門間一夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「ゼロインフレの磁力」があるならば
日銀には、国債の買い 入れを減額しつつ、それを「緩和の後退ではない」と説明できる魔法のような仕掛けが必要だったのである。その仕掛けこそが、イールドカーブ・コントロールであった。 「短期金利」「長期金利」の二変数で金融緩和の度合いを表すなら、それらの目標水準を変えない限り、国債買い入れの量をいくら減らしても「緩和の後退ではない」 と説明できる。「量」はもはや、それを増やせば金融緩和、減らせば金融引き締めという関係にはない、ということにしてしまったのである。(本書より)日銀は2022年12月20日の金融政策決定会合で、長期金利の上限を従来の0・25%から0・5 -
Posted by ブクログ
日本はプライマリーバランスを黒字化すべきなのか、それともガンガン国債を発行すべきなのか、本著を読むと、その両方が極論に過ぎないということがわかります。
タイトルだけを見ると、何だか「隠された真実が…」的な陰謀論っぽい香りすらしますが、何のことはない、表層から見えない解釈を含め、2016年まで日銀におられた著者の観点から考察や試論が語られた1冊です。
1. グラフには簡単に騙される
2. ちょっと特殊になってしまった日本のマインド
1. グラフには簡単に騙される
人間、グラフには簡単に騙される。だからこそ背景を知って知見を育まないといけないと本著を読んで感じた次第です。
p.87に労働生産性