東曜太郎のレビュー一覧

  • カトリと眠れる石の街
    19世紀後半のエディンバラ。旧市街に住むカトリはひょんなことから新市街に住むお嬢様のリズに巻き込まれドクターの診察手帳を盗むことになる。そこに書かれていたのは、旧市街に広がる謎の「眠り病」の患者たちの実態だった。旧市街の限られた範囲で、一定の条件で増え続ける患者たち。それぞれの父親を眠り病から助け出...続きを読む
  • カトリと眠れる石の街
    講談社児童文学新人賞佳作受賞作だが、子供だけでなく大人も充分楽しめる。『博物館の少女』を思わせるミステリーファンタジーだった。
    19世紀後半のスコットランドの都市、エディンバラ。カトリは、街の中に蔓延する眠り病の原因が自分が住んでいる旧市街の中にあるのではと、新市街地に住むリズに指摘される。ふたりで...続きを読む
  • カトリと眠れる石の街
    人知れず蔓延する眠り病の正体を探す二人の少女の話。謎自体は割りと淡々としていますが、それらに対することで自分の世界を広げていくさまが見ていて心地よい本でした。見守るスタンスの大人たちが素敵。