【感想・ネタバレ】カナシミ水族館 心が泣き止む贈り物のレビュー

あらすじ

【電子版巻末にはchooco先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】
過去に夢を罵倒され、友人に裏切られた事で、これ以上悲しまないよう他人を避けて生きていた高校生の律。
ある夏の日、クラスメイトのあかりが手を差し伸べてくれたにも関わらず、拒絶してしまう。
人との接し方を見失い困惑していた夜、気が付くと律は謎の水槽の前に立っていた。

そこは「自分の悲しみが魚になる」という、不思議な水族館。
四人のスタッフに案内されながら出会う生き物たちは、優雅に泳ぎ、時折あたたかな光を放つ??。

あなたの美しい悲しみに触れられる幻想的な場所「カナシミ水族館」へようこそ。
心の中の自分と真っ直ぐ向き合う、涙と友情のやさしい物語。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

自分のカナシミと向き合える不思議な水族館…
招待されないと行けない水族館だけど、招待されるということは、自分のカナシミに誰かが気づいているということ…
自分は孤独ではないことを気づかせてくれる場所…

招待されたいようなされたくないような水族館ですね!
行ってみたいけど、行けるということは、私のカナシミに誰かが気づいてどうにかしようとしてくれてるってことですもんね…
入館切符を片手に……
綺麗な魚たちは、全てその人のカナシミでできているのが面白い!
色んな水槽があって、各水槽にはそれぞれ自分のカナシミと向き合えるテーマがある。
主人公気分の浮き沈みは激しいけど、文章はすらすらと読めて、楽しかったです!

「悲しみは、あなたの敵ではありません」
この1文が非常に好きです!
悲しみ=敵ではなく、自分の1部でそっと寄り添ってくれるものなんですね。

0
2024年07月13日

「小説」ランキング