choocoのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ『巡る冬の果てで、君の名前を呼び続けた』は、世界の終わりを背にした旅路を、これほどまでに静かで、誠実な筆致で描き切った作品は稀だと感じさせる一冊だった。物語は決して派手ではない。しかしその分、一歩一歩の歩みが確かな重みをもって胸に刻まれていく。
余命を抱えた魔法師と、終わりを知らない存在。その対比は単なる設定に留まらず、「生きるとは何か」「名前を呼び続けるとはどういう祈りなのか」という根源的な問いを、読者に静かに投げかけてくる。言葉を交わし、同じ冬を越えていく中で育まれる関係性は、過剰な感情表現に頼ることなく、むしろ抑制された描写だからこそ深く心に染み入る。
滅びゆく世界の描写には冷たさと -
Posted by ブクログ
自分のカナシミと向き合える不思議な水族館…
招待されないと行けない水族館だけど、招待されるということは、自分のカナシミに誰かが気づいているということ…
自分は孤独ではないことを気づかせてくれる場所…
招待されたいようなされたくないような水族館ですね!
行ってみたいけど、行けるということは、私のカナシミに誰かが気づいてどうにかしようとしてくれてるってことですもんね…
入館切符を片手に……
綺麗な魚たちは、全てその人のカナシミでできているのが面白い!
色んな水槽があって、各水槽にはそれぞれ自分のカナシミと向き合えるテーマがある。
主人公気分の浮き沈みは激しいけど、文章はすらすらと読めて、楽しかっ