は中々忘れることも出来ずいつまでも悲しい過去として残...続きを読むPosted by ブクログ -
「アダルト・チルドレン」という概念を日本に広めた方の本。
内容は今までのものとそれほど変わらない感じ。
「安心しして無気力でいましょう」
「人の役に立たなくていい」
とか、読むと気持ちが楽になる。Posted by ブクログ -
自己肯定感は自己効力感や全能感とは違う
自己肯定感とは、他者と比べて自分を評価しないそのままの自分を認めること
父親は娘に鬱陶しがられるだけ。母親はきちんと情緒的に殺されることで、娘が独り立ちする
アルコール依存症者の妻の4人で1人はアルコール依存症者の娘だった
自分が必要とされる必要という病=...続きを読むPosted by ブクログ