後藤護のレビュー一覧

  • 黒人音楽史 奇想の宇宙

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    黒人霊歌から、ブルース、ジャズ、Pファンク、ホラーコアそしてヒップホップまでの歴史の変遷、文化の成り行きがかなり興味深いパースペクティブで描かれています。
    黒人特有の抑圧されて、悲しくて重くて、残酷で、、でも美しい歴史があるからこそ そこでしか生まれ得ない様々な素晴らしい音楽ができたんだと思います。
    私はジャズとヒップホップが大好きです。なのでこの本を手にとるのは必然だったと思います。
    各章で登場するアーティストやアルバムを聴きながら思いを馳せて充実した時間をこの本と過ごせました。
    現代日本で生きてる私たちには通常生きていれば触れられない知識や知見をこの本は与えてくれます。多文化に触れるのは本

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    2025年06月25日
  • 黒人音楽史 奇想の宇宙

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    霊歌からブルーズ、ジャズ、ファンク、ヒップホップまで、アフリカン・アメリカンの文化から生まれた音楽はその底に彼らが生き延びるための暗号・韜晦・隠喩が秘められていた。〈アフロ・マニエリスム〉を提唱する著者がブラックミュージックをG.R.ホッケの方法論で解剖し、貼り継いで新たな絵を描こうと目論んだ異形の音楽史。


    めちゃくちゃ変な本。こんな変な本だと思わずにタイトル通り黒人音楽史を勉強するつもりで読み始めたら、ホッケやラブジョイの引用まみれな文章に面喰らい、著者略歴の「〈機関精神史〉編集主幹」を見て高山門下生かい!!!!!と気づいた。知ってたらもうちょっと構えて読んだんですが。
    とにかくこの本自

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    2024年04月20日
  • 黒人音楽史 奇想の宇宙

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    ヒップホップはジャズの影響を受けたという、ブルーノート社の歴史を紹介する映画を観て読んでみた。

    紹介されている音楽を聴ききつつ、ある程度の知識があると楽しめると思う。音楽レビューでなく、音楽史ということを理解した上で読むことをお勧めする。

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    2023年05月12日