渋谷ゆう子のレビュー一覧

  • 「良い音」の秘密 録音エンジニアの証言で紐解く、音楽を伝える技術

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    数字だけでは決まらない『良い音の秘密』
    エンジニア向けの技術指南書ではない。演奏家と音楽ファンやオーディオマニアの架け橋としてエンジニアの存在意義と役割とは。
    エンドユーザーは音楽ソフトをどのように捉え再生するべきなのか。音楽の聴き手である我々に向けられた書。
    数字やPCの画面上だけでは測れない音楽の世界を垣間見れる。演奏も録音も、そして音楽を聴くのも結局は人の感性。

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    2026年09月12日
  • ウィーン・フィルの哲学 至高の楽団はなぜ経営母体を持たないのか

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    ネタバレ

    ベルリンフィルと並び世界のトップオーケストラのひとつである、ウィーンフィルに関する歴史、独自の運営など知ることができる本。伝統と歴史を重んじている楽団の一つでもありあますが、ジョン・ウィリアムズとの共演があったように時代の先端、そして後進の育成にも力を入れ始めています。私のウィーンフィルベストアルバムは、ブーレーズ指揮のマーラー交響曲第6番。今、気になっているのは、ティーレマンとのブルックナー全集です。

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    2023年01月26日
  • 名曲の裏側 クラシック音楽家のヤバすぎる人生

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    芸術家の人間臭さを堪能できる。「素晴らしい作品を作られているから、素晴らしい人間性なんだろう」なんてどこにもない(笑)アク強すぎ、今の時代なら完全にアウトな人も居るし、身近にいるあの人なのでは?なんて思うことも。音楽以外の分野でもそうだが、どこかネジが外れているような人が、偉大な功績を残すのだろう。あっ、バッハのように普通の方もいらっしゃいます。

    またマナーやちょっとした小話もあり、クラシックをより身近に感じて欲しいという著者の想いが伝わってくる一冊です。

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    2026年03月22日
  • ウィーン・フィルの哲学 至高の楽団はなぜ経営母体を持たないのか

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    音楽関係者は是非。コロナ禍の総括から組織の構造、社会情勢に翻弄された歴史からテクノロジーの発展まで、構成も工夫された良著。

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    2023年12月27日
  • ウィーン・フィルの哲学 至高の楽団はなぜ経営母体を持たないのか

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    ウィーンフィルの音楽的な志向性を解説するのではなく、組織としての特性を解説した本。
    ただ演奏を聴いているだけでは決して知ることはないことなので、興味深かった。

    クラシックは、ただ好きで聞いているだけだ。
    演奏だけを聞いて、これはどのオケの演奏で、誰の指揮かを聞き分けるなどという高等な芸当はできない。
    いたって庶民的な耳をしている。

    ウィーンフィルはすごいと子どもの時から刷り込まれてきて、どこがと言われると実はよくわかっていないのかもしれないのが実情。
    長じてからは、よく言えば伝統と格式を大切にするオケ、悪く言えば…(ファンの方々ごめんなさい)保守的で排他的、ちょっといけずで敷居の高いオケという印象だろうか。

    本書でも、ウィーンが、ある意味京都のような街で、コネクションを尊び、一見さんお断りに近い気風があることが書かれていた。
    が、それより鮮烈に印象に残ったのは、ウィーンフィルが自らの音楽の独立性を守るために常任指揮者を置かず、マネジメントや事務仕事も一切楽団員たちが取り仕切っているということだ。
    グローバル化の中で、どこも経済の効率性を求められ、同じような音楽になったり、そもそもオーケストラとして立ち行かなくなったりする。
    そうした趨勢の中で見れば、彼らの姿勢が、ただの偏屈から、俄然強い意志を持って戦う人という感じに見えてくる。
    その戦い方が時に武骨であったり、いささか生臭い政治的なものに見えたとしても。

    筆者は音楽プロデューサーとして、ウィーンフィルの演奏の放映などにも関わったりした経歴の人。
    本書ではウィーンフィルの歴史だけでなく、それこそ、楽団長や楽団員などとのコネクションを育てて得た情報もあって、面白い。

    例えば、ウィーンフィルのニューイヤーコンサート。
    ゲネプロからジルベスター、そして一日のマチネと3度同じプログラムを演奏する。
    1日の生放送は世界中に生中継されるが、実は万一のことがあったら、すぐに他日の演奏に差し換える準備がされているという話に驚いた。

    まあ、自分はニューイヤーコンサートよりプロムスに死ぬまでに行ってみたいと思うけれど。

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    2023年09月10日
  • ウィーン・フィルの哲学 至高の楽団はなぜ経営母体を持たないのか

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    ウィーン・フィルの歴史が長いのがよく分かったとともに、音楽の都といわれるウィーン市民のレベルの高さがガチで浮き彫りになった(自分の中で)。まず、「ポルカやワルツに日頃から慣れ親しんできたので」←は?????(目が点)となった。ワルツ…だ…と……???どれだけピアノでワルツのリズムを注意されてきたか…ワルツが当たり前ということに愕然とした。

    あとはベートーヴェンの唯一のオペラ「フィデリオ」。これが初演失敗したというのは私でも知ってるくらい有名な話。しかしそれは演者の技術が追いついてないからで、「もっと高いレベルの奴に演奏させろ」と聴衆が声を上げたという話は本気で音楽を感じ取ってるからこそだと震えた。

    コロナ禍(しかも2020年の1番ヤバい時)で団体自ら実験して問題ないこと証明してコンサート実現しちゃうのはすごい。ここでも音楽に対する本気度を感じる。この本を通して音楽は不滅だと思った。政治利用された背景もあるから、音楽と政治は関係ないと主張するのも深みがある。あらためてすごい。ウィーン・フィル。

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    2023年05月10日
  • ウィーン・フィルの哲学 至高の楽団はなぜ経営母体を持たないのか

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    創設から一貫して経営母体を持たず、演奏家たち自身が運営を行うウィーン・フィルハーモニー管弦楽団。後ろ盾なしで存続してきた歴史を辿り、楽団員への取材を通して、壮麗な奏楽の背後に潜む組織原理をさぐる。

    ウィーフィルの内側を見られたような気がします。

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    2023年04月07日
  • ウィーン・フィルの哲学 至高の楽団はなぜ経営母体を持たないのか

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    プロオケについては、給料体系とか出番の調整とかエキストラとかそういう細かい話が知りたいのだが、なかなかないよねえ。

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    2025年08月27日
  • 揺らぐ日本のクラシック 歴史から問う音楽ビジネスの未来

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    なんとなくは思っていたけれど、やっぱりニホンのクラシック業界は大変そう。結末の方で述べられているように、プロの演奏家とアマチュアの演奏家の相乗効果によって、いろんな層の人にクラシック音楽が広まれば、面白いことになりそうだ。アマチュア演奏家に勇気を与える言葉だと思う。

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    2025年05月17日
  • 揺らぐ日本のクラシック 歴史から問う音楽ビジネスの未来

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    カネと芸術は、いかに両立しうるか?

    実は利益の少ないコンサート、助成金頼みのオーケストラ運営、音大卒でも少ない業界の受け皿。今、曲がり角に立つ日本のクラシック音楽。それでも、なぜクラシックは日本で必要なのか?いかに存続しうるのか?考えるヒントは歴史にある!明治の黎明期の明治期から「世界のオザワ」の戦後まで、日本で「興行」としていかにクラシックが発展してきたかを鮮やかに活写。本場の欧州やアメリカ、アジアの文化的土壌や音楽ビジネスとの比較を踏まえ、これからの日本のクラシックが進むべきビジョンを考える。

    来日する海外オケのチケットの価格をながめると、庶民には縁がないなと思う。ならば、地元のオケを応援しましょう。

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    2025年03月20日