ステイシーウィリンガムのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ主人公は臨床心理士のクロエ。
かつて、故郷のルイジアナ州ブローブリッジの町では連続少女失踪事件が起きていた。
単独の事件であれば家出の可能性もあるが、地理的、時間的集中性から何者かによる犯行であることが確実。
ところがこの犯人は痕跡を一切残さない。
普通のサイコパスは、自分の力を誇示しようと何らかの特徴を残すのに。
その事件の犯人は父だった。
クロエが自宅で見つけた証拠が決め手となったが、遺体は今も見つからないまま。
ちょうど20年経とうとする今、転居し新たな人生を歩み始め、結婚も間近のクロエの住むバトンルージュの町で模倣犯かのような事件が起き始める。
ありがちな設定であることは否めない。 -
Posted by ブクログ
読んだ本 すべての罪は沼地に眠る ステイシー・ウィリンガム 20250722
嫁さんが読んだ本のお下がりです。嫁さんはホントに何の前情報もなく面白そうなのを選ぶ人で、時に続編をいきなり買ってきたりするんです。ということなんですが、自分で選ぶとどうしても偏るので、こういうのもいいなって思ってます。
で、この本、題名も作者も聞いたことないんで、先入観なく読み始めたんですが、よくできた推理サスペンスで、全て俯瞰できなければ書けないようなストーリー。読んで数ページで犯人が分かった気になった自分が恥ずかしい。しかも、その罠に気づいてからも、誰が犯人か迷いに迷う。後半150ページくらいでなんとなくわ -
Posted by ブクログ
臨床心理士であるクロエは、20年前に父が連続殺人犯として逮捕されるという重たい過去を背負っていた。
だがその傷を乗り越え、またそのことがあったからこそ心理士という職に就いたのかもしれなかった。
そのクロエが結婚を控えている最中に彼女の周りで少女を狙った連続殺人事件がおこる。
何故か父と同じ手口なようで、彼女は混乱する。
いったい、誰が?何故?父の模倣犯なのか?
接触してきた記者は信用できるのか。
婚約者には過去の全てを話しているから彼なのかもしれない。
そういえば、彼の家族のことは知らない。
婚約者をよく思わない兄のことも気にかかる。
兄は、何か知っているのか。
施設にいる母は、喋ることがで -
Posted by ブクログ
闇が濃い… 加害者家族の十字架を背負った女性、心理的恐怖がエグいミステリ #すべての罪は沼地に眠る
■あらすじ
臨床心理士である主人公のクロエは、いつも心の傷手を抱えて生きていた。20年前に父親が少女連続殺害で逮捕をされており、自身の人生に影響を与えていたのだ。
ある日彼女の周りで、過去に起こった同様の少女殺害事件が発生してしまう。自らの人生にさらなる影響を恐れたクロエは、父の事件との関連性を調べ始める…
■きっと読みたくなるレビュー
丁寧な起承転結、いい意味でスタンダードなサスペンスミステリー。
ハラハラしながらも、少しずつ状況が明らかになっていくプロットが上手で、どんどん読んじゃいます -
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Posted by ブクログ
ネタバレステイシー・ウィリンガムのデビュー作。
15歳の少女6人を誘拐し殺したとして捕まった父を持つ、クロエが主人公。20年を経て、非常に似た事件がクロエの周囲で起こる。犯人は父の模倣犯なのか。
伏線が非常に丁寧に張ってあったり、意外な事実もあり。登場人物が少なすぎて展開が読みやすい、ある程度想像しやすいという点はあるけど、良かったと思う。
ただ、ヒロインのクロエ、婚約者のダニエルなど、主要メンバーがことごとく魅力的ではない。イライラさせられる言動が多いというか。殺人犯の娘という、明るくなる要素なしなのもあるが。。。
あと、致命的に邦題が悪い。沼地出てこない。そこまで出てこない。「ザリガニの鳴く -
Posted by ブクログ
クロエにとって夏の湿地は最高の遊び場だった。しかし、12歳の夏に一変する。
湿地で少女六人を殺したとして父が逮捕されたのだ。遺体は見つからなかったものの、父は有罪判決を受けた。
それから二十年、連続殺人犯の娘として生きるクロエは様々な心の傷に苦しみながらも臨床心理士として成功し、結婚を控えていた。
そんな折、またしても彼女の周りで少女を狙った連続殺人事件が起こる。
父と同じ手口を使った犯人の目的は?
ザリガニが出てくるとなると、あの小説やその映画化作品を思い浮かべますが。
臨床心理士が処方箋を出せる州がアメリカにはあるのが驚き。心理描写が中心だが、なかなかのページターナーである。ツイストのた -