東曜太郎のレビュー一覧
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リズー!!!!
エディンバラ編完結、とあって、これが第一部完、ということなんだろうと思って読んでいたけど、あまりにも続きがほしいラストだった…。
三作目は、前作で不穏な動きをしていたリズが、最初からやはり不穏な動きをするところからはじまる。カトリも時を同じくして、博物館で不思議な書類を見つける。カトリとリズは、また2人でマッセルバラに向かい、謎を追う。
カトリとリズの友情の物語でしたね。誰になんと言われようと、友情を描いた三作だった。
分かれ道まで2人で歩いた事実と思い出は、ずっと2人を支えるのだろう。
次回作、成長した2人に出会えるんですよね?!そうですよね?!ジェイクも登場しますよう -
Posted by ブクログ
面白かった!
お話としては理解しやすく王道の流れ、ミステリーのジャンルではありますが謎解き要素は薄め…ですが、主人公のカトリとその友人のリズが恐ろしくアクティブで、地道な調査にも、大人の無理解にも根気強く立ち向かう様が読んでいて痛快です。
探偵はおらず、頭脳で解決するというより、子どもたちがバイタリティで謎をねじ伏せる感じでした。笑
漢字について、読みやすさを重視した上で漢字を多用しているという印象。ふりがなは小学校で習うものにはついていない印象ですが、責任、否定、表情、などの熟語にはふってあったりもします。漢字が恐ろしく苦手でなければ中学生には大丈夫そう。
文字の大きさは小さめですが読み -
Posted by ブクログ
カトリの住んでいる街に眠り病みたいのが流行って、それを友だちと解決する話だった。ホラーではないけど、全体的にこわい感じ。
最初は、病の原因は、ようかいみたいなものかと思った。でも、実際は宇宙人と人間で、びっくりしたし、おもしろかった。ただ、そんな宇宙人が本当にいたら、こわい。
ぶたいは、エディンバラ。グラスゴーも近い。ぼくは、この辺りはこわいからあまり行きたくない。いろんな国に民話とか神話とかがあって、そういうのを元にした物語がたくさんあるけど、このお話は意外なことばかりで驚いてばかりだった。作者の人は、よくこういうことを思いつくなーと思った。
一緒に事件を解決するリズの家の御者のビルが好きだ -
Posted by ブクログ
第62回講談社児童文学新人賞佳作『カトリと眠れる石の街』のシリーズ第3作。装丁、挿画が私の大好きなまくらくらまさんだったのが、読むきっかけだったんですけど、でも児童文学も結構たのしいっ!って思えたシリーズです。
物語の舞台は19世紀後半、スコットランドの都市エディンバラ。カトリは勤務する博物館の資料室で、謎の天体図を見つける。同じころ疎遠だったリズから手紙が届いたことを契機に、調査のためマッセルバラにふたりで行くことに…カトリとリズの冒険が幕をあける…。
ちょっと切ない展開でしたね(ノД`)・゜・。この作品で“エディンバラ編”は完結のようです。次作は“ロンドン編”ということになるのか -
Posted by ブクログ
カトリが博物館で働くことになってから半年がたったある日、博物館に大量の寄贈品があった。
寄贈主は、ジョージ・バージェスという古物収集家で、彼は生前、自分のコレクションをけっして人には見せなかったという。コレクションの整理をするカトリは、寄贈物のどれもが「ネブラ」という国にまつわるものだと気が付くが、博物館の研究者を含め、だれもそのような国を知らないという。
この寄贈物は、歴史的な新発見につながる本物なのか? 偽物なのか?寄贈物の真偽が明らかにならないまま、博物館ではバージェスの寄贈物を集めた特別展が開催されることに。
しかし、この特別展に訪れた人は、次々に行方不明になっていくようで……。
シリ