塩田香菜のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
育児本によくある子供の褒め方、叱り方だけでなく、いじめや性差別、性教育など難しいテーマについても触れられており、幼児からティーンエイジャーを持つ幅広い層の親御さんに役立つ内容でした。
著者は科学ジャーナリストとして数々の実験データを挙げてくれていますが、著者自身も9歳の息子さんと6歳の娘さんをお持ちのようで、実体験に基づく出来事と対処法を挙げてくれていてとても分かりやすいです。
また著者自身もうまく対処できないことがあるというくだりが何度か出てきて、そういう方でもうまくできないことってあるんだなと親近感が湧きました。
科学ジャーナリストというプロの目線と、1人の親として学ぶ目線の両方から書かれており、とても読みやすく参考になる話が多かったです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレイヤイヤ期の長男との向き合い方の参考までに読書。
印象に残った点
★やる気は知能の一側面と言っても過言ではない。どれだけ努力できるかによってどれだけ賢くなるか決まる。だとすれば、子供の才能を見つけようと必死になるのではなく、やる気を育てることに目を向けるべきではないか。
★「頭が良い」と能力をほめられると学ぶことへの関心が低下し、難しい課題に挑戦する気がなくなり、自分の評価が下がることを防ごうとした。即ち、やる気を失い自己防衛モードに入った。一方、「頑張った」と努力を誉められた子は、挑戦を受け入れやる気を保っていた。
・複雑で時間のある課題をやり切るには脳の前頭前野の発達が必須だが、子供はこれが未熟(25歳まで成長する)。先延ばしの原因は、脳の構造的要因による自己制御困難であることが多いが、それ以外にも、「ネガティブな感情」が潜んでいる場合もある。
★子供のよい言動にごぼうびを与えると、子供が本来もっている「人の役に立ちたい」という気持ちを損なう恐れがある。内発的動機づけを低下させる。さらには、子供が親の愛情をよい言動をしたときのみ条件付きのものととらえ、自己肯定感に悪影響を与える懸念さえある。ごほうびは、子供がどうしても嫌がることにのみ慎重に使う程度にすべき。
★自己肯定感とうぬぼれ:うぬぼれの強い子の親は子供を偶像化し「我が子はほかの子より頭が良い、優れている」と扱う傾向。自己肯定感は別もの。
★行為に対してではなく、無条件の愛情を:〇「子供がプレーしている姿を見れてうれしかった」、×子供のプレーに批評する
・能力やスキルではなく、努力をほめる。大げさに(能力等を)ほめると逆に子供や自己肯定感が低下し自信を失う。
・親が手助けをし、世話を焼いたり、挑戦を制止すると、子ともに「あなたは能力がなく、信頼に値しない」というメッセージを暗示することになる場合がある。
・威圧的な親、逆に指導もせず放任する親、双方において子供や冷淡になったり攻撃的になる。 -
Posted by ブクログ
子供に対しても大人と変わらず相手を否定しない、一回相手の言葉を受け取るコミュニケーションが大切だということがわかった。子供に対してわかってほしいことをするのではなく、子供にわかってほしいことを見せる方が効果的ということも理解した。
性に関しては納得することもあったが、そこは男女と同じような立場で見るのは疑問だ。決して差別することはダメと言うことは前提として、身体の違い、思うことの違いが男女では必ずあることは間違いないことだ。どうしても男女で性に関してはリスクが違うこともあり、同じような気持ちでいることは危険だ。そこもこれから考える必要があると思った。
最後にこのような考え方を全員がもてれば良いが、絶対にそんなことはない。世の中には色々な人がいるということは忘れずに柔軟に物事を考えられる子供を私は育てたい。