東曜太郎のレビュー一覧

  • カトリと夜の底の主

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    え、待って待って…もう一度最初から読み直したい。
    リズはどんな思いでカトリと冒険してきたのか?
    この終わり方は想像してなかった。
    そして、これで終わりではないと思いたい。
    ロンドン編、そして大人編(再会編?)を読みたいと思うくらい、カトリという主人公を気に入っている。
    続編希望!!

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    2025年07月18日
  • カトリと霧の国の遺産

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    カトリとリズのキャラクターも安定して疾走感が増した第二巻。中に登場する外科医は、シャーロック・ホームズのモデルと言われるジョゼフ・ベルを彷彿させるのでにやにや。コナン・ドイルが生まれ育ったエディンバラが舞台ですしね。:「私はエドガー・ベル。外科医だ。職業柄、人の服装やふるまいからその人の素性や行動を推測する癖があってね」

    第1作は、最後の最後にえっ……ファンタジー?ってなったけど、この第2作はもう読む方もモードがつかめているのでよい。海外ファンタジーの雰囲気を初めから終わりまで保ったままおもしろく読ませるのはなかなかのものだと思う。

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    2025年06月26日
  • カトリと霧の国の遺産

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    前作でも少し思いましたが、かなりクトゥルフ神話TRPG的な調査パートと真相公開パート・戦闘パートがあるなという印象。物語の構造として違和感があるわけではなく、キャラロストありのところをギリギリ生還している感じのスリルがあって今作も冒険譚として面白かったです。

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    2025年06月24日
  • カトリと霧の国の遺産

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    第二作と知らず、手に取っていましたが最後まで楽しんで読めました。世界観が好みでした。
    他のも読んでみたいと思います!

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    2025年05月11日
  • カトリと眠れる石の街

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    読みやすい文章で、さくさく読めるお話でした。
    こどもはもちろん大人も楽しめるお話だと思います。
    最後は本当に、このページ数で足りるの?もしかして2巻へ続くっていう終わり?とドキドキしました。

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    2025年05月04日
  • カトリと眠れる石の街

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    1800年代後半のエディンバラを舞台にしたミステリーファンタジー。街や当時の生活の様子がいきいきと描かれていてよかった。

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    2024年07月11日
  • カトリと眠れる石の街

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    著者のデビュー作。舞台は19世紀のエディンバラ。治療法も原因もわからない謎の病気を追って、普通なら知り合うことのなかっただろう、2人の少女が真相に近づいていく。合理的に考える裕福な家庭のリズと、行動力と地理を知り尽くした金物店の養女カトリは、ときに環境の違いからぶつかりながらも認め合っていく。真相は、ビックリ‼️な感じだが、ラストはハッピーエンド。
    カトリは、自分を縛っていたのは自分だと気づき、新たな世界に踏み出す。恵まれた環境でなくても、未来に希望を抱くことはできると、これから道を選ぶ子どもたちにエールを送る一冊かも。

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    2024年04月21日
  • カトリと眠れる石の街

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    えー、そういう方向?と、思いつつも、ラストも含めて一気に読んだ。小学校高学年だと、ちょっと難しいかな。もう少し、イラストがあると子どもの読者には、わかりやすいかも。

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    2024年01月29日
  • カトリと霧の国の遺産

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     「カトリと眠れる石の街」シリーズ第2作、もちろん装画は、まくらくらまさんです。

     物語の舞台は19世紀後半のエディンバラの街…そして、前作同様、カトリとリズという女の子たちが活躍する。カトリは博物館で研究助手として働いていたが、望んで働き出したにも関わらず先のみ見えない不安に苛まれていた…。ある日、故ジョージ・バージェス男爵の「ネブラ」に関するコレクションが博物館に寄贈されることになった。「ネブラ」という国については謎に包まれていたが、その後開催された特別展を訪れた人たちが次々と行方不明に…。

     今作も面白かったです!というか、前作より、私は好きかもしれないっ!!カトリの悩みは、誰にでも

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    2024年01月23日
  • カトリと眠れる石の街

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     第62回講談社児童文学新人賞佳作受賞作(佳作受賞作『カトリとまどろむ石の海』を改題、出版)。…らしいです。と、いうか、いきなりどうして児童文学かというと、この作品の装画が、まくらくらまさんだからです!!

     物語の舞台は19世紀後半、イギリスのエディンバラ…。金物屋のカトリ(カトリオナ・マクラウド)13歳と、裕福な家の出のリズ(エリザベス・オールデン)14歳の2人の女の子が活躍します。ふたりは、エディンバラの街で蔓延する原因不明の眠り病について、患者の発症時期や街の歴史など明らかにすることで核心に迫っていくのだが…。

     ふたりの女の子のキャラが対照的でありながら、それぞれとっても魅力的なん

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    2024年01月22日
  • カトリと眠れる石の街

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    リズとカトリのコンビがなかなかいい感じで、ふたりに引っ張られて話もテンポよく展開する。
    ……のだけど、お嬢様のリズの話し方、やはり少し不自然に感じてしまう。わたしが保守的なのかな。むずかしいところ。

    地図を描いて原因を突き止めようとするあたりは、ロンドンのコレラを題材にした『ブロード街の12日間』を思い出していたのだけど、結末は驚きのオチだった。リアルな物語の雰囲気をずっと出していたからこのあたりちょっととまどうかも。

    それにしても、外国を舞台にしながらまったく破綻なく物語を進めていくのはすごいと思った。

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    2024年01月01日
  • カトリと眠れる石の街

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    ネタバレ

    エジンバラ旧市街に住む少女カトリが、旧市街ではやってる眠り病の謎を解明しようとする話。
    だんだん真相に迫っていくのが、読んでてゾクゾクした。

    冒険に憧れるけど、どうせ家業継ぐよなーと思っていたカトリが、自分の住む街の秘密に迫ったあとに、「養親に気を遣わなくていい?家業の金物屋じゃなくて博物館で働きたい!」ってなったのがテーマ性あって児童文学ぽいなと思った。

    カトリとリズが地図に書き込んでったところが冒険感ある。

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    2023年12月12日
  • カトリと霧の国の遺産

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    第2巻。
    正直、1巻の『眠れる石』よりおもしろかった。
    自分で望んで博物館で働き始めたカトリが、自分の知識のなさ、社会の厳しさ(女性が大学に入覚を許されなかった時代のお話し)を知り、職人の養父母が新しい弟子を雇って自分の居場所がなくなった気がして八つ当たり、自己嫌悪、友だちには愚痴れないプライド。
    気が強く、常に産まれ育った町のリーダー格だったカトリならではの、挫折と新たな成長の過程。
    霧の国に選ばれてしまった理由も説得力がある。
    ジュブナイル小説として素晴らしい展開。

    1巻で友だちになったリズと、幼なじみのジェイクの冒険も楽しかった。2人はなかなかの名コンビ♪

    1巻とも繋がっていることが

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    2023年11月12日
  • カトリと眠れる石の街

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    舞台はエディンバラ。ぱっと見は外国の冒険ファンタジーみたいだけど、作者は日本の方なのね。
    世界には自分の知らないことがたくさんあるんだろうなぁ。続刊も楽しみ。リズもまた出てくるのかな?

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    2023年10月15日
  • カトリと眠れる石の街

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    作家の方がエディンバラ大学に通われていたようで、ストーリーに街の描写がうまく取り入れられて古い街並みや歴史など魅力的で引き込まれました。
    表紙裏、裏表紙にもエディンバラの街と登場人物の住居マップなどもあり物語を見ながら地図と見比べて楽しめました。
    エディンバラ自体、歴史・文芸・幽霊の町だそうで、読んでいる間にも行ってみたいなと検索してみたり、古い街が持つ深い歴史は底知れなそうだなと感じつつ楽しく読み終わりました。
    もちろん、登場人物の子たちも生き生きしていて、メインに二人の女の子たちが出てきますが、二人とも素敵な子たちです。これから、この女の子たちがどんな風に成長していくのか、どんなことを学ん

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    2023年10月02日
  • カトリと眠れる石の街

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    【あらすじ】
    舞台は19世紀後半のイギリスの都市、エディンバラ。街の中に蔓延する眠り病の原因が、自分が住んでいる旧市街の中にあるのではとリズに指摘されたカトリは、ふたりで眠り病の原因をつきとめに行く。街の歴史を紐解き、眠り病が発生するタイミングを分析していくふたり。そのうち、街が隠している「大きな秘密」がわかってきて……。

    ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

    児童書らしい、女の子2人の冒険譚です。最近、ビジネス書や現代モノの物語を読んでばかりだったので、こういう感じの物語はすごく新鮮に感じました。少しずつパズルのピースが集まっていく感覚がワクワクできてよかったです。

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    2023年05月24日
  • カトリと眠れる石の街

    購入済み

    正統な児童書

    舞台はイギリスで時代が少し遡るが、14~15歳の少女たちが父親の病気を治すため知恵を絞り合っていく。読者の対象年齢を確認していなかったが、知人に勧められた読んでみた。幼き日に読んだ、「ロビンソン・クルーソー」を思い起こした。

    #ドキドキハラハラ

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    2023年04月07日
  • カトリと眠れる石の街

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    大戦前くらいのエディンバラを舞台に
    旧市街の金物屋の娘カトリと
    全寮制の学校に通うロンドン娘のリズが
    街に突然流行り出した「眠り病」の謎を追う。

    ふたりとも近しい人が罹患したから
    自分ごととして問題を捉えているし
    知恵と行動力があって頼もしい。

    現実的な謎なのか、非現実な謎なのか
    どっちにも振れる展開で
    最終的にはちょっとファンタジーな秘密が
    解決の糸口だったけれど
    民俗学的な要素もあったりして
    じゅうぶんワクワク楽しめました。

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    2025年06月13日
  • カトリと夜の底の主

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    エディンバラ博物館で働くカトリは仕事にも慣れ、大学進学の夢に向かって勉強していた。ある日、古い資料の中に不思議な刺繍布と言い伝えの文書を発見したカトリは、館長のハミルトンからその言い伝えについてレポートを書いてみるよう指示される。言い伝えについてマッセルバラに調査に出たカトリとリズは住人の不可思議な様子に気付き、今までの事件に共通する謎の教会牧師についてさらに調べを進めようとするが……。

    降霊術のシーンでぞくりとした。気味の悪さでは今までの作品の中で1番かもしれない。光の道を歩むカトリと闇の道を選んだリズが今後どのように関わり合っていくのか楽しみ。女性の生き辛さにも今後焦点が当たっていきそう

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    2025年05月06日
  • カトリと眠れる石の街

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    ネタバレ

    実在の舞台で物語が繰り広げられるのでミステリーかと思っていたのですが、真実に近づくにつれてファンタジー要素が濃くなって、私はちょっと着いていけなかったかもしれないです……。眠り病自体にもっとファンタジー的要素があれば戸惑わなかったのかも。
    とはいえ登場人物や世界観は魅力的でしたし、描写が丁寧で浸れる作品でした。最後、カトリの心境の変化が描かれるのが良かったです。

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    2025年04月18日