木本好信のレビュー一覧

  • 奈良時代 律令国家の黄金期と熾烈な権力闘争

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    「奈良時代」という「用語」は一応知られているかもしれない。が、「如何いう感じのモノ」というようなことは意外に知られていないかもしれない。その「奈良時代」を詳しく語らうというような一冊である。
    「奈良時代」と言っても、もすかすると「710年 平城京遷都」という一言しか出て来ないという場合も在るであろうか?本書を読めば、「そうではない!」と、様々な要素が在って興味深いことに気付かされる。
    「奈良時代」とは平城京を築いて都として政治を行い、様々な事柄も在る時代で、桓武天皇の代になって遷都を行うまでの70年間余りを指すことになると思う。本書では、その平城京を建設して行く少し前辺りから起こり、その70年

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    2022年12月29日
  • 奈良時代 律令国家の黄金期と熾烈な権力闘争

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    平城京の時代、律令体制の深化と皇位継承を巡る権力闘争の歴史を、最新研究を踏まえ著者の見解を提示しつつ通覧する内容。政治史と政策展開が分かりやすく整理されていて、研究上の論点も理解しやすい構成だと感じた。

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    2025年09月29日
  • 奈良時代 律令国家の黄金期と熾烈な権力闘争

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    天武天皇の系統による天皇が在位し、律令制にもとづく国家が運営されている奈良時代を、基本的に時代の流れに沿って追っていく、概説書として楽しめる一冊。
    権力闘争がずーっと続くため、それなりに物騒で読んでいて退屈しない。

    教科書的な記述と読み比べて最も面白いのは、長屋王政権→藤原四子の政権のところ。四兄弟、実は一枚岩ではなく…??

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    2024年09月29日
  • 奈良時代 律令国家の黄金期と熾烈な権力闘争

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    藤原四家が一枚岩ではなく乖離していたということに大変興味を覚えた。また、南家の武智麻呂が主体であったというのも驚きであった。

    称徳死後から桓武即位までも大変興味深く拝読した

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    2024年02月03日
  • 奈良時代 律令国家の黄金期と熾烈な権力闘争

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    長年にわたり奈良時代の政権構造や貴族官人の研究をされている木本好信氏による奈良時代の通史。詳細な人物評に特色がある。聖武天皇や孝謙(称徳)天皇に対する評価は厳しい。

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    2024年02月01日
  • 奈良時代 律令国家の黄金期と熾烈な権力闘争

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    20230308-0317 奈良時代(710〜794)は、天平文化が花開いた華やかな時代であると同時に、皇位継承をめぐる政争に明け暮れた「熱い時代」であった。私はこの時代は学生時代からとても好きなので、これまでも色々な研究者の著作を読んできたと思う(もちろん漫画も!)。大抵の場合、特定の人物や一族に肩入れもしくは思い入れが溢れ出てきている著作が多いのだが、本書は奈良時代の権力を握った政権(天皇とは限らない)の評価をかなり冷静に分析していると思う。恵美押勝(藤原仲麻呂)のことも、やや理想的にすぎると評しているが実績についてはきちんと評価していると思った。天武天皇(と持統天皇)の血統にこだわるなら

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    2023年03月19日
  • 奈良時代 律令国家の黄金期と熾烈な権力闘争

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     奈良時代の概説書として適切な1冊。
     奈良時代と言えば、皇位継承を巡り、あるいは藤原氏を中心とした権力闘争の時代ということで、本書も政治史に関する叙述が中心ではあるが、ある事件であればその背景事情等にも著者の見解を含む説明が示されており、断片的な知識に止まらず全体的な流れについて理解が進む。加えて、経済、宗教、文化、外交等にも一定の紹介がされており、一般読者にとって分かりやすい内容だと思う。

     主な出来事は、次のとおり。
     藤原不比等の死(720年)
      →長屋王による皇親政治
       →長屋王の変(729年)~直接の理由は、聖武天皇より血統の良い膳夫王(長屋王と吉備内親王の子)らを排除する

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    2023年11月08日
  • 奈良時代 律令国家の黄金期と熾烈な権力闘争

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    710年の平城京遷都から794年の平安京遷都までの84年間、もしくは784年の長岡京遷都までの74年間の奈良時代、政争の時代だったことがよくわかった。
    天武天皇系で繋いだ時代が称徳天皇で途絶え、天智天皇系に移行してしまう。

    奈良時代のことを深く知ることができる一冊。

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    2022年12月31日
  • 奈良時代 律令国家の黄金期と熾烈な権力闘争

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    <目次>
    序章   律令国家への道~天武天皇の後継者たち
    第1章  律令国家建設と平城京
    第2章  皇親政治と藤原氏
    第3章  藤原四家の分立
    第4章  相次ぐ遷都と大仏造立
    第5章  専権貴族の登場
    第6章  異形の仏教政治
    第7章  新王朝と藤原式家
    終章   皇位継承をめぐる政争の時代

    <内容>
    そんなに奇をてらっていないオーソドックスな政治史。しいて言えば、藤原四家が必ずしも仲良くなかったことを知ったくらいか。細かい部分もあるが、奈良時代史を抑えるのにちょうどいいかもしれない。ただ、大仏造立については、詳細がない。

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    2022年12月27日