渋谷ゆう子のレビュー一覧

  • ウィーン・フィルの哲学 至高の楽団はなぜ経営母体を持たないのか

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    ネタバレ

    ベルリンフィルと並び世界のトップオーケストラのひとつである、ウィーンフィルに関する歴史、独自の運営など知ることができる本。伝統と歴史を重んじている楽団の一つでもありあますが、ジョン・ウィリアムズとの共演があったように時代の先端、そして後進の育成にも力を入れ始めています。私のウィーンフィルベストアルバムは、ブーレーズ指揮のマーラー交響曲第6番。今、気になっているのは、ティーレマンとのブルックナー全集です。

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    2023年01月26日
  • ウィーン・フィルの哲学 至高の楽団はなぜ経営母体を持たないのか

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    音楽関係者は是非。コロナ禍の総括から組織の構造、社会情勢に翻弄された歴史からテクノロジーの発展まで、構成も工夫された良著。

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    2023年12月27日
  • ウィーン・フィルの哲学 至高の楽団はなぜ経営母体を持たないのか

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    ウィーンフィルの音楽的な志向性を解説するのではなく、組織としての特性を解説した本。
    ただ演奏を聴いているだけでは決して知ることはないことなので、興味深かった。

    クラシックは、ただ好きで聞いているだけだ。
    演奏だけを聞いて、これはどのオケの演奏で、誰の指揮かを聞き分けるなどという高等な芸当はできない。
    いたって庶民的な耳をしている。

    ウィーンフィルはすごいと子どもの時から刷り込まれてきて、どこがと言われると実はよくわかっていないのかもしれないのが実情。
    長じてからは、よく言えば伝統と格式を大切にするオケ、悪く言えば…(ファンの方々ごめんなさい)保守的で排他的、ちょっといけずで敷居の高いオケと

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    2023年09月10日
  • ウィーン・フィルの哲学 至高の楽団はなぜ経営母体を持たないのか

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    ウィーン・フィルの歴史が長いのがよく分かったとともに、音楽の都といわれるウィーン市民のレベルの高さがガチで浮き彫りになった(自分の中で)。まず、「ポルカやワルツに日頃から慣れ親しんできたので」←は?????(目が点)となった。ワルツ…だ…と……???どれだけピアノでワルツのリズムを注意されてきたか…ワルツが当たり前ということに愕然とした。

    あとはベートーヴェンの唯一のオペラ「フィデリオ」。これが初演失敗したというのは私でも知ってるくらい有名な話。しかしそれは演者の技術が追いついてないからで、「もっと高いレベルの奴に演奏させろ」と聴衆が声を上げたという話は本気で音楽を感じ取ってるからこそだと震

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    2023年05月10日
  • ウィーン・フィルの哲学 至高の楽団はなぜ経営母体を持たないのか

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    創設から一貫して経営母体を持たず、演奏家たち自身が運営を行うウィーン・フィルハーモニー管弦楽団。後ろ盾なしで存続してきた歴史を辿り、楽団員への取材を通して、壮麗な奏楽の背後に潜む組織原理をさぐる。

    ウィーフィルの内側を見られたような気がします。

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    2023年04月07日
  • ウィーン・フィルの哲学 至高の楽団はなぜ経営母体を持たないのか

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    プロオケについては、給料体系とか出番の調整とかエキストラとかそういう細かい話が知りたいのだが、なかなかないよねえ。

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    2025年08月27日
  • 揺らぐ日本のクラシック 歴史から問う音楽ビジネスの未来

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    なんとなくは思っていたけれど、やっぱりニホンのクラシック業界は大変そう。結末の方で述べられているように、プロの演奏家とアマチュアの演奏家の相乗効果によって、いろんな層の人にクラシック音楽が広まれば、面白いことになりそうだ。アマチュア演奏家に勇気を与える言葉だと思う。

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    2025年05月17日
  • 揺らぐ日本のクラシック 歴史から問う音楽ビジネスの未来

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    カネと芸術は、いかに両立しうるか?

    実は利益の少ないコンサート、助成金頼みのオーケストラ運営、音大卒でも少ない業界の受け皿。今、曲がり角に立つ日本のクラシック音楽。それでも、なぜクラシックは日本で必要なのか?いかに存続しうるのか?考えるヒントは歴史にある!明治の黎明期の明治期から「世界のオザワ」の戦後まで、日本で「興行」としていかにクラシックが発展してきたかを鮮やかに活写。本場の欧州やアメリカ、アジアの文化的土壌や音楽ビジネスとの比較を踏まえ、これからの日本のクラシックが進むべきビジョンを考える。

    来日する海外オケのチケットの価格をながめると、庶民には縁がないなと思う。ならば、地元のオケを

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    2025年03月20日