國枝すみれのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
アメリカといえば…自由、寛容、ポジティブなどの明るいワードがまず浮かぶ。この本はその影にある闇に迫ったルポ。世の中知らない事だらけ。
なんだかんだ言っても、まだまだ日本は治安が良いんだな…ってのが感想。
オピオイド問題、尊厳死
興味深く読んだ。日本も早く尊厳死を認めてほしい。
BLM、中南米移民問題
どんな背景で保守トランプが支持されてきたのかが分かる。日本で暮らしていたら「生きるか死ぬか」みたいな事に巻き込まれることは無いに等しいけど、彼らは違う。私たちが見ているアメリカってごく一部のキラキラなんだ。
核開発
核と言えば真っ先にヒロシマ・ナガサキを思い浮かべる私。一方で核開発中の人体実 -
Posted by ブクログ
窮屈で出る杭は打たれる国、ニッポン。それに比べてアメリカは自由であり、寛容であり、成功を追求できる国。と、思っていたけど、実はそうではないらしい。
最近では日本とは比べ物にならないほどの格差や差別がアメリカ国民を分断している。その境目がわかりやく見えてきたきっかけがトランプ大統領の登場だった。著者はそんな分断の境目を訪れ、そこに住む人々の暮らしをながめながら、アメリカの苦悩を明らかにする。
薬物や銃を容易に入手できる地域、黒人や先住民を排除する地域、性犯罪者が集う地域、放射能に汚染されている地域。著者が訪れた分断された地でその孤立性はますます拡がっている。著者はそんな彼らを批判せず、日本人