藤原岳史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
有名観光地でもいない地方が抱える問題は
根深いです。
人口減少、過疎化、少子高齢化、空き家問
題・・・
これらに対して特効薬があるわけではない
ですが、少なくとも「人」を呼び込む必要
はあります。
ありがちな「ハコモノ」を作って一時的に
人を呼び込むのではなく、50年100年後を
見据えた持続可能な街造りを目指している
過程が本書では語られています。
実際に東京の小菅村での古民家を改築した
宿泊施設はTVでも紹介されていて人気を
博しています。
特徴的なのは「街全体」が宿泊施設になっ
ているという点です。
つまり一つの建物の中にレストランや温浴
施設が集約されているのではなく、街中に
点在しているということです。
街全体で観光客をもてなす仕組みは素晴ら
しいです。
これからの観光産業で生きていく日本の地
方のあり方を示す一冊です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【分散型古民家再生】
興味深く読んだ。地域活性化のために必要な、地域の資源を活用し、地域の経済を持続的なものにするための、本当に具体策だった。
著者は現在、民間企業を通して、地域活性化を実現するための分散型古民家事業を全国約30カ所で実施していて、この本ではそれまでのいきさつや、実際にどのような手法で取り組んでいるのかというステップ、アプローチを具体的に紹介している。特に重要視されていると思ったのは、地域住民との関係性。地域それぞれの状況や人間関係に取り組む作業でもあるとのだと学んだ。
個人的に経験をした国際協力等での開発支援の現場と、似ている部分が多々あるのだと思った。やはり、外部からその地域を開発・振興しようという農村開発などの滑動は、実体験を積んで学んでいくものも多く、著者の約10年のこれまでの経験をもとにした知識の共有がなされていた。
社会課題を解決するために設立されたソーシャルビジネスとしては、地位活性化の分野において、既存の民間企業と公的セクター両者をつなぐという重要な役割があることも分かった。一人ひとりの人間の力、そしてそれらのユニークな経験や能力がうまく集まってできることってすごいと改めて思った。