ダン・スロット他のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
すでに発行されている様々な邦訳で存在感を示していた「スーペリア・スパイダーマン」がついに邦訳。その本誌だけでなく前日譚「ダイイング・ウィッシュ」もふくめて邦訳されたので待ってましたといわんばかり。
既刊の解説書に大体の設定がのってしまっているため展開は完全に知っているのだが、それでも実際に読むともう魅力が全然違う。元悪役がヒーロー的な活躍をするだけで面白いのだが、元々のピーター・パーカー本人のような無私のヒーロー性を持っていない悪さを見せつつも、むしろより合理的に物事に対処していく有能さも見せてくれる辺り、複層的な魅力があるのだ。ヒーロー性の部分だけでなく、恋愛のような日常ですら科学的・論理 -
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Posted by ブクログ
ドクター・オクトパスの精神が入ったピーターが正義を執行しようとする話ももう3巻目。
相変わらずの傲慢さで完璧に町の秩序を守ろうとする様が過激化していく様子がうまく描かれている。有能にも見える中、地下で暗躍するゴブリンによってそううまくいかないことが先に読者に分かっている。ドクオックのやり方に対する疑念をしっかり持った状態で読み進めることができるのだ。だがやはり戦果は優秀であるため、こういうことも必要かもしれない、と思わされる部分も。もう少し自然にそう読めるような展開があったらもっと面白いかもしれない。
前巻でピーターが登場しなくなっていることで精神世界での駆け引きの魅力がやや減ったが、かつて自 -
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