藤本朝巳のレビュー一覧
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ネタバレぶたさんたちのおせわはもうこりごり!ある日ママが出ていっちゃうと、本当に豚になっちゃったパパと2人の息子。何でもママにおんぶに抱っこ状態だった家族からママがいなくなると…。
最初豚がリアルに描かれていたんだけど、現在のコミカルなキャラに修正したんだとか。探し絵の楽しみのあるアンソニーブラウンの隠れ豚探しはママが出ていく前から。他にもママが出ていったことに連動した絵、ドアの小窓の影では…と原画で発見したものがあった。新聞の中にはお得意の♪揃ってママーって言っている可愛さ。
ラストのママがかっこいい。「料理作ってお金もらえるなんていいわねぇ」と料理を仕事にしている嫁さんに嫌みいうお姑さんの気持ちに -
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ピコットさんのおうちは、絵にかいたようなしあわせそうなおうちです。でも、それは、ママの献身的なお世話のおかげ。パパと2人の息子の「ママー あさごはん まだー」の声に一日が始まり、あとかたづけ、そうじと大忙し、やっと仕事に出かけ、帰ってきたら「ママー ゆうごはん まだー」の声。夕飯の支度をし、食べ終わると、おさらを洗い、せんたくをして、アイロンかけて、翌日の朝食の準備です。ある日、ママはパパとむすこたちの世話にうんざりし、
「ぶたさんたちの おせわは もうこりごり!」
とかきおきを残して出ていってしまいました。すると3人はぶたの姿になって……。
「母の日だからおてつだい」「ママの誕生日だからお -
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ピゴットさんのお家は絵に描いたような幸せなお家。
きれいな庭があり、立派なガレージにはかっこいい車がありました。
ピゴットさんとその息子であるサイモンとパトリックはいつもパリッとした服を着て清潔感に溢れています。
でも、ママは…?
ママは、家の中でいつもみんなのお世話をしています。
私が読むより前に長女が読んでいて、その後やたらと積極的にお手伝いをするようになりました。
読み聞かせをして、なるほどなるほど、と。
2005年、ロンドンで刊行されたこの絵本。
20年ほど前のイギリス家族はこれがスタンダード だったのかもしれません。今はもう随分変わっているのだろうな。日本もそうであってほしい。
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3歳児:
ちょっと早かったかな?
お母さんがご飯をつくるとことか、子どもが手伝いしないとか、何となく実体験はあるようでした。
読み終えてお母さんを手伝ってあげてねと伝えた。
お母さんのこと、お父さんのこと、仕事のこと、お手伝いのことを感じたようでした。
大人:
絵の細かいところに、ブタが描かれており、父親の影がブタになっていたりする。何もしない父親と子どもが母親が出て行ったことでブタになってしまう。
出て行ったことで、母親の大変さを知る姿が描かれている。
家事手伝いの話をするときには良いかも。
仕事をしている母親の大変さとか、男女平等参画とか。
この絵本の本質を理解できるのは5才児以上か!?