戸ヶ谷新のレビュー一覧
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購入済み
ハピエン
重いテーマを扱いながらも最後まで希望を失わない物語で好感でした。閉ざされた環境の中で自分らしく生きたいともがく姿や、少しずつ心を通わせていく二人の関係に何度も胸を打たれます。恋愛だけではなく家族や信仰、人として生きることまで丁寧に描かれていて読み応えがありました。苦しみの先にある救いが本当に美しく、読み終えた後は温かい余韻が残ります。作家さんの筆力を感じました
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Posted by ブクログ
【花なんかお前からもらったら俺だったらすげー喜ぶよ(楓)】
Thank you for loving me and not giving up.
エロス度☆
おやおや。同期で既婚者に5年も片想いを続ける一途さ、かわいいですね。
陸と楓が紡ぐ恋物語で、リーマン・正反対な性格・片想いなどの要素が美味しい。
陸に対して5年もの間何度も諦めよう・恋愛感情を捨てようとしてきたのにダメだった一途な楓の切なさ。
とある出来事からずっと大事な〝友だち〟だった楓に対する陸の見る目・気持ちの変化。
今の関係が変わってしまう怖さや〝友だち〟にすら戻れなくなるかもしれない不安・・・大人同士の焦ったくてもどかしい臆病な恋模様がたまらなく、過剰なスキンシップなどで陸を意識してしまう楓の可愛さ・叶わない恋を続ける心情やグイグイとアプローチするようになったり楓だけは諦めたくない陸の特別な想いがグッときました。 -
Posted by ブクログ
【君と好きの形が同じじゃなくても一緒にいたい(永真)】
【こんなのは愛だ。 愛でしかない(春一)】
エロス度★
おやおやおやおや。闇に囚われた少年たちが夜明けに向かって足掻き進む姿・・・なんと、素晴らしい。
宗教2世の春一と神の器に選ばれた永真が紡ぐ恋物語で、大人たちの勝手な信仰を押しつけられる理不尽さ・器として永真としての個人を抹消される悍ましさが刺さります。
春一と知り合い学生・人間らしい経験を初めてできて喜んだり感動の涙を流す永真の境遇が不憫でならず、〝永真〟として見られないことに諦観しながらも現状から抜け出したいともがく永真の姿や永真のことを知って春一や彼の友人たちも宗教の檻に閉じ込められた永真を救おうと動いていくのが胸熱。
実の母親であっても話が通じ合わない・言葉が届かない不気味なもどかしさ・・・宗教にのめり込む母親の姿に抱く春一の気持ちが切ない面があったり、春一自身も恋愛感情を持てない〝アロマンティック〟な恋愛的指向があり、春一に対して抱く永真の恋愛感情と永真に対して抱く春一の気持ち・・・形は違うけれど一緒にいたい気持ちは同じで、ふたりが辿り着いた夜明けに涙腺が崩壊するレベルでとてもよかった。
宗教モノってバドエンまたはメリバなイメージがありましたが、こちらの作品はそのイメージを払拭するインパクトがあり、春一と永真の関係性や器ではなくようやく永真として生きることができる救済がたまらなかったです。
作品の雰囲気がダーク過ぎて無いのは夜明けに向かう彼らの姿が希望に満ち溢れているからかもしれませんね。
どうか・・・どうか春一と永真が進む未来にたくさんの祝福がありますように。
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Posted by ブクログ
ネタバレえ……
何だろ?
吸血鬼の話だけど人対人の話
成人してからある日突然吸血鬼になった主人公。
仲良くしていた先輩に相談、
血を確保できるよう診断書を書いてくれ、その上血も分けてくれる。
その関係が2人が死ぬまで続くの。
肉体関係はなし。たった一度のハグだけ。
2人に恋愛感情があるかどうかも描かれてはいなくて
ただ寿命がくる日を待っているだけ。
主人公もいっていたけど先輩は最後まで吸血鬼としてではなく、血液の病気を患った患者として接してくれていたのがよかったな。(最初こそ検査はしたけどそれ以上調べたりはしなかった)
どうしてなったか、とか、
2人の人生を見送るお話でした。
ノンケ×ノンケ -
ネタバレ 購入済み
想いが切なくて愛おしい
キスシーンさえ無いのに2人の間にあった愛が確かにあったと感じられるそんな素敵な作品。
愛しているって言葉が無くても切ないくらいに相手を想っているのが分かって、1度読んでもう1回読み直すとここにもあそこにも愛が溢れているって思えて泣きたくなる。これをハッピーエンドと感じるかは人によるのかもしれないけれど、2人のそれぞれの最後の時を見ると切ないのに幸せそうで、こんなハッピーエンドがあっても良いと思えた作品。でも泣いてしまったけれど。
吸血鬼のようになってしまう忠雪の不安や戸惑いを包み込んでくれる優しさと強引さとエゴを持つ十字。
そんな2人の穏やかに流れていく時間や、2人の時間の経過の違いの表現の仕方がとっても切ないのに愛が感じられて良かった。
あと十字の葬式で忠雪が十字の弟から言われる言葉に十字よそんなに忠雪が好きなのかとか。
忠雪の思い出す十字がどれも幸せそうでどんだけ十字のこと好きなのよ忠雪なんてキスシーンさえ無いのに思わせるのは凄いな。 -
Posted by ブクログ
ネタバレBLのジャンルに入るが、ブロマンスに近い。お互いがかけがえのない存在であることは間違いないが、性的接触を期待しているのならこの本は期待には応えないだろう。突然に吸血鬼になってしまった忠雪を十字先輩が支える話なのだが、愛なくては支えられないだろ……という場面がいくつもあり、これはLOVEしてるといえばものすごくLOVEしているのでBLでいい……!となる。感動したし、もっと見えなかった部分もみたいなと思った作品。ただひとつ、忠雪がなぜ吸血鬼になってしまったのか解明されるのかと期待していたが、それは解明されなかったので少し残念だった。