木附千晶のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ子どもの権利条約の本。聞いたことはあるけど、詳しくは知らないし、よくわからなかったので、なるほどと思いながら読んだ。
はじめにで「こどもは大人の家来ではない」という話が書いてある。当たり前と言えば当たり前なのだけど、『親』の権力は強大すぎて親自身も気が付いていなさそうだなとは思う。
第1章 愛される権利
・呼びかけ、向き合ってもらう権利
・子ども期を豊かにすごし、大きくなる権利
・大人と同じように持っている権利
子ども視点の物語が権利の説明として書かれている。分かり難いと思う人はいるかもしれないと思った。
子どもの呼びかけには必ず向き合わないといけない……これ、年齢が低くなるほど「え。また?」とか「これくらい」と思ってしまいがちだけど、年齢が低いうちにしっかりと向き合っておかないと、年齢が上がると『大人は聞いてくれない』が固定化してしまって子供が大人の話を聞かない事になる。権利という話を抜いても、信頼の話として。
大人と同じように持っている権利は、性別で差別するなという話だった。そうは言っても、大人の固定観念を払しょくするのは難しい。結局、大人の価値観を子供も継いでしまうんだよな。
第5章 子どもの権利を生かすために
・助けを求める権利
・おとながやらなければならないこと
・国がやらなければならないこと
・国連がやらなければならないこと
・国連への報告審査制度と勧告
大人は子供の話をしっかり聞いて、国は大人たちが子どもの話を聞けるように支援が必要……と言う話。
よく読むと、私が子どもの頃には日本も子どもの権利条約を受け入れてたらしい。
聞いたことないぞと思ってしまった。さらに読むと勧告を無視して日本は子どもの権利を尊重してないとも書いてあった。なるほど。
体罰は禁止されたというニュースが以前あったけど『だったら、どう子どもに伝えるのか。しつけるのか』という部分は全く聞かなかったので、国連がうるさいから禁止という感じがすごいなと思う。 -
Posted by ブクログ
精神科医の斉藤学氏の本。心理的な問題を家族機能の視点から捉える。
この本は読み手に、家族機能不全家族のもとで育って、大人になってからも苦しんでいる人に向けて書かれている。自分のなかのインナーマザーがその人を苦しめること、世間でなんでも優しく包み込むというような聖母の母のイメージがあることが家族のあり方を苦しめる、家族は安全な守られる場所でもあり同時に虐待が起こっても無法地帯であること、いわゆる普通の家庭というのは多かれ少なかれ問題を抱えるのが当然であること、問題行動などは苦しみと同時にその人らしくありたい自己主張でもあること等、家族と自分の生き方という点で多くの示唆を得られる本だと感じた。 -
Posted by ブクログ
本当はだれも、あなたが思ってるほどにあなたに期待などしていません 。他者から向けられていると感じていた期待や要求の視線は、実はあなた自身があなたに向けている視線。
問題を背負いやすい人はだいたいナルシスト、自分だけに関心がそそがれていると思って人に関心がない。
耳が痛いほど自分にあてはまる内容。自意識過剰、自己中心性が抜けきれていない。また、未だに自分を特別視して平凡を受入れきれていないのであると感じた。
症状とか問題行動と呼ばれるものは全てメッセージ
症状と呼ばれるものの多くは周囲の他者へのコミュニケーション。
言語化できないため身体の症状で伝える。言葉にすると当たり前のことであるが、自分では症状を作り出していることを認めることができなかった。症状の被害者でいることで自分を正当化していたのだと思う。
親や教師の期待に応えなくては自分はダメだという強迫観念に近い信念をもって常にもって緊張していたが、本当に正しい信念であったか。そして有益な信念であるか。と考えるとちがうと思える。
自分を親や周囲の被害者であると「こども」をするやよりも自分の責任で自由に行動する「おとな」でいたいと思う。自分で制限をかける不自由な「こども」より自由とそれに伴う責任を持った「おとな」でいることを選びたい。
責任が伴うということは勇気や覚悟がいることだが、無責任な世間や周囲が責任をとってくれるわけではないので、自分の意思で自分のしたいことをしていきたい。
つらい過去を解放するのは、「つらい過去があったね。それがどうしたの」という問い。
過去に現在を支配する力などなく、過去に何があっても自分は今の自分の選択で人生を生きていくことができる問いであると感じた。 -
Posted by ブクログ
自己肯定感は自己効力感や全能感とは違う
自己肯定感とは、他者と比べて自分を評価しないそのままの自分を認めること
父親は娘に鬱陶しがられるだけ。母親はきちんと情緒的に殺されることで、娘が独り立ちする
アルコール依存症者の妻の4人で1人はアルコール依存症者の娘だった
自分が必要とされる必要という病=面倒を見なければいけない人がいる幸福感が必要な病気
意味のある人生という実態があるわけではない、普通に生きていることを面白いと思うと。
意味ある人生など、どこにもない。
子供は犠牲者であり、依存者、それ以外の選択がない場合は犠牲者になる
依存しなくても生きていけるとき、大人になる。
食べ物が満足になかった時代には、過食症にはならない。
寂しさや退屈を排除しない。
私たちにとって豊かさを与えるものだと捉えるべき。
人間は最初から空虚なもの、誰だっていなくてもいいもの。