水野裕紀子のレビュー一覧

  • 世界を旅して見つめたクマと人の長いかかわり

    Posted by ブクログ

    8種の熊をおって、世界各地に赴いた著者が、
    丹念に熊の関係者と接触し、読みやすく、
    ユーモアに富んだ本だった。
    もちろんクマに関する歴史や神話、民話、
    その他の環境についてなどのさまざまな角度から
    人間と熊の共生について考えさせられる。
    あと何十年後かにホッキョクグマは
    姿を消して動物園にしかいないかもしれない。
    ツキノワグマやマレーグマの熊胆の話は、
    めをそらしそうになってしまったが、
    実際に今も行われていると思うと胸が痛い。
    パディントンのモデルがメガネクマというのは
    初めて知りました。
    化学書初心者でも読みやすいクマ好きなら
    最高の1冊です。
    これからのクマはどう人間たちと関わっていくの

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    2025年03月25日