門間一夫のレビュー一覧

  • 日本経済の見えない真実 低成長・低金利の「出口」はあるか

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    勉強になる部分がたくさんあった。さすが元日銀の方なので、豊富な知識に裏打ちされた丁寧な解説で、大学の講義を受けているようだった。

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    2025年11月09日
  • 日本経済の見えない真実 低成長・低金利の「出口」はあるか

    Posted by ブクログ

    素朴な疑問に答えるような内容で、言葉を濁さず分かりやすい上、独自視点も織り込まれるが、分からない事は分からない、推定は推定、と明確に線引きをするので、理論に惑いがない。

    ー アベノミクスとは、①大胆な金融政策、②機動的な財政政策、③民間投資を喚起する成長戦略、のいわゆる「三本の矢」からなる経済政策。初期に圧倒的な存在感を放ったのは、①の大胆な金融政策であった。一見これは不思議なことである。政府の仕事は財政政策や成長戦略であり、金融政策は日本銀行(日銀)の仕事である。日銀は政府の一部ではない。「日銀の独立性」と矛盾。中央銀行の独立性は、インフレが人々を苦しめた歴史を踏まえ、人類の知恵として根付

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    2024年08月10日
  • 日本経済の見えない真実 低成長・低金利の「出口」はあるか

    Posted by ブクログ

    筆者は日銀に2016年まで35年勤務され理事まで務められた元日銀マン。内容はとてもフェアで良心的。…というのも、通説や世間の俗説に対する筆者の見解を丁寧に述べながらも分からないことは分からないと書いているため。
    逆に言うと牽強付会な筆者の強い主張もないので、読み終わっても「で、結局日本経済の状況に対する処方箋は?」とモヤッと感は続いてしまうのですが、ここの論点に対して頭の良い方に整理していただいたような読後感の一冊。

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    2022年11月07日
  • 日本経済の見えない真実 低成長・低金利の「出口」はあるか

    Posted by ブクログ

    著者の執筆したレポートを時折読んでいるので、著書の内容で改めて知った箇所は少なかったが、いずれも日本経済の通説的・通俗的な理解に対して一石を投じる内容で楽しめた。
    個人的に著者を評価している点はバランス感覚。経済学徒やエコノミストは、「経済学的に正しい」と称して非現実的・反社会的な提言をしがちであるが、著者の主張は日本経済への冷徹な分析に支えられつつ弱者への配慮や現実への折り合いをつけたいずれも「真っ当な」ものである。

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    2023年02月05日