木附千晶のレビュー一覧
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ネタバレ子どもの権利条約の本。聞いたことはあるけど、詳しくは知らないし、よくわからなかったので、なるほどと思いながら読んだ。
はじめにで「こどもは大人の家来ではない」という話が書いてある。当たり前と言えば当たり前なのだけど、『親』の権力は強大すぎて親自身も気が付いていなさそうだなとは思う。
第1章 愛される権利
・呼びかけ、向き合ってもらう権利
・子ども期を豊かにすごし、大きくなる権利
・大人と同じように持っている権利
子ども視点の物語が権利の説明として書かれている。分かり難いと思う人はいるかもしれないと思った。
子どもの呼びかけには必ず向き合わないといけない……これ、年齢が低くなるほど「え。 -
Posted by ブクログ
精神科医の斉藤学氏の本。心理的な問題を家族機能の視点から捉える。
この本は読み手に、家族機能不全家族のもとで育って、大人になってからも苦しんでいる人に向けて書かれている。自分のなかのインナーマザーがその人を苦しめること、世間でなんでも優しく包み込むというような聖母の母のイメージがあることが家族のあり方を苦しめる、家族は安全な守られる場所でもあり同時に虐待が起こっても無法地帯であること、いわゆる普通の家庭というのは多かれ少なかれ問題を抱えるのが当然であること、問題行動などは苦しみと同時にその人らしくありたい自己主張でもあること等、家族と自分の生き方という点で多くの示唆を得られる本だと感じた。 -
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本当はだれも、あなたが思ってるほどにあなたに期待などしていません 。他者から向けられていると感じていた期待や要求の視線は、実はあなた自身があなたに向けている視線。
問題を背負いやすい人はだいたいナルシスト、自分だけに関心がそそがれていると思って人に関心がない。
耳が痛いほど自分にあてはまる内容。自意識過剰、自己中心性が抜けきれていない。また、未だに自分を特別視して平凡を受入れきれていないのであると感じた。
症状とか問題行動と呼ばれるものは全てメッセージ
症状と呼ばれるものの多くは周囲の他者へのコミュニケーション。
言語化できないため身体の症状で伝える。言葉にすると当たり前のことであるが、 -
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自己肯定感は自己効力感や全能感とは違う
自己肯定感とは、他者と比べて自分を評価しないそのままの自分を認めること
父親は娘に鬱陶しがられるだけ。母親はきちんと情緒的に殺されることで、娘が独り立ちする
アルコール依存症者の妻の4人で1人はアルコール依存症者の娘だった
自分が必要とされる必要という病=面倒を見なければいけない人がいる幸福感が必要な病気
意味のある人生という実態があるわけではない、普通に生きていることを面白いと思うと。
意味ある人生など、どこにもない。
子供は犠牲者であり、依存者、それ以外の選択がない場合は犠牲者になる
依存しなくても生きていけるとき、大人になる。
食べ物が満足に