ルリのレビュー一覧

  • 長い長い夜

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    こども時代を象の群れの中で過ごしたシロサイ。みんなと違うけど、足りないところは助け合うから大丈夫。
    その後、他のシロサイと過ごす幸せも味わったけど、やがて地球上最後の一頭のシロサイとなり、たまごを大切に孵そうとするペンギンと一緒に旅をする。
    種類も性別も関係なく、大切な誰かを思う気持ちを大切にしたくなる。
    一頭と一羽の足跡や振り向くペンギンのイラストもたまらなく愛おしい。

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    2025年07月21日
  • 長い長い夜

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    児童小説ですが泣きながら読みました。
    著者のルリ氏は2018年に地上最後のキタシロサイのオスが死亡したニュースを知り、本作を描いたそうです。

    この物語にもオスのシロサイが登場します。
    一人称を主人公とするなら、それはこのシロサイ・ノードンに育てられたペンギンとなるわけですが私にとっての主人公はノードンでした。

    ノードンの最も古い記憶は、自分を囲むゾウ達の長い鼻。ゾウの保護施設にシロサイのノードンはいた。
    ゾウ達に助けられ愛されて育ったノードンは、保護施設の人間たちによって外の世界に戻されることとなる。やがて妻となるサイと出会い最愛の娘を授かり幸せな日々を送るも、密猟者達により突然家族を失っ

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    2024年12月18日
  • 長い長い夜

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     これまで苦手なKポップや韓流ドラマのイメージが強くて、どうしても手が出なかった韓国の作家さんの本。初めて読んでみました。

     翻訳ものでもびっくりするほど読みやすかったです。翻訳物によくある、壮大な視野からの長い長い情景描写もなく、それぞれの動物の主観的視野で、感情を丁寧に描いていて、日本文学に近いけれど、言葉には上手く表せないけれどまた違った感覚もあって…
    すごく、すごく良かったです。

    〜 一つの小さなたまごに すべてをかけた 
    生きものたちの命の物語〜

    と書かれています。

    ◯僕には名前がない。
    でも、ぼくは自分が誰なのか知っている。
    名前を持つってことよりも、ずっと大切なことを教え

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    2024年09月17日
  • 長い長い夜

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    これは、長い長い夜のお話。
    シロサイが、ペンギンたちが過ごしたいくつもの長い長い夜。
    彼らには名前があった。
    ノードン、チク、ウィンボ。
    一頭と二羽の「お父さん」が繋いだ、いのち。
    そう、その、いのち。「ぼく」と「お父さん」たちのお話。
    「ぼく」は動物園のペンギン舎で見捨てられた卵だった。
    ペンギンたちも飼育員たちも遠巻きに見ていた。
    そこに、ふたりの「お父さん」チクとウィンボがやってきて、代わる代わる「ぼく
    」を温めはじめた。
    「ぼく」はチクとウィンボの愛情を受け止めて卵の中ですくすくと育った。
    そこに「戦争」がやってくる───そして、「ぼく」は、シロサイのノードンと出会う───。



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    2024年08月27日
  • 長い長い夜

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    地球で最後のシロサイと、2羽の雄ペンギンに育てられた一つのたまご。彼らがともに歩いた長い旅と、置いてきたものたちと、その間を縫うようにつながれたいのち「ぼく」の物語。

    美しい絵に彩られた美しいお話。素直に読んで、ページいっぱいの絵と色を楽しんで、彼らに心を馳せて、夜を過ごして、一緒に旅をしましょう。それで十分。

    ストーリーが終わったあとの、絵だけが連なる無言のページが好きです。
    彼らの歩んだ足跡が刻まれた一対、そして、最後のページへ。

    …ここまで読んでよかった、と思わせてくれる、よき旅をありがとう、と言いたくなる本です。

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    2025年10月03日
  • 長い長い夜

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    私たちは繋がっていて支えられて生きているってことが感じられる温かい本です。いろんな家族の形fがあって、家族という形じゃなくても支え合って生きているって改めていいなぁと思います。

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    2025年06月06日
  • 長い長い夜

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    4.5年から。最後のシロサイとなったノードン。彼の生きてきた道は、このタイトルに相応しい長い夜を過ごしてきた。あるペンギンとノードンの生き抜いてきたことの全てが、切切と人間である私たちに訴えてくる。サイの絶滅、オスのつがいなど、関連して伝えたい一冊。

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    2024年04月03日
  • 長い長い夜

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    ネタバレ

    動物園にいる動物はもしかしたらこう思ってるかもしれないと思うとなんだか胸が締め付けられそうな感覚になった。
    人間さえいなければ、と人間の私が思ってしまった。
    弱肉強食の世界の中で人間は異色を放っている。
    保護ならまだしも、飼い慣らすのは間違いなのだろうかとすら思えてくる。

    だけど、私は動物が好き、動物園も水族館も大好き
    共存とは?これからも考え続けるべきなんだろう

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    2024年01月13日
  • 長い長い夜

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    地球最後のシロサイと託されたたまごから生まれたペンギンを中心とした児童文学。挿絵がカラフルできれいだけど、内容は結構大人向けかも。

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    2025年01月22日